カテゴリー「映画・テレビ」の記事

2009年11月 9日 (月)

最後の初恋

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『最後の初恋』・・・2008年、アメリカ映画。『運命の女』以来の共演となるリチャード・ギアとダイアン・レイン主演で贈る大人のラブ・ストーリーです。『きみに読む物語』のベストセラー作家ニコラス・スパークスの同名恋愛小説の映画化です。それぞれに悩みを抱えた中年の男女が運命的に出会い、互いを共感するうちにいつしか惹かれ合っていく恋の行方を、切なくもロマンティックに描いています。浮気をして別居中のご主人に子供達を預け友達が経営する閑散期のプチホテルの留守番をする主婦と医療事故で患者を死なせてしまった家族に会いに来て宿泊する医者が主人公です。ホテルは海辺にあり周りも絶好のロケーションなのに舞台のほとんどがホテル内でのやり取りがもったいないです。そこで2人っきりで過ごす数日を描いています、そして内容は会話が中心で少し単調です。最初はホテルの人間と客という間柄が2人っきりという環境で序々に距離が縮まり、嵐の夜が2人を結びつけてしまいます。やがて彼は息子に会いに必ず戻ると言って海外へ旅立ちます。ダイアン・レインは最初は化粧気がなくてやつれた表情だったのが後半は綺麗になって生き生きしていきます。でも韓国映画ばりの急展開で取って付けたようにリチャード・ギアが事故で死んでしまい、悲しみに暮れて終わります。全然泣けませんでした。一番、心に響いたのは主人公の男女の運命ではなく医療事故で亡くなった家族との対面シーンでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年11月 8日 (日)

ハンコック

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ハンコック』・・・2008年、アメリカ映画。ウィル・スミスがトラブル・メーカーのヒーローに扮したアクション・コメディです。空を飛び並外れたパワーで様々な事態を解決、人々に尊敬されるはずが、その粗暴な解決過程と言動で嫌われ者となっているスーパーヒーローの成長と活躍を描いています。共演にシャーリーズ・セロンです。危機一髪のところを助けた男の仕事がPRマンで、恩返しに周りから好かれるヒーローになるようにイメチェン作戦を練ってくれます。解決過程や言動を少し改めるだけで周りの評価や生活がガラッと変わっていきます。前半の迷惑なダメダメヒーローぶりから後半はスーパーヒーローぶりの活躍を描いています。CGを使った大惨事の救出シーンの数々は大迫力です。やり方次第で内容は同じなのに周りの評価は全然違います。ところがもう1人同じ能力を持つシャーリーズ・セロンが出てきてからは意外な方向へ進み失速します。何故ハンコックは記憶喪失なのか?彼らは何者なのか?他の仲間は?鷲のエンブレムに拘る意味は?すべて謎のまま終わります。2人が愛し合い近付くとそれに反比例してスーパーパワーは無くなってしまうので、最後はロスとニューヨークに泣く泣く別れてしまいます。でもハンコックは記憶喪失、シャーリーズはご主人がいるので泣く泣く別れる意味もイマイチです。映画オリジナルキャラクターなのでシリーズ化するつもりなのか?この映画単体としては消化不良に終わってしまっています。★★☆☆☆星2つ

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2009年11月 7日 (土)

俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-』・・・2008年、アメリカ映画。それぞれの片親同士が結婚したことから義理の兄弟となった2人の中年ダメ男が、大人げない言動で衝突を繰り返し、騒動を繰り広げていくさまを描いたドタバタ・コメディです。監督は『俺たちニュースキャスター』のアダム・マッケイ。出演は『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレルと『シカゴ』のジョン・C・ライリーです。主人公の2人は40歳と39歳になりますがどちらもパラサイトシングルでニートの設定です。私も時々幼稚なことをしますが彼等は24時間幼稚な行動を通している大きな子供で、身体が大きい分周りの被害が甚大です。さらにとてもスケベです。アメリカ映画特有のお下劣ギャグと派手に物をぶち壊すオンパレードです。私はこういうのは好きで大爆笑の連続でした。最初はいがみ合っていた2人が気持ちが通じ合い徐々に仲良くなっていきます。予定調和的な展開で後半は失速気味になりますが1時間半のコメディで気楽に見られて笑わせてもらいました。★★★☆☆星3つ

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2009年11月 6日 (金)

スタートレック

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『スタートレック』・・・2009年、アメリカ映画。テレビドラマや映画でおなじみの『スター・トレック』を再構築し、ジェームズ・T・カークの若き日を描くスペース・アドベンチャーです。あるアクシデントによりUSSエンタープライズに乗ることになったカークが、宇宙への冒険で成長していく姿を描いています。監督は『クローバーフィールド/HAKAISHA』のJ・J・エイブラムス。カークを演じるのは『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』に出演しているクリス・パイン。1960年代から続く人気シリーズが、最新のVFXを駆使してどう生まれ変わったのかが見どころです。題名が出る前のプロローグから激しい攻防と熱いドラマで一気に心を掴まれました。若い俳優に一新された主要キャストも躍動感に溢れ若さ故の荒々しさや熱さが魅力的です。初心者からでも見られるように設定をリセットする為に少しややこしい説明が入りますが気になりません。テンポは良いし、素晴らしい特撮で全編見せ場の連続で、ユーモアあり、人間ドラマあり、若者たちの成長も描いてありとても濃密な2時間でした。でもやはりこれは大きなスクリーンで大音響で見てほしいです。★★★★☆星4つ

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2009年11月 4日 (水)

ハッピーフライト

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ハッピーフライト』・・・2008年、日本映画。『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の矢口史靖監督が航空業界の舞台裏を題材に描いています。飛行機1回のフライトに携わる多種多様なスタッフそれぞれにスポットを当て、空の安全を陰に日向に支える【空のプロフェッショナル】たちが織りなす様々な笑いと感動のエピソードを、全日空全面協力の下、リアルかつ臨場感いっぱいに描き出しています。主演は田辺誠一、共演に時任三郎、綾瀬はるかです。全日空ホノルル着1980便の搭乗から着陸までに携わるありとあらゆる舞台を描いています。操縦室や客室だけでなく搭乗受付、整備士、管制塔などなどあまり内容が知らない部署の色々な人達が出てきます。各部署の紹介はユーモアたっぷりに小ネタを絡めて笑いを取りながら簡潔に描き、その後はそのプロフェッショナルぶりが披露されます。前半はとぼけた人達の行動で笑いが中心でコメディですが、後半はパニック映画ばりの緊張感ある作品へとガラッと変わり2度おいしい映画でした。大爆笑はありませんが、ほとんどのシーンで『クスクス』笑えて、飛行場に携わる人達の仕事内容は『へ~そうなんや~』の連続で勉強できて、最後は『オ~~』と手に汗握ってと内容がとても濃かったです。基本はコメディなので1時間40分くらいという上映時間もベストです。日本航空全面協力でトホホな作品の『フライング・ラビッツ』と今回の素晴らしい映画に協力した全日空、映画の内容と会社状況が見事に正比例していました。★★★★☆星4つ

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2009年11月 3日 (火)

デス・レース

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『デス・レース』・・・2008年、アメリカ映画。『トランスポーター』のジェイソン・ステイサム主演で放つ超絶バイオレンス・アクションです。ロジャー・コーマン製作のカルト・ムービー『デス・レース2000年』を『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が新たな設定でリメイクしました。近未来の刑務所を舞台に、囚人同士が繰り広げる命を賭けた見せ物カー・レースをスピード感溢れる迫力の映像で描いています。主人公は場内を3周回るレースに生き残り続けて3回戦の決勝まで進みます。映画のほとんどがレースシーンになります。レースシーンはすごく迫力があり見応えがありました。でも3レースとも同じ場所で同じルールで同じ顔触れ(雑魚キャラは次々事故死していきます)なので後半は単調に感じました。レース後がクライマックスだと思いましたが、いまいち盛り上がりに欠けました。武器を積んだ改造車が次々出てくるのは『マッドマックス2』とそっくりだし、レースは市民の娯楽としてテレビ中継されており、勝てないようになっている出来レースに生き残り続けるストーリーは『バトルランナー』とそっくりでした。この2作品をうまくミックスさせた作品でした。★★★☆☆星3つ

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2009年11月 1日 (日)

