カテゴリー「映画・テレビ」の記事

2009年12月30日 (水)

ワールド・オブ・ライズ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ワールド・オブ・ライズ』・・・2008年、アメリカ映画。『ブラックホーク・ダウン』のリドリー・スコット監督、『ディパーテッド』のレオナルド・ディカプリオ、『グラディエーター』のラッセル・クロウという豪華タッグが実現した緊迫のアクション・サスペンスです。危険な現場で使命を帯びる凄腕の工作員のデカプリオと安全な場所から電話で現地の協力者達を使い捨てにする冷酷な命令を下すベテラン局員クロウ、対照的な2人のCIAエージェントを軸に、それぞれ重要任務を遂行するため味方をも欺く巧みな【嘘】の応酬で熾烈な頭脳戦を繰り広げていくさまをスリリングに描いています。原作は中東問題に精通するベテラン・ジャーナリストにして作家のデイヴィッド・イグネイシアスが手掛けた同名小説です。舞台はアンマン、ヨルダンを中心にオランダ、イギリス、アメリカのワシントンとめまぐるしく展開します。世界をまたいだ騙し合いの応酬で見ていて混乱しそうになりますが、単純なストーリー展開のお陰でなんとか付いていけました。現地女性をナンパした恋愛模様も取って付けたようで中途半端でした。ストーリーは目新しさはないですが、テンポの良さと大量に火薬を使った迫力あるアクションシーンと緊迫感ある展開は最後まで目が離せませんでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年12月29日 (火)

カーリー・スー

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『カーリー・スー』・・・1991年、アメリカ映画。ホームレスの孤児カーリー・スーとその保護者ビルが当たり屋に精を出して生活しています。不幸にも二回もカモにされてしまったのは、人の良いエリート女弁護士。やがていつしか3人は離れがたい思いを抱くようになっていきます。『ホーム・アローン』シリーズなどキッズ・ムービーはお任せ、ジョン・ヒューズ監督のハートウォーミング・コメディです。事務所の共同経営者までしている敏腕女弁護士が車で人にぶつけて警察も救急車も呼ばずに自宅へ連れて帰って介抱する導入の設定からしてありえない。ホームレス親子が家に居座り続けて食事や服を買い与えている間に情が湧いてきて3人仲良く暮らすまでを描いています。ストーリーは無茶苦茶ですが、カーリー・スーの可愛い仕草とエリートとホームレスの生活観や性格のギャップが笑いを誘います。カーリー・スーが付けている母親の形見の指輪が思わせぶりなのに展開が広がらなかったのが残念です。★★★☆☆星3つ

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2009年12月28日 (月)

インクレディブル・ハルク

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『インクレディブル・ハルク』・・・2008年、アメリカ映画。2003年にアン・リー監督、エリック・バナ主演で実写映画化されたマーベル・コミックの人気キャラクターを、演技派エドワード・ノートンが主演に加えて自ら脚本にも深く関わり装いも新たに再映画化したヒーロー・アクションです。怒りの感情によって緑色の巨人【ハルク】に変身してしまう主人公ブルース・バナーが葛藤を乗り越え自らの運命に立ち向かう姿を迫力のアクション・シーン満載で描き出しています。共演はリヴ・タイラー、ティム・ロス。監督は『トランスポーター』シリーズのルイ・レテリエです。心拍数が200を越えると(おかげでリヴ・タイラー演じる彼女とのエッチも途中で中断するしかない)ハルクになってしまう悲しい主人公の逃亡劇と治療法解明する様を描いています。前回の【ハルク】は無かったことにして仕切りなおしのストーリーです。テンポが良くて適度なペースで攻防戦があるので退屈はしません。でも敵役も同じ薬を投与したクライマックスはハルクVS偽ハルクでモンスター同士の戦いは街中を壊しまくりの単なる怪獣映画になってしまいました。エンディングにチラッと同じくマーベル・コミックを映画化した【アイアン・マン】が顔を出し、これからの話の展開が広がる予感がありました。★★☆☆☆星2つ

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2009年12月25日 (金)

エグジット・スピード

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『エグジット・スピード』・・・2008年、アメリカ映画。荒野の田舎道で凶悪なバイカー軍団に襲われた長距離バスの乗客たちの戦いを描くバイオレンス・アクションです。前半は『マッドマックス』ばりのカーアクション、後半は逃げ込んだ自動車整備工場跡が舞台で西部劇の砦の攻防戦のような戦いが繰り広げられます。出演は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズも懐かしい、すっかりオバちゃんのリー・トンプソンです。最後まで一言も発しないやたらテクニシャンなバイカー軍団の不気味さ、ろくに武器もない中でそれぞれの特技を生かして敵に立ち向かう乗客たちの姿など意外に面白く、掘り出し物でした。ほとんど無名俳優ばかりの中、主人公と思えた人物がいきなりあっさり死んでしまったりと誰が最後まで生き残るか予想もできない面白さもあります。凶悪な割にはバイクで突っ込むか銃を撃つくらいしかできない頭の弱いバイカー軍団はご愛嬌です。激しいサバイバルゲームは生き残るのはほんの数名で、最後までハラハラしました。★★★☆☆星3つ