コドモのコドモ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『コドモのコドモ』・・・2008年、日本映画。小学5年生の女の子が妊娠・出産するというセンセーショナルなテーマを扱ったさそうあきらの同名コミックを、同じ原作者の『神童』に続いて萩生田宏治監督で映画化した異色ドラマです。衝撃的な設定を通して命の尊さや性教育の是非、そして仲間を思いやり、自分たちで奇跡を成し遂げる子どもたちの力強い姿を真摯な眼差しで綴っています。主演はオーディションで選ばれた新人の甘利はるなです。主人公の女の子は時々していた遊び【くっつけっこ】が、ある日の授業で教わった性教育で子供を作る行為【セックス】だということを知り驚愕します。やがて心配した通りお腹が大きくなってきます。担任教師は自分の教育理念を児童に強要することに夢中、教頭や他の教師も一般論を遂行している自分達に酔っています。家族は女子高生である長女の年頃の行動の方が目が離せない状態です。と、いうことで周りの大人は誰も子供達の変化や声を聞く余裕がありません。大人に相談しようとしても誰も聞いてくれない子供達は図書室で勉強してクラスで団結して自分達だけで出産までしてしまいます。『あんなにオナカが大きいのに普通は気付くで〜』『子供達だけで出産なんて絶対ありえへん』とか至るところに突っ込みを入れながらも先が気になり目が離せません。現実に女子高生が自宅のトイレで1人で出産しても誰も気が付かない事件が時々ある訳ですから全く荒唐無稽な話ではありません。設定は衝撃的ですがエロいシーンは一切ありませんし、監督自身『これはファンタジー作品です』と、言っている通りあまり目くじらを立てずに気軽に終始突っ込みを入れながら子供達の活躍を見守る作品でした。★★★☆☆星3つ

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2009年10月30日 (金)

河童のクゥと夏休み

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『河童のクゥと夏休み』・・・2007年、日本映画。 劇場版『クレヨンしんちゃん』シリーズの『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』で数々の賞に輝いた原恵一監督が木暮正夫の同名児童文学を映画化した感動ファミリー・アニメーションです。不思議な力を秘めた河童のクゥと出会った少年のひと夏の冒険を家族の絆や友情の大切さを織り込みつつさわやかに綴っています。いきなりクゥの父親が侍に切り殺されるシーンから始まります。それがまた壮絶でビックリしました。その後は舞台が現代になり主人公の少年とクゥや少年の家族とのやりとりが中心になります。何気ない日常会話や田園風景の連続だけなのに素朴な会話、美しい風景がとても爽やかで心に響きます。話はひょんなことから河童のクゥを飼うことになった家族の夏休み中の出来事を出会いから別れまで描いています。少年の成長、同種以外を疎外する人間社会、家族の絆、友情、自然の大切さなどをうまく織り交ぜてありました。最後の別れも大げさな演出じゃないのに感動を誘いました。河童のクゥも最初は見た目がそんなに可愛くないのに少年と同じような素朴な性格と声優がマッチしていて可愛く見えてきます。2時間20分くらいありますが全然長さを感じませんでした。★★★★☆星4つ

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2009年10月29日 (木)

俺たちダンクシューター

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『俺たちダンクシューター』・・・2008年、アメリカ映画。 『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレルが今度はバスケットボール選手を演じる痛快ドタバタ・スポ根コメディです。エンタテインメント性を重視した独立リーグABAがNBAに吸収消滅されることになった1976年の実話のエピソードをモチーフに弱小チームのワンマン・オーナーの奮闘を1970年代のノスタルジックな風俗を前面にコミカルに描いています。共演はウディ・ハレルソンです。高いレベルのプレーを競うよりも試合前後やハーフタイムのショーの方に力を入れているみたいです。こんなリーグが実在していたんですね。でもマンネリのショーもすべってばかりでお客の入りは閑古鳥です。そしてリーグ上位4チームだけNBAに吸収合併され残りは解散する話になりチームは生き残りを掛けてプレー内容にも力を入れはじめ快進撃が始まります。ギャグは下品ですがたまに爆笑させてもらいました。でもウィル・フェレル以外の強烈な個性的なキャラはいないしコメディよりもスポ根よりだしストーリーがありきたり過ぎて試合内容もお粗末です。当時のファッションとウィル・フェレルのパフォーマンスだけと意外に見所が少ないです。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月27日 (火)

ICHI

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ICHI』・・・2008年、日本映画。勝新太郎や北野武が演じて世界的にも人気を博した異色ヒーロー【座頭市】を設定を女に変えて綾瀬はるか主演で映画化したアクション時代劇です。自らの身を仕込み杖に隠した剣のみに頼り、孤高を貫き生きる女、市が男たちと繰り広げる壮絶な闘いと、初めて出会った運命の男との切ない恋の行方を描いています。共演は大沢たかお、中村獅童。監督は『ピンポン』『ベクシル 2077 日本鎖国』の曽利文彦です。曽利監督なのでCGやワイヤーアクションばりばりかと思えば意外に正統派な時代劇でした。大沢たかお演じる過去の悲しい出来事で刀が抜けなくなった浪人がもう1人の主役です。刀が抜けないなら殺し合いに参加しなかればいいのに下手に参加して刀が抜けずへたり込んでしまうばかりです。おかげで彼を頼りにしていた仲間がドンドン殺されていきます。そこへ市が助けにくるという同じようなシーンばかりで歯がゆいです。やっと最後の最後に刀が抜けたと思ったらあっさり死んでしまいます。綾瀬はるかのアクションシーンはまあまあですがスローモーションを多用し、同じようなシーンが多く、話は暗いしと爽快感は全然ありませんでした。これは娯楽アクション映画ではなかったのでしょうか?力作ではありましたが期待はずれでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月26日 (月)

メッセンジャー

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『メッセンジャー』・・・1999年、日本映画。ホイチョイ・ムービー第4弾は自転車で書類を運ぶ自転車便がテーマです。主演は草彅剛、飯島直子です。いまだにバブリーな生活を送る輸入アパレルブランドのプレスのヒロイン。でもブランド本社の倒産から出資商社が撤退を決め、衣食住の一切を商社の経費で生活していた彼女は一文無しになり、運悪く人身事故まで起こしてしまう。示談を図ろうとするが、相手の条件はなんと自分に代わって自転車便で働いてほしいというものでした。自転車で東京の街中をあちこち疾走するシーンはとても爽やかでした。でも快走シーンの演出としてギアを軽くしてペダルの回転数を上げていましたが、自転車が全然前に進んでいないので素人目から見ても違和感ありありです。前半の自転車便の世界の紹介、仲間が徐々に集まっていく過程は楽しかったです。でも後半のライバルのバイク便との配達競争はあまり良くありませんでした。バイクは交通ルールを守らされ、自転車は信号無視は当たり前で歩道、駅構内、エレベーターなどを走り回り完全にルール無視です。バイク便も妨害要員を使って自転車の行くてを妨げます。そして結局、勝負の分かれ目は相手の足を引っ掛けるだけというお粗末さでした。もう少し自転車の特性を生かした勝ち方を見せて欲しかったです。でも飯島直子がハツラツとしたヒロインを魅力的に好演しておりテンポもあり中だるみもないのでなかなか楽しめました。★★★☆☆星3つ

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2009年10月25日 (日)

エグザイル/絆

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『エグザイル/絆』・・・2006年、香港映画。香港の鬼才ジョニー・トー監督が『ザ・ミッション 非情の掟』の主要キャストを再結集し、熱き男たちの絆とロマンをスタイリッシュに描き出したノワール・ムービーです。返還目前のマカオを舞台に、それぞれの使命を帯びて対立する裏社会の男たちが辿る予測不能の運命を、ユーモアを織り交ぜつつ往年のマカロニ・ウエスタンを彷彿させるケレンたっぷりのカメラワークで綴ってゆきます。演出やストーリー展開は西部劇風で主人公は現在ヤクザという感じです。主人公達の行動はコイントスで決めて行くので行き当たりばったりです。これがいい意味では予測不能ですが、悪い意味ではまとまりがなくストーリーもなくダラダラしています。やたらと撃ち合いのシーンがありますが暗闇の密室で大勢の男達が撃ち合うばかりです。敵味方も分からず誰が誰に撃って誰が撃たれたのかさっぱり分かりません。最後は敵味方みんな撃たれて死んでしまいます。男達は死に場所を探していたみたいです。ジョニー・トー監督の趣味でちょっとお遊びで作ったような作品でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月23日 (金)

ハピネス

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ハピネス』・・・2007年、韓国映画。派手だった仕事も恋愛もうまくいかなくなり、おまけに肝硬変で絶望に沈む男が入った療養所で難病を抱えながらけなげに生きるヒロインと恋に落ちます。主演は『アメノナカノ青空』のイム・スジョン、『ユア・マイ・サンシャイン』のファン・ジョンミンで監督は『八月のクリスマス』のホ・ジノが描くラブストーリーです。男は規則を守らない療養生活をする中でお互い一目惚れなのか突然恋愛関係になります。そして急に2人で退院をして2人で同棲を始めます。このままほのぼのとした生活をして静かに看取るのかと思えば、男が急に街へ出かけてかつての派手な生活にハマリ恋人とヨリを戻してしまいます。残されたヒロインは病気が悪化し死を迎えます。知らせを聞いて飛んで戻っても後の祭り・・・。展開が急な割には全然盛り上がりません。自分勝手な男の行動も全然共感できません。最近の韓国の恋愛映画は全然盛り上がりがありません。★☆☆☆☆星1つ

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2009年10月21日 (水)

ブラインドネス

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ブラインドネス』・・・2008年、日本/ブラジル/カナダ映画。『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督がノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説『白の闇』を国際色豊かなキャスト陣で描いたパニック・サスペンスです。ある日突然失明する謎の病気が感染症のように世界中に蔓延していく中、隔離施設に閉じ込められた発症者たちが極限状況で露わにしていく様々な人間の本性を寓話的に描き出しています。主演はジュリアン・ムーア、日本からも伊勢谷友介と木村佳乃が参加しています。失明した患者が次々送り込まれる隔離施設はすぐにパンク状態になります。感染を恐れて管理者や看護をする者もいない患者だけが入っている最悪の環境です。目が見えないので掃除も着替えもままならない状態で衛生面も悪化する一方です。映画の大半はこの施設内での数ヶ月間の出来事、文明社会の秩序が段々崩壊していく様子を描いています。たった1つ視覚を失うだけでここまで文明が崩壊してしまうとは恐ろしいです。低予算で作られたと思いますが廃墟となった都市の街並みなど展開や映像はリアルでした。主役ではありませんが日本人夫婦を演じる2人は出番がたくさんあり存在感がありました。地味な作品ですが目が見えることはありがたいと再認識できた作品でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月19日 (月)

ハプニング

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ハプニング』・・・2008年、アメリカ映画。『シックス・センス』『ヴィレッジ』のM・ナイト・シャマラン監督が贈る驚愕のミステリー・サスペンスです。大勢の人間が次々と自ら命を絶つという異常現象が発生、原因が分からないまま逃げまどう人々がパニックに陥っていくさまを生々しくかつ衝撃的に描いています。主演は『ザ・シューター/極大射程』のマーク・ウォールバーグです。『シックスセンス』のインパクトが強すぎてシャマラン監督の作品には最後に明かされる【意外な真実】【どんでん返し】を期待してしまいがちです。期待を裏切られ続け、前作の『レディ・イン・ザ・ウォーター』ではとうとう最後まで何もありませんでした。もう私は彼に過度の期待をせずに【B級ネタのサスペンス監督】として見ています。今回も『バイオテロかも?』など情報が錯綜する中で『植物の報復と思われる』と言うだけで最後までこの現象の原因ははっきり明かされないまま時間の経過と共に収束します。ただ主人公達の右往左往している様を描いているだけです。でもそれが逆に臨場感があり共感、感情移入できました。私の身近なところでは関西周辺で流行った鳥インフルエンザがありますが、あれも結局よく分からないうちに収束し、最近では豚インフルエンザ騒ぎです。『原因はよく分からないけど周辺で恐ろしい病気が流行っている』という怖さがタイムリーでした。それだけでは展開にインパクトがないので安全な土地を探して移動する主人公の行く先々で様々な自殺者が出てきます。どれもショッキングな描写の連続です。上映時間も約1時間半とB級ネタのサスペンスとしてはちょうど良かったです。★★★☆☆星3つ

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2009年10月18日 (日)

ハンサム★スーツ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ハンサム★スーツ』・・・2008年、日本映画。身に纏うとハンサムになれるスーツを手に入れたことから着用後の華やかなハンサムライフを切り開いていくブサイク男の顛末を描いたコメディです。人気放送作家・鈴木おさむによる脚本を、本作で劇場映画初監督となるCMディレクターの英勉がポップなビジュアルで映像化しました。大衆食堂を営む主人公のブサイク男にはお笑いコンビ、ドランクドラゴンの塚地武雅、変身後のハンサム男には谷原章介、メインのタイアップは洋服の青山です。ブサイク男の悲しい生活ぶりから一転、ハンサム男の生活は楽しさいっぱいです。スーツを手に入れた主人公は2つのキャラの二重生活を始めます。大きなギャップを楽しむだけで良いのに谷原章介とダブル主演の為かハンサム男の生活ぶりを描く尺が多すぎます。『洋服の青山』を露骨に出しすぎます。おかげで上映時間が二時間近くなり途中ダラダラ、グダグダ感がありました。ブサイク男時の大衆食堂店員役の大島美幸と塚地のやりとりはホノボノしていて良いです。ハンサム男時の谷原も弾けていて頑張っています。挿入歌も80年代のJポップをふんだんに取り入れ私達の世代は懐かしいです。前半と最後はそこそこ楽しめました。やっぱりこの手の企画物コメディは1時間半くらいであっさり仕上げ欲しいです。★★★☆☆星3つ

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2009年10月16日 (金)

カンフー・パンダ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『カンフー・パンダ』・・・2007年、アメリカ映画。古代中国を舞台に描くドリームワークスの劇場用武闘アニメです。脱獄した悪のカンフー使いタイ・ランが中国の平和の谷を襲います。これに対抗するため、マスター・モンキーやマスター・タイガレスら名だたるカンフーの達人たちがまず腕を競うが、最終的に実力を認められたのはカンフーおたくでラーメン屋さんの息子のパンダ、ポー。彼は達人の師匠に弟子入りするものの、ぐうたらなポーに過酷な試練が待っていました。ジャッキー・チェンが監修しているだけあって格闘シーンは見ごたえがありました。格闘シーン以外はコメディタッチです。出演者はすべて動物ですが古代中国が舞台でコメディ劇と格闘劇がセットで過酷な修行シーンもあってと昔のジャッキーの映画みたいでした。徐々に逞しくなっていくパンダの成長ぶりも見ていて楽しかったです。★★★☆☆星3つ

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2009年10月15日 (木)

ファイヤーライン

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ファイヤーライン』・・・1997年、香港映画。『ブレイキング・ニュース』(04年)のアジアの鬼才ジョニー・トー監督が香港の消防士たちの活躍をスリリングに描き、【香港版『バックドラフト』】と呼ばれたパニック・アクションです。体を張ったアクションが売りの香港映画らしくCGはほとんど使わず本当の炎や爆発の中でのアクションはすごい迫力でした。主人公達はある消防署のレスキュー隊です。最初の1時間は彼らの人命救助の模様を描いています。エレベーター事故、火災現場、交通事故、投身自殺志願者救助、災害事故など様々なレスキューシーンがバラエティー豊かに描いてあります。レスキュー隊には女性隊員も入っており男性隊員と変わらない活躍をしています。人物像も主人公のチーフ、署長、女性隊員3人のそれぞれの家庭の問題を背景に描き人間ドラマに厚みを持たせてあります。小さなエピソードをテンポ良く進めた前半から一転後半の40分は工場の大火災現場のみです。消防士の話なのにあまり火災シーンがないなぁ〜と、思っていたら、ここからはひたすら大爆発と炎の連続です。こんなに炎に囲まれ続けた長いアクションシーンは見たことがありません。後半40分全部がクライマックスというサービス精神旺盛さが香港映画らしいです。知っている俳優、華がある俳優がいませんし、若干都合の良い展開もありますが韓流映画ブームの影でこんなに熱い作品が埋もれていたとは知りませんでした。香港映画・ジョニー・トー監督は要チェックです。★★★☆☆星3つ

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2009年10月13日 (火)

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』・・・2008年、日本映画。2008年7月、北海道の洞爺湖で開催されたサミットに合わせて製作された特撮怪獣パロディ・ムービーです。監督は『日本以外全部沈没』『ヅラ刑事』の河崎実です。主演は『花より男子ファイナル』の加藤夏希です。洞爺湖サミットのため主要8ヵ国の首脳が一堂に会する中、札幌に宇宙から飛来した大怪獣が現われます。非常事態にサミットの中止が検討されますが首脳たちはギララと名付けられた大怪獣に立ち向かう道を選択します。それぞれの国の代表そっくりな役者を使いお国柄を反映した作戦でギララ退治に乗り出します。これがそれぞれ実に馬鹿馬鹿しい作戦ばかりで笑います。低予算映画なのでお金が掛かるギララが街中で暴れるシーンは40年以上前の作品『宇宙大怪獣ギララ』の使い回しです。新しいシーンは山中の大きな広場での攻防だけです。でも古い作品のシーンはデジタル処理し、新しいシーンはチープに作り全然違和感無く繋いでありました。どの作戦も通用するはずもなく最後は古い神社にまつってあるビートたけし扮する【タケ魔神様】を目覚めさせる為に村人が『ネチコマ、ネチコマ、ネチコマ』と言いながらいわゆる【コマネチポーズ】で輪になって踊ります。緊張すると体調不良ですぐに姿をくらますイベ首相、やたら口を挟んでくる大泉元首相などすぐに誰だか想像できるキャラクターが続々と出てきます。馬鹿馬鹿しいけど小ネタを連発しながらテンポ良く進むのでオリジナル版より大いに楽しめました。★★★☆☆星3つ