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2009年12月21日 (月)

感染列島

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『感染列島』・・・2008年、日本映画。新型ウイルスによるパンデミック(感染爆発)の脅威が人類に襲いかかるパニック・ヒューマン・ドラマです。恐るべき致死率の未知のウイルスが日本列島に侵入、瞬く間に全国へと蔓延していく中、極限状況で愛する者を守るために奔走する人々の姿を描いています。主演は妻夫木聡と『武士の一分』の檀れいです。監督は『フライング☆ラビッツ』の瀬々敬久です。気合が入った大作ですが噂通り突っ込みどころ満載です。当初は新型インフルエンザかも?と、マスコミ等が流行を煽っているのに街中のほとんどの人達がマスクもしていません。症状は主に発熱と出血ですが、えらい簡単に日本全国津々浦々にまで広がります。そしてたった数日で都会は何故か廃墟となります。その後、生き残った人達だけ急にマスクをしています。 

 主人公の救命救急の医者は運ばれて来る患者を不眠不休で治療する傍らウィルスの発生源を探る為に東南アジアまで向かいます。そしてウィルスが蔓延している島へマスク1個で上陸します。発生源は分かっても結局治療法は分からず、ウィルスが日本に広がった原因だけ分かります。それも島の診療所で伝染病の治療にあたっていた日本人医者が感染して咳をしながらもマスクも無しで帰国したというお粗末さです。結局、完治した最初の感染者から血清を採取して治療するという誰でも思いつく方法を最後の最後に試します。症状が軽い主人公の彼女よりも後から血清を投与される出血しまくりで虫の息の患者の方が助かります。そして症状の軽い主人公の彼女は先に血清を投与しながら何故か死んでしまいます、こんな間抜けで強引なストーリー展開、お涙頂戴演出では盛り上がりません。全く感情移入できませんでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年12月19日 (土)

春よこい

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『春よこい』・・・2008年、日本映画。佐賀県を舞台に、殺人事件を起こして行方をくらました男と、残された妻と息子の姿を描く家族ドラマです。主演は工藤夕貴、共演に西島秀俊、吹石一恵、小清水一揮、監督は『オリヲン座からの招待状』の三枝健起です。事件から4年後、工藤夕貴が朝から晩まで働き続け何とか生計を立てています。息子は小学3年生くらい、父親の顔も段々忘れかけています。忘れかけると交番の指名手配に載っている父親の写真を見に行きます。その様子を見た新聞記者が記事にしたことにより静かに暮らしていた母子に再びいじめが始まります。実話をベースにしているようですが、脚色というか1時間50分まで話を広げるのがとても下手で無駄なシーンが多くダラダラと時間だけが経過していきます。結局、新聞記事を見た父親が戻って来て一晩、家族と過ごし自首して終わります。登場人物がたくさん出てきますが盛り上げるにはあまり効果はなく単なる時間繋ぎの為に出ている感じです。泣ける話のはずが導入と最後以外は全く見所がありませんでした。★☆☆☆☆星1つ

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2009年12月16日 (水)

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』・・・2009年、日本映画。2005年から2006年にかけて放映され人気を博した同名TVアニメを、大幅な新作カットを追加して設定も変更して劇場版として再構成しました。TVシリーズとは違うレントンとエウレカのもう一つの物語が瑞々しく展開していきます。いつものようにTVシリーズは未見です。2009年、突如出現した謎の生命体イマージュ。以来、人類とイマージュの戦いは半世紀も続いています。イマージュと戦う第303独立愚連隊の少年兵レントンは人型ロボット【ニルヴァーシュ】を巧みに操り8年前に消息を絶った幼なじみの少女エウレカの行方を追い求めています。主人公は14歳の少年で人類がアゲハ神話と呼ばれる予言書に振り回されるストーリーは『エヴァンゲリオン』だし相手と会話をしながら戦闘をする演出は『ガンダム』です。詳しい設定や展開、飛びかう専門用語、最後はどうなったのかも難しくて1度見ただけではよく分かりませんでした。戦闘シーンは激しくてスピーディーで綺麗で見ごたえがありました。★★☆☆☆星2つ