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2009年10月12日 (月)

接吻

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『接吻』・・・2006年、日本映画。孤独なヒロインが、テレビニュースで見た無差別殺人の凶悪犯に自分と同じ孤独を見いだし直情的に恋心をエスカレートさせていくさまを緊張感溢れるタッチで描いた異色ドラマです。主演は小池栄子、犯人役に豊川悦司、弁護士役に仲村トオルです。主人公は犯人に会う為に会社も辞めてしまい裁判の傍聴、弁護士に近付き拘置所に差し入れしたり、やがて文通や面会までできるようになります。主人公、犯人、弁護士の行動には全然共感できないのに三人の演技と緊張感ある雰囲気のお陰で最後まで引っ張られました。噂になっていた衝撃の結末も共感ができていないのに、何故か読めてしまう恐ろしさがありました。展開は主人公が徐々に犯人の近付いて行くだけで特に見所がありません、やっぱり出演者が豪華な割りには話が地味すぎます。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月11日 (日)

宇宙大怪獣ギララ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『宇宙大怪獣ギララ』・・・1967年、日本映画。子供の頃に見ましたが最後、ギララが泡だらけになって倒されるシーンしか覚えていませんでした。東宝ゴジラ、大映ガメラ、日活ガッパに対抗した松竹初の怪獣映画です。日本宇宙開発局の宇宙船は月から火星に向か途中で事故に遭います。乗組員は無事救出されますが宇宙船の主動力となる原子炉のまわりに付着していた不思議な発光体が持ち帰られ、開発局で巨大怪獣となってしまいます。地球上のあらゆるエネルギーを吸収したギララは巨大化し続けていきます。開始からちょうど折返しの45分経過あたりでやっと登場する怪獣の描写よりも宇宙船【アストロボート】を中心とした宇宙でのシーンに力を注ぎ女性との恋愛が主軸になっているあたりが松竹らしい特色と言えます。主題歌は倍賞千恵子。若々しい藤岡弘もチョイ役で出ていました。宇宙船での出来事が中心で前半はまるで火星冒険映画です。後半はギララが街で暴れている間にギララを倒す物質を作る為に真空状態の環境が必要でまたまたアストロボートで宇宙へ向かいます。ギララが破壊する街のミニチュアはよく出来ていて自衛隊の戦闘機や戦車の猛攻撃は激しかったです。でもその後はギララは街を破壊しながら歩き回るだけで展開が単調で合成も酷いです。結局終始大活躍のアストロボートが主役でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月 9日 (金)

私は貝になりたい

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『私は貝になりたい』・・・2008年、日本映画。1958年にフランキー堺主演で製作された名作ドラマを中居正広主演で映画化しました。オリジナル版の脚本を手掛けたベテラン橋本忍が自ら本作の脚本も担当しました。一兵卒として戦争に巻き込まれたごく普通の市民が辿る悲劇を描いています。監督は『さとうきび畑の唄』『華麗なる一族』などを手掛けたTBSのドラマ・ディレクター福澤克雄です。主人公は終戦後ある処刑事件の戦犯として逮捕され裁判で絞首刑を言い渡されます。夫婦で冤罪を訴え虚しく刑が執行される有名な話のリメイクなのでストーリー展開やオチは分かっています。こういう重いテーマの作品は敬遠されがちですが中居正広主演と大々的な宣伝で、たくさんの人達に見てもらえたようです。まず映像が綺麗でした。最近のハイビジョンテレビに対応したのか青い海、真っ赤な紅葉、白く深い雪、新緑の田園風景などはため息が出るくらい素晴らしかったです。CGによる廃墟と化した東京の風景もよくできていました。俳優達の熱演もあり本格的な反戦映画に仕上がっていました。娯楽映画を好む私がこういう重いテーマを見る場合は泣かせてくれるかどうかで評価します。主人公は確かに可哀相ですが、それだけでは残念ながら泣けませんでした。収容されている間に生まれた娘を連れて仲間由紀恵が面会に来るシーンだけは良かったです。まだ抱いたことのない娘の指を金網越しに触れる演出は少し胸が熱くなりました。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月 7日 (水)

装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版』・・・2008年、日本映画。斬新な設定とリアリティを追求した描写で人気を博すサンライズ製作のロボット・アニメ『装甲騎兵ボトムズ』シリーズの劇場版です。2007年から2008年にかけて製作されたOVA作品『ペールゼン・ファイルズ』全12話を基に多数の新作カットを加えて2時間弱に再構成してあります。私はこのシリーズは名前くらいは知っていましたが、今まで何も見たことがありません。百年戦争末期、ペールゼンの残した極秘文書が記す【異能生存体】の秘密に着目したギルガメス軍情報省次官、フェドク・ウォッカムによって、キリコたち5人の兵士は次々と実験データとして過酷な戦場に送り込まれます。この作品の世界は兵士が全高4メートル程度のモビルスーツ【アーマード・トルーパー(AT)】に乗って戦闘します。敵味方とも武器はロケット砲と機銃です。オープニングの激しい戦闘シーンは迫力満点ですが『プライベート・ライアン』のオープニングとそっくりです、というかパクリです。人間の代わりにATが何千体とバタバタと倒れていきます。その後、5人の小隊が次々とミッションを進んでいくのも同じです。【どんなに激しい戦闘でも死なない人間(異能生存体)】の存在を証明するデータの為に候補の5人だけの行動です。その割には結構簡単なミッションばかりです。戦闘シーンも敵からの銃弾は跳ね返すのに主人公達の銃弾は貫通するので勝って当たり前です。ミッションは基地内、砂漠、雪原、宇宙空間などバラエティー豊かでATの足裏にはモーターが付いていてアーケードゲーム【ヴァーチャロン】のように疾走するので撃ち合いだけの戦闘シーンも飽きませんでした。後半は一気に仲間が次々と命を落としていきます。盛り上がるはずが急に敵の銃弾が貫通するようになる都合の良い演出で呆気ないです。それまでじっくり描いてきた仲間達の死を描くのが急ぎ足になってしまったのが惜しいです。リアルな戦闘シーンをウリにしたアニメですが、やっぱり銃弾が展開によって跳ね返したり、貫通したりと変化するのは都合が良すぎて駄目です。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月 5日 (月)

フライング☆ラビッツ

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 『フライング☆ラビッツ』・・・2008年、日本映画。実在のバスケットボール・チーム【JALラビッツ】をモデルに、ひょんなことから新人CA(キャビンアテンダント)とバスケ選手の二足のわらじを履くハメになったヒロインの奮闘を描く青春スポーツ・ムービーです。原作は深田祐介の『フライング・ラビッツ 新世紀スチュワーデス物語』、主演は石原さとみ、監督は『感染列島』の瀬々敬久です。TVドラマ『スチュワーデス物語』と傑作バスケ漫画『スラムダンク』を足して、スポーツに少林拳を取り入れた映画が流行っているので日本映画らしく【合気道】を取り入れ、さらに恋愛ドラマまである贅沢な作品です。それぞれの素材が化学反応を起こしてすごく面白くなるはずが、すべてが中途半端で無味無臭の普通の作品になってしまいました。スチュワーデスの訓練は失敗続きですが、いつの間にか研修修了、バスケも素人なのにドリブルの練習を少ししただけで監督の勘でレギュラーに抜擢、合気道の動きもどう見ても達人ではありません。夜中まで勉強するとか、誰よりも多く激しい練習をするとか、合気道の技を使った人間離れの技を出すとか・・・それぞれのパートで観客が納得できるようなシーンがありません。バスケの試合のシーンはそこそこ見ごたえがありましたが石原さとみのヨタヨタ、バタバタした動きは浮いていました。石原さとみのキャラとスチュワーデスの最新の訓練シーンが見られて、バスケの試合も少し盛り上がるので退屈はしませんでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月 4日 (日)

センター・オブ・ジ・アース

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 『センター・オブ・ジ・アース』・・・2008年、アメリカ映画。冒険SF小説の巨匠ジュール・ヴェルヌによる『地底旅行』の世界を最新の3D技術を駆使して映画化したアクション・アドベンチャーです。地底奥深くの未知なる世界を発見したことから繰り広げられる冒険とサバイバルを迫力の映像で描いています。主演は『ハムナプトラ』シリーズのブレンダン・フレイザーです。私が見たのは残念ながら3D映像ではなく通常映像でした。3D映画の演出上白々しく先が尖ったものをこちらに向けたり、物が飛んできたりするシーンが多かったです。3D技術の方に力を入れている為に通常のCGがしょぼいです。背景や恐竜や魚などTVゲーム並みのレベルでした。どんな迫力あるシーンの連続でも合成が見え見えでは興奮できません。CG技術以外では意外に健闘していました。適度にユーモアを交えながらテンポ良く進みます。落ちたり、飛んだり、走り回ったり、トロッコで疾走したりと多種多様なアクションシーンの連続で展開は全然飽きません。ただストーリーが地底に着いた途端に脱出方法を発見し、早々と帰って行くのはちょっと情緒が無さ過ぎます。その代わり、その道中で色々トラブルがあるんですけどね。90分程度で東京ディズニー・シーのアトラクションを映画にしたというものを気楽にTVで見る程度のつもりならそこそこ楽しめました。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月 3日 (土)

山のあなた 徳市の恋

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 『山のあなた 徳市の恋』・・・2008年、日本映画。『鮫肌男と桃尻女』の石井克人監督が、1938年の名作『按摩と女』をオリジナルのシナリオをほぼそのまま用いてカラーで忠実に再現したハートウォーミング恋愛物語です。昭和初期のとある温泉場を舞台に都会の美女に淡い恋心を抱いた按摩・徳市の姿を美しい山あいの風景をバックに瑞々しくノスタルジックに綴っています。主演は草彅剛、共演に加瀬亮とモデルでこれが映画デビューのマイコです。温泉街での数日の出来事をほのぼの描いています。その間、特に大事件が起きるわけではありません。色々なお客さんと盲目の按摩達とのやりとりがあるだけです。按摩達は目が見えないので按摩中の会話も遠慮なく根掘り葉掘りとかなり突っ込んできます。お陰でお客さん達の人柄がよく出ていました。少し気になるのがセリフ回しが古いことです。現代劇ではないのは分かりますが大昔の映画で耳にするセリフ回しです。オリジナルのシナリオを使った影響ですがもう少しなんとかならなかったのでしょうか。屋外セットを組んだ温泉街の背景の山々もあまり綺麗に撮れていませんでした。なんかセットと背景が合成したような感じでした。話は日常を淡々と描いているだけであまり盛り上がりもありません。最後は事件らしいものも少しありますが、事件自体は大きく取り上げません。俳優陣の演技は良かったのでもう少し見所となる展開が欲しかったです。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月 2日 (金)

My Son あふれる想い

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 『My Son あふれる想い』・・・2007年、韓国映画。強盗殺人で終身刑となり服役中の男が、模範囚としてたった1日だけ外出を許されます。15年ぶりに息子と老母に会えるのですが、母親は認知症、高校生になった息子の顔も誕生日も覚えていない自分に悔いがつのります。最初はぎくしゃくしていた息子との間もだんだんと距離が近づいたころ、別れる時間がやってきます。監督・脚本は『トンマッコルへようこそ』のチャン・ジン、出演は『約束』のチャ・スンウォン、『ヨコヅナ・マドンナ』のリュ・ドックァンです。主人公の監視役として同行する刑務官が、少しとぼけていていい味出しています。彼がお笑い担当でよそよそしい親子の重い空気を癒してくれます。演出は良いエピソードで盛り上がったと思うと間抜けな展開に持っていきます。感動作なのかコメディなのか分からない演出は微妙なさじ加減です。駅に見送りに訪れ残された僅かな時間になってようやく親子の絆みたいなものが垣間見えて盛り上がってきた途端・・・。急展開です!?アッと驚く意外な真相と共にまた韓国映画定番の不治の病です。あまりの急展開に腰が抜けそうになりました。ギャグ映画にしようとしているのか?この急展開がせっかくのムードをぶち壊しで良い効果が出ているとは思えません。今までと違う映画にしようとしているのでしょうか?結局感動作ではなく良い話ではありましたが少しひねくれた映画でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年10月 1日 (木)

1408号室

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 『1408号室』・・・2007年、アメリカ映画。巨匠スティーヴン・キングの短編ホラーをジョン・キューザック主演で映画化しました。超常現象を疑い、呪われた部屋として知られる【1408号室】に宿泊してその謎を解明しようとした主人公に襲いかかる想像を絶する恐怖を描いています。共演はサミュエル・L・ジャクソンです。何故この部屋に宿泊した者だけ死んでしまうのか?この部屋の邪悪な者の正体は?という疑問が最初に湧きますが、その謎には一切触れずただ主人公の恐怖体験を一緒に体感する映画のようです。この部屋は宿泊者達の触れたくない過去の悲しい出来事を思い出させ視覚的、触覚的、心理的に攻めて来て宿泊者を追い込み死を選択させます。様々な仕掛けで変化する部屋が見所です。部屋では色々な恐怖体験をさせられますが、今までの宿泊者達が全員死んでしまうほどのものとは思えませんでした。何故主人公だけ生還できたのかも謎です。でも主人公のようにこの恐怖体験を克服できた者は悲しい過去を乗り越えたことになり人生の再生に繋がるようです。最後のオチも理屈うんぬんよりスティーブン・キング特有の、気持ち悪い余韻を残す為だけのものだと思います。部屋の攻撃はセットや視覚効果はお金が掛かっているので迫力があります、理屈は抜きにして主人公と一緒に恐怖体験を楽しむだけの作品でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年9月28日 (月)

佐賀のがばいばあちゃん

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 『佐賀のがばいばあちゃん』・・・2008年、日本映画。人気漫才コンビB&Bとして一世を風靡した島田洋七の自伝的ベストセラー小説を映画化した感動ドラマです。昭和30年代の佐賀を舞台に貧しくとも明るく元気に生きる祖母と孫の心のふれあいをノスタルジックに綴っています。主演は吉行和子です。現在の主人公役の三宅裕司が回想するところから始まります。その後も時々出てきますがこの演出は何の効果もなく全く必要がないです。内容は佐賀のおばあちゃんのところに預けられた主人公の少年(明広)が日常生活で疑問を持ったこと(ネタ振り)をおばあちゃんが珍回答する(オチ)10分くらいのショートコント【おばあちゃんの名言エピソード】を繰り返し並べただけです。内容のほとんどが明広とおばあちゃんのやり取りだけなので人間ドラマの展開がありません。おばあちゃんの回答でたまに可笑しいものもありましたが、ほとんどは予想できる範疇なのでオチが読めるショートコントの繰り返しを見ているようで退屈でした。見ていて良かったエピソードは緒方拳の豆腐屋さんのやりとり、運動会で先生とのお弁当の交換、マラソン大会での先生やお母さんとの触れ合いと数少ない【明広とおばあちゃんのやり取り】以外のシーンでした。でも最初と最後の別れのシーンはちょっとジーンときました。★★☆☆☆星2つ

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2009年9月27日 (日)

ウォンテッド

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 『ウォンテッド』・・・2008年、アメリカ映画。オスカー女優アンジェリーナ・ジョリー、『つぐない』のジェームズ・マカヴォイが規格外の壮絶アクションを繰り広げる痛快エンタテインメント大作です。マーク・ミラー&J・G・ジョーンズによる人気グラフィック・ノベルをロシア映画『ナイト・ウォッチ』(04年)のティムール・ベクマンベトフ監督がスタイリッシュに映像化しました。暗殺組織に素質を見出された青年が覚醒し、孤高の暗殺者へ成長していく姿を理屈抜きの革新的ビジュアル満載で描いています。この監督は『ナイト・ウォッチ』からセンスある演出で気に入っていました。今回はハリウッド進出で予算をたっぷり使えた演出が見所です。前半は惨めなサラリーマン生活から突如暗殺組織にスカウトされて訓練する様子を描いています。主人公を含め1000年前から存在する暗殺組織のメンバーは全員特殊体質で興奮することにより心拍数を400以上に上げ動体視力や筋肉など身体機能やスピードが向上します。予告編であった飛んでいるハエの羽を銃で撃ち落したりできるようになります。彼らはこの1000年間、歴史的な不幸を招く人物を特定し暗殺してきました。後半は訓練を終えた主人公の仕事ぶりと意外な真相を描いています。訓練や銃撃戦などのアクションシーンは今まで見たことのないシーンの連続です。特にカーチェイスは見ものです。街中を飛んだり跳ねたり宙返りしたりとスゴい迫力です。他にも飛んできた銃弾を撃ち落としたりと、あまりに凄すぎて『ありえね〜』『んな、アホな〜』と思わず笑ってしまいました。『1000人の市民を守る為に1人の犯罪者を暗殺する』という理屈で任務を遂行してきたはずが、暗殺者同士の戦いになる後半は巻き込まれた市民が何百人と死んでしまう等突っ込みどころ満載ですが、迫力ある見たこともないアクションシーンの連続でカバーしています。★★★☆☆星3つ

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2009年9月26日 (土)

イキガミ

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 『イキガミ』・・・2008年、日本映画。国家繁栄のために1000人に1人の若者が政府により強制的に殺される【国家繁栄維持法】が施行されている架空の世界を舞台にした間瀬元朗の同名コミックを、『花より男子』の松田翔太主演で映画化した異色のヒューマン・ドラマです。24時間後の死亡を通告する政府発行の証明書、通称“逝紙(イキガミ)”を受け取った3人の若者と、それを取り巻く人々が繰り広げる最期の24時間のドラマを描いています。監督は『犯人に告ぐ』の瀧本智行です。主人公は厚生労働省の仕事であるイキガミの配達人です。2時間強ある時間で最初の1時間は世界観の説明と1人目の受取人のエピソードです。後半1時間は2人目と3人目がほぼ同時進行します。【死亡予定時刻】までのタイムリミットがあるので映画的にも緊張感があります。1人目は母親と二人で暮らす新人フォークユニットの片割れ、2人目は【国家繁栄維持法】を推進する政治家の息子、3人目は交通事故で両親を失い盲目の妹を持つ兄です。映画の中の世界はイキガミが存在することで命の大切さを知り、自殺者や犯罪者が減り子供が増えるなど活力がある国になっています。イキガミを受け取った人達が残された時間内で心残りだったことを達成しようと精一杯生きようする姿は見ていて胸が熱くなりました。1人目は感動話、3人目は心温まる話、2人目はこの狂った法律を潰すきっかけになりそうな話とそれぞれ全然違うエピソードで長時間でも全然退屈しませんでした。特に私は1人目の最期は泣かされました。★★★☆☆星3つ

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2009年9月24日 (木)

ソウ5

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 『ソウ5』・・・2008年、アメリカ映画。さらなる生贄と仕掛けを散りばめ、新たな殺人ゲームが繰り広げられる、シチュエーション・スリラーの大ヒットシリーズ第5弾です。ジグソウ亡き後ゲームをコントロールする者の正体や、ジグソウが生前に託した遺品の謎に迫りながら驚愕のストーリーが展開します。シリーズ2作目からプロダクションデザインを務めてきたデヴィッド・ハックルが本作で監督デビューです。今回の生け贄5人の脱出劇、回想シーンという形で過去のそれぞれの事件の舞台裏で故ジグソウが後継者(新犯人)に教育する様子、前作で生き残った捜査官が後継者を追う様子の3つの話が同時に進行する構成です。脱出劇は相変わらず壮絶でよくぞ次々とこんな残酷な仕掛けが思い付くと思いました。後継者教育の様子はどうでも良い内容です。新犯人追跡劇も大したことないです。お決まりの最後のどんでん返しも緻密な伏線がないので衝撃性は薄かったです。そして開始早々に出てきたジグソウの遺品の黒い箱の中身は触れずじまいで次作のネタに使うみたいです。結局残った見所は脱出劇だけなので、もう【ソウ】シリーズとしては出がらしの出がらし状態なので興味は薄くなりました。でもここまで来たら次作も見てしまうのでしょう。でもビデオで十分です。★★☆☆☆星2つ

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2009年9月23日 (水)

バイオハザード ディジェネレーション

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 『バイオハザード ディジェネレーション』・・・2008年、日本映画。大ヒット・ゲームソフト『バイオハザード』を基にしたフルCGアニメーションです。監督は『日本沈没』の特撮監督を務めた神谷誠です。ラクーンシティでの惨劇(ゲーム版バイオハザード2)から7年後、バイオテロや薬害の被害者救済のためのNGOに所属するクレアは、空港利用客の中にゾンビを発見するが、警備員や一般客が噛まれて次々と感染、空港内は大パニックになります。やがて大統領直轄エージェントのレオンが空港に駆けつけ事態の鎮圧に乗り出します。ゲーム版の続編、ゲームファンへのサービス的な映画なのでゲーム未体験の方はお断り作品です。映像も最近のフルCGアニメに比べるとあまり綺麗ではなくゲームのムービー部分のような出来でした。前半の空港でのパニックシーンや銃撃戦はなかなか見応えがありました。後半の研究所での攻防は敵は1体だけなので少し単調になり盛り上がりに欠けました。最後もアッサリ倒されて呆気なかったです。でもゲームを作ったカプコンがゲーム版の主人公であるレオンとクレア使ったフルCGアニメを作ったことは評価できます。★★★☆☆星3つ

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2009年9月18日 (金)

ホートン ふしぎな世界のダレダーレ

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 『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』・・・2008年、アメリカ映画。『グリンチ』や『ハットしてキャット』の原作者としても知られる絵本作家Dr.スースが1954年に出版した世界的ベストセラーを映画化したファンタジー・アニメです。心優しいゾウのホートンが、突風によって空中へ飛ばされたホコリの中にある小さな国【ダレダーレ国】の人々を救おうと奮闘する姿をハートウォーミングに描いています。ホートンは『小さなホコリの中に小さな国があって人々が住んでいる』と言い、ダレダーレ国の市長は『この国は小さなホコリの中にあって象が運んでいる』と言いますがどちらも周りの人達に信じてもらえず変人扱いされます。話は不安定な状態のホコリ内ではダレダーレ国が常に天変地異にさらされているので周りの影響を受けない山の上の洞窟内へホートンがホコリを運ぶ様を描いています。信じない人々に妨害に遭いながらもなんとか事態を改善しようと奮闘するホートンと市長はお互いの大きさが違いすぎて姿が見えず声だけが頼りです。CGの映像はとても綺麗ですが、象がジャングル内をただホコリを運ぶだけでは退屈です。変人扱い、邪魔者扱いをする人々を納得させるクライマックスは一応緊張感があり盛り上がりましたが、それだけでは辛いです。『小さな声に耳を傾けよう』『自分の価値観と合わない人をいじめるな』『目に見えるものだけを信じるな』『家族や親友を信じよう』テーマも説教臭いです。★★☆☆☆星2つ

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2009年9月15日 (火)

女教師

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 『女教師』・・・1977年、日本映画。にっかつロマンポルノ伝統の『女教師』シリーズ第1作目であるヒット作です。放課後の教室でレイプされた上に校内で孤立した音楽教師のヒロインを永島暎子が好演しています。犯人役は当時新人の古尾谷雅人です。前半はレイプ事件を揉み消そうとする学校側の画策で主人公が誘惑したと噂を流され孤立していく様子を描いています。後半は一転犯人の生徒が何ものかに誘拐される事件が起こります、逆に主人公の影が薄くなりました。後半はほとんどエッチなシーンは無く身代金の受け渡しで新幹線を使ったりとサスペンスタッチで意外な展開は盛り上がりそうでした。でもポルノ映画なので本格的サスペンスになるはずもなく驚愕の真相はかなり強引で幼稚なオチでした。舞台は中学校なのに生徒達はどうみても二十歳前後で違和感あります。何故舞台を高校にしなかったのでしょう?そうすれば違和感はもう少しマシなのに。古尾谷雅人演じる犯人が殺人まで犯してしまいますが『15歳未満なので罪が軽い』と開き直れるセリフを使う為だったようです。最後は悪徳教師との死闘で普通の映画ならクライマックスのはずがいかにもとって付けたようです。死に様も間抜けすぎます、もう少しここできっちりできていたら評価も高くできたのに。そこまで求めるものでもないのでしょう。共演者に久米明、穂積隆信、蟹江敬三、希木樹林などが出ていました。★★☆☆☆星2つ

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2009年9月10日 (木)

ミラクル7号

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 『ミラクル7号』・・・2008年、香港映画。『少林サッカー』『カンフーハッスル』のチャウ・シンチー監督が自身初となるSF映画にチャレンジした痛快ドタバタ・コメディです。貧乏だけど強い絆で結ばれた父子が、ひょんなことから不思議な地球外生命体ミラクル7号(通称ナナちゃん)と出会ったことから巻き起こる奇想天外な大騒動を描いています。チャウ・シンチー演じる父親の息子ディッキーを演じたシュー・チャオは、実際には女の子でありながら少年役に抜擢され話題になりましたが、他にも学校のいじめっ子の用心棒が実は女の子が演じて、ディッキーを慕う巨漢の女の子は大人の男性が演じるなどで荒唐無稽なストーリー設定をなんとなく納得させられる効果が出ています。今回はチャウ・シンチーは脇役に回って、子供達とナナちゃんの交流を中心に描いています。『少林サッカー』や『カンフーハッスル』のパロディを交えながらの子供達の喧嘩のシーンは見応えありました。CG合成のナナちゃんの造形や仕草も可愛いです。でも肝心のナナちゃんが何故地球に一人で残ったのか?彼を乗せたUFOが来た目的は?ナナちゃんは活躍する度にエネルギーを消耗し段々衰弱していきますが栄養源は?香港版『ET』みたいですが前半はドタバタと笑わせて後半は感動させるのかと思っていました。仲間が迎えに来て涙の別れがあるのか、萎んでしまったナナちゃんの為に勉強して学者になって復活させて再会を果たすとか〜ところがなんかあっけないあっさりした終わり方でした。チャウ・シンチー節の馬鹿馬鹿しいギャグは相変わらず大いに笑わせてもらっただけにオチがもう少し良ければ意外な名作になったかもしれないのに残念。★★☆☆☆星2つ

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2009年9月 7日 (月)

グーグーだって猫である

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 『グーグーだって猫である』・・・2008年、日本映画。大島弓子作品の同名エッセイ漫画を犬童一心監督が映画化したハートウォーミング・ストーリーです。吉祥寺を舞台に、最愛の猫を失った天才漫画家と彼女のもとに新たにやって来た子猫のグーグーとの関係を軸に、その日常と主人公を取り巻く人々の人間模様を優しい眼差しで綴っています。主演は小泉今日子、共演に上野樹里、加瀬亮、森三中です。猫の気ままな生活ぶりを追った映像とキョンキョン演じる漫画家の日常をリンクさせながら進行します。時々挿入される猫のスナップショットの表情がとても可愛らしくて癒されます。映画の雰囲気も細野晴臣の音楽にのって全体的に心地よいゆる〜い感じが漂っていました。それだけで2時間をもたすのは厳しかったのか後半は主人公の卵巣癌闘病話になります。その間は猫は出てきませんし、ここだけすごく浮いていました。退院後再び元の雰囲気に戻るので余計に闘病話は違和感がありました。闘病話を省いて1時間半に短縮すればどうだったのでしょう。★★☆☆☆星2つ

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2009年9月 6日 (日)

同窓会

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 『同窓会』・・・2008年、日本映画。人気劇団【東京セレソンデラックス】の主宰にして『花より男子』シリーズなどTVドラマの脚本家としても活躍するサタケミキオ(宅間孝行)が、自らの脚本・主演で映画監督デビューを果たしたコメディ・ドラマです。『勘違いは、最高の悲劇であり、喜劇である』というコピーから始まります。あっけなく離婚した元夫婦の再出発に降りかかる思いがけないトラブルと、2人を取り巻く高校時代の同級生たちが繰り広げる悲喜劇をハートフルかつテンポ良く綴っています。共演は『人のセックスを笑うな』の永作博美です。【勘違い】と出だしで使われているので、最後に明かされるであろう2つの大きな事件の真実も途中で読めてしまいます。先が読めているのに主人公の勘違いぶりに付き合わされる観客は少し退屈です。と、いうことで主人公の高校生時代の淡い初恋の模様を回想シーンとして同時進行していきます。この高校時代の各エピソードがとても爽やかで映画を引っ張っていました。クライマックスは高校時代に映画研究部だった主人公が撮影したフィルムの名シーンだけを繋げた映像を同窓会会場で流します。ここですでにネタばれしている【大きな勘違い】が判明するのですが・・・。この大きな【大きな勘違い】の影に計算されて隠すように印象が薄かった【小さな勘違い】が大きな感動を呼びました。これはやられました。フィルムを繋いだ名シーンは『ニューシネマ・パラダイス』を彷彿させますが、さらに永作博美の自然な笑顔がまた素晴らしく感動をより大きくしました。最後の10分で大どんでん返しの感動作となりました。★★★☆☆星3つ

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2009年9月 5日 (土)

イースタン・プロミス

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 『イースタン・プロミス』・・・2007年、イギリス/カナダ/アメリカ映画。 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のデヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンが再びコンビを組んだ戦慄のバイオレンス・サスペンスです。ロンドンの裏社会を舞台に、ひょんなことからロシアン・マフィアを敵に回してしまった女と、ロシアン・マフィアの一員でありながら非情さと優しさを併せ持つ謎めいた男の奇妙な心の交流を描いています。共演は『キング・コング』のナオミ・ワッツと『クリムゾン・リバー』のヴァンサン・カッセルです。クロネンバーグ監督らしい気持ち悪い演出は控えめで、結構まともなマフィア映画でした。マフィア映画で舞台がイギリスというのが新鮮でした。謎の男を演じるヴィゴ・モーテンセンの正体が最後に明かされますが、これは意外でした。意外な真相が判明しても特に事件が解決する訳ではありません。でも彼の謎の行動に納得ができました。後半、ヴィゴが素っ裸でサウナにいるところに服を着た大男二人がナイフを持って襲ってきます。ここでの格闘シーンはすごく痛さが伝わり強烈で最大の見所でした。救いがある終わり方も良かったです。マフィアのボスのダメ息子演じるヴァンサンもダメっぷりがよく出ていました。なかなか良い雰囲気のマフィア映画でしたがヴィゴの髪型は変でした。★★☆☆☆

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2009年9月 4日 (金)

工業哀歌バレーボーイズ THE MOVIE

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 『工業哀歌バレーボーイズ THE MOVIE』・・・2008年、日本映画。週刊ヤングマガジン連載の村田ひろゆきの人気ヤンキー漫画を松本実、やべきょうすけ、阿川竜一主演でOVA(06年)に続いての実写映画化です。私は原作は初期の頃は読んでいましたがOVAは見ていません。登場人物や基本的な設定はOVAで説明済みのようで、今作は説明なしでいきなり物語が始まります。朝沼工業高校(通称、沼工)第2バレー部の3バカトリオ、赤木、宮本、谷口が主人公です。赤木は自分より背の高いマユミを彼女とは認めず、宮本はブスでデブの虎子にウンザリ。一方、谷口は中学時代の同級生だったという早川のり子から衝撃的な告白をされ有頂天になります。そんな折り、マユミと虎子が敵対する高校生にさらわれてしまいます。今回のエピソードは原作で読んだことがあります。ヤンキー達が前半はナンパで笑わせ、後半は喧嘩で盛り上げる展開は『ビーバップ・ハイスクール』と同じです。こちらは高校生を演じているのがどう見ても30歳代なので演技力だけは上でした。原作はエッチなシーンが見どころでしたが、この映画はそれは控えめで『ビーバップ〜』の劣化コピーになってしまっています。前半のナンパなシーンは全然笑えず、後半の大乱闘シーンはプロレス技を駆使するのは同じですが迫力不足です。唯一、ウケたのは主人公達に好かれる為にマユミと虎子がダイエットをするシーンで、ロッキーと同じようにグレーの上下スゥエットを着て生卵を飲んで、階段を駆け上ります。BGMが【ロッキーのテーマ】をマイナー調にアレンジした曲がパクリのようでパクリじゃない微妙さが可笑しかったです、それだけでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年9月 3日 (木)

闇の子供たち

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 『闇の子供たち』・・・2008年、日本映画。『どついたるねん』『亡国のイージス』の阪本順治監督が梁石日の同名小説を基にタイで横行している幼児売春や臓器密売を巡る闇の実態と、そうした現実にそれぞれの形で関わっていく日本人の姿を妥協のない眼差しで描ききった衝撃の問題作です。出演は江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡です。江口洋介演じる新聞記者が臓器売買の実態を追ううちに幼児売春の現実にも直面し全編ドキュメンタリータッチで進行していきます。生きたまま取り出した臓器を息子の心臓手術の為に闇ルートで臓器提供を希望する日本人夫婦、幼女を買って欲望を満たす日本人を含む外国人男性達の様子を描いています。特に生活の為に親に売られて犠牲となる少年少女達の過酷な環境と幼児性愛者の行動はとても酷くて見ていて怒りすらおぼえます。需要供給が成り立っている為に根が深く問題解決して終わりという内容ではなくタイなどの発展途上国の現実の一面を見せてもらい考えさせられる作品でした。とても重たいテーマで娯楽作品とはいえませんがほとんど日本語を使わず演技をしたキャストやスタッフの熱意がすごく伝わる力作でした。それだけにクライマックスで取って付けたような銃撃戦は不要でした。★★★☆☆星3つ

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2009年9月 1日 (火)

アイズ

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 『アイズ』・・・2008年、アメリカ映画。香港のオキサイド&ダニー・パン兄弟監督による大ヒット・ホラー『the EYE【アイ】』(02年)を『ファンタスティック・フォー』のジェシカ・アルバ主演でハリウッド・リメイクしました。盲目のヒロインが角膜移植手術を受けたことで、ドナーが持っていた霊が見える能力まで引き継ぎ、やがてドナーの人生に訪れた悲劇も追体験してしまう恐怖をスリリングに描いています。オリジナル版も以前に見ました。ストーリーはだいたい同じですが香港B級ホラー作品がハリウッド作品になると迫力が違います。主人公の目を通して見えるCGを使った現実と幻覚が混じり合った世界はオリジナル版よりも格段に迫力が増しました。大音響と共に幽霊が現れて脅かす手法も引き継いでいますがこれはあまり怖くありませんでした。亡くなった直後の霊が黒い人影にどこへやらに連れていかれるのは20年ほど昔の『ゴースト ニューヨークの幻』と同じで演出に進歩がありませんでした。ドナーは【霊を見る力】と【予知夢を見る力】があったようです。前半は主人公が【霊を見る力】に悩まされ、クライマックスは【予知夢を見る力】で大惨事から人々を救います。この大惨事の爆発大炎上のシーンはさすがハリウッド映画で凄まじい迫力でした。アイデアだけは良かったですが、ストーリーは周りが主人公の言うことを信じてもらえないという話が大半で、非常に退屈でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月31日 (月)

寝取られ男のラブ♂バカンス

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『寝取られ男のラブ♂バカンス』・・・2008年、アメリカ映画。 『40歳の童貞男』『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のヒットメイカー、ジャド・アパトー製作で贈る痛快ラブ・コメディです。失恋の痛手を癒やすべく訪れたハワイで、運悪く新恋人とアツアツの元カノと鉢合わせしてしまったダメ男のままならないバカンスの行方を過激な笑いと丁寧な心情描写で綴っています。主演は本作の脚本も手掛けるジェイソン・シーゲルです。題名からエッチなおバカ映画を連想します。でもエッチなシーンがいくつかありますが女性のヌードはほとんどなくお下劣なおバカ映画ではありませんでした。主人公は基本的に真面目なので笑いも小ネタをチョコチョコ出す程度です。突き抜けたおバカぶりを発揮し大爆笑を取るといったものではありません。主人公が綺麗なハワイの風景を舞台に現地で知り合った人達に振り回されたり癒されたりする様子を描いています。たった1人でハワイ旅行をして行くところ行くところで元カノカップルと鉢合わせするところが見ものです。ハワイの風景に見惚れながら小ネタをちりばめて主人公が癒され再出発していく姿を追っていく間につい最後まで見てしまいました。という感じの作品でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月30日 (日)

猟奇的な彼女 in NY

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『猟奇的な彼女 in NY』・・・2008年、アメリカ映画。日本でもTVシリーズ化されるなどの大ヒットとなった韓国映画『猟奇的な彼女』をハリウッドでリメイクしました。舞台をニューヨークに移しながら、韓国映画ならではのドラマティックな展開や涙腺を刺激するストーリー展開はそのままです。【彼女】役には、人気ドラマ『24』のエリシャ・カスバートがあたり、気まぐれだがキュートなヒロインを好演しています。上映時間2時間を越えたオリジナル版に比べてこちらは各エピソード簡素化しテンポを良くして1時間40分にまとめています。その分、ドラマに深みがなくなりましたが、お洒落なニューヨーク生活を舞台にスタイリッシュな演出でカバーしています。彼女も殴る蹴るといった過激な女性ではなく彼を振り回すワガママ女性といった程度です。そのワガママぶりも最後に真相が明かされます。パッヘルベルの『カノン』も健在で今回も効果的に使われています。クライマックスも同じでしたが、十分に盛り上がりました。オリジナル版を未見ならテンポも良いので恋愛映画として十分に楽しめると思います。私のようにオリジナル版を見ている方はニューヨークの風景とハリウッド風アレンジを見比べてみる楽しみもありました。★★★☆☆星3つ

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2009年8月29日 (土)

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』・・・2008年、アメリカ映画。C・S・ルイスの名作児童文学を壮大なスケールで映画化したファンタジー・アドベンチャーのシリーズ第2弾です。前作から1300年後、滅亡の危機に陥ったナルニア国を舞台に、国の命運を託されたカスピアン王子と共に彼に角笛で現代のイギリスから呼び出された4人兄弟姉妹が再び立ち上がります。監督は引き続き『シュレック』のアンドリュー・アダムソンです。ナルニア国の生き残った住人と侵略してきたテルマール人との戦争を描いています。テルマール軍は何千人もの軍勢で鎧兜姿でボウガンと剣、そして何メートルも高さがある投石機もあります。一方、ナルニア国軍は子供4人がリーダーになりせいぜい数百匹のネズミや熊や大鷲にケンタウルスが中心で武器は弓矢と剣だけです。だいたいこのシリーズは子供4人が何の教育も受けていないのに王様、女王様になり国を治めたり、戦争を指揮し、戦略を立て、剣や弓矢の扱いに長けているのに違和感があります。さらに子供たちが剣で敵の首をはね、弓矢で急所を撃って殺しまくるのに見ていて良い気がしません。結局子供たちだけでは埒が開かず、最後の最後にライオンの姿をした創造主アスランが出てきて敵を一蹴して終わりです。最初から出て来い!といいたい。結局『信じるものは救われる』というオチです。世界観の説明がいらないので前作よりテンポが良くなりましたがニュージーランドの広い野山を舞台に戦争ごっこの学芸会を見せられている気分です。制作しているディズニーも大金を投じている割にはあまり手応えがないので全7話あるシリーズですが次の第3章で撤退の意志を表明しています。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月28日 (金)

うた魂(たま)♪

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『うた魂(たま)♪』・・・2008年、日本映画。高校の合唱部をテーマに描く夏帆主演の青春ストーリーです。自意識過剰だったヒロインが、挫折を経験して【合唱】の真の魅力に目覚めていく姿をユーモラスかつさわやかに綴っています。共演はガレッジーセールのゴリ、薬師丸ひろ子です。監督は『タナカヒロシのすべて』の田中誠です。位置付けは『スウィングガールズ』の合唱版です。主人公は好きな人から『歌っている時の顔が変』と言われて歌えなくなり退部を希望します。そこでゴリ率いる見た目は怖いのに熱いソウルを持ったヤンキー合唱団と出会います。彼らに見た目ではなくどれだけ一生懸命歌っている姿を見てもらい観客を熱くさせるかだと教えられ合唱コンクールに向けて再始動します。普通はなかなか進んで入部しない【合唱部】を題材にしているのがポイントです。端から見たら不気味な練習や合唱風景も新鮮さとユーモアが同居していて良かったです。主人公演じる夏帆がとても自然で美少女なのに天然ボケなのが良い味出ています。悩み事も思春期らしくて日常風景もほのぼのしていて見ているこちらは終始笑みが出ていました。選曲も専門的過ぎずクライマックスの合唱コンクールは素晴らしくて熱くなりました。ヤンキー合唱団の選曲はもちろん尾崎豊で盛り上げます。顧問演じる薬師丸ひろ子が中盤に尾崎豊の『OH MY LITTLE GIRL』をギター引き語りで歌うシーンは必見です。この作品が劇場公開されていたのも知りませんでした。全くノーマークで見て良い作品に出会うとすごく得した幸せな気分になれます。★★★★☆星4つ

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2009年8月27日 (木)

ワン・ミス・コール

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ワン・ミス・コール』・・・2008年、アメリカ映画。日本で大ヒットを記録した『着信アリ』を大胆にハリウッド・リメイクしたホラー・サスペンスです。自身の断末魔の叫びが録音された不気味な着信を受けた者は必ず死ぬ、という逃れられない恐怖の連鎖を幻想的なタッチで描いています。私は何故かシリーズ全作品を見てしまっています。ストーリーは1作目とほぼ同じで今回のハリウッド版の見所はオリジナル版からどうアレンジするかです。まず留守電に入っていた声は断末魔の悲鳴は無く死ぬ直前のセリフに留めています。さらに今回は死の留守電を聞いた者は亡霊やムカデ類など不気味な物が見えるようになり視覚で観客を飽きないようにしています。それとラストが少し違いました。お金を掛けて迫力があり設定は良かったですが怖さは全然ありませんでした。ストーリーは同じだけに次々出てくるキャラクターを見て『この役はオリジナル