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2009年12月15日 (火)

イルマーレ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『イルマーレ』・・・2001年、韓国映画。2006年にハリウッドリメイクされたオリジナル版です。海辺に建つ一軒家に備え付けられた郵便受けを媒介に、2年の時を隔てて存在する男女が手紙を交換し愛を育んでいくロマンチック・ラブ・ストーリーです。1999年12月、【イルマーレ(海)】と名付けられた海辺の一軒家が舞台です。この家から引っ越していくひとりの女性が郵便受けに手紙を置いていきます。それは、新たな住人に宛てたものでしたが、その手紙はなぜか2年前である1997年現在そこに住んでいる青年の許に届いてしまいます。2年前の人間との文通です。アイデアはなかなか良かったですが、時を隔てている為に2人が会えない分展開に広がりがありません。海辺の綺麗な景色と実用的ではないけれどかっこいい家とオシャレな生活も最初は新鮮でしたがすぐに飽きてしまいました。ゆったりしたストーリー展開だったのに終盤に韓国映画お得意の交通事故による急展開です。悲恋に終わるのかと思ったら最後は取って付けたようなハッピーエンドです。急展開以降がすごく雑で余韻がありませんでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年12月 9日 (水)

シャッター

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『シャッター』・・・2008年、アメリカ映画。『THE JUON/呪怨』の製作陣が2004年のタイ映画『心霊写真』をハリウッドでリメイクしたスピリチュアル・ホラーです。新婚旅行で日本を訪れた夫婦が得体の知れない女の恐怖に見舞われていくさまとその真相を描いています。主演は『ザ・スカルズ/髑髏の誓い』のジョシュア・ジャクソンと『トランスフォーマー』のレイチェル・テイラーです。また、奥菜恵が物語の焦点となるキャラクターを演じ、これがハリウッドデビューとなります。監督もこれがハリウッドデビューとなる『パラサイト・イヴ』『感染』の落合正幸です。ハリウッド映画ですが、『THE JUON/呪怨』と同じように舞台は東京で主人公とその仲間以外はほとんど日本人で監督も日本人なので外国映画という気がしません。主人公は華がなく地味ですし、展開も地味ですし、奥菜恵が扮する亡霊も『リング』の【貞子】とキャラが似ていますが攻め方はおとなしくて地味です。今回の亡霊は夫にとり憑きます。ふと鏡を見ると肩に青白い奥菜恵が乗っています・・・。ギャグみたいですが暗闇の中の演出だと結構ゾッとします。そんな感じの怖がらせ方ばかりです。最近のホラー映画はゾンビ物やアクション物ばかりでやたら残酷で血がドバドバ出る作品ばかりだったので、久々に見たこういうタイプのホラー映画は新鮮でした。見終わった後、歯を磨きに洗面所へ行くとき少しビビリました。でも、やっぱり地味な映画です。★★☆☆☆星2つ

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2009年12月 8日 (火)

ブタがいた教室

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ブタがいた教室』・・・2008年、日本映画。1990年に大阪の小学校で実際に行われ賛否両論を巻き起こした授業を映画化しました。食育といのちの大切さをテーマに【子ブタを自分たちで飼育し自分たちで食べる】という実験的な実践授業に挑んだ新任教師の星先生と26人の児童たちの1年間を見つめ、最終的にブタの処遇を巡ってクラスを二分しての白熱の議論を戦わせるさまをドキュメンタリー・タッチで綴っています。主演は妻夫木聡です。小学6年生の児童達が4月から飼育している1ヶ月ごとの様子と飼育6ヶ月目、卒業式前、卒業式直前の3回のホームルームの議論の様子を描いています。飼育は最初はぎこちなかったのが徐々に楽しそうにしているように変化している様子がよく分かります。見所はホームルームの議論です。名前も【Pちゃん】と付けて毎日世話をしていると愛着も湧いてきます。ブタを本来の目的通りに【食肉センターへ送るべき】か、路線変更して【ペットとして下級生に引き継いで飼育してもらう】か意見が真っ二つに割れてしまいます。どちらが正しいと言えないこの問題は大人が同じ状況に置かれても結論は難しいと思います。このホームルームのシーンは台本はわざと白紙になっていたそうです。児童達の発言は大人が考えたセリフではなく飼育していた彼ら自身の本当の言葉です。子供は子供なりに一生懸命に考えて感情をむき出しにしたり、抑えたりしながらそれぞれ発言する様子は胸を打ちました。教師の発案で児童達をこんな状況に追い詰めたことは問題ですが、命についてとても考えさせられる映画でした。★★★☆☆星3つ

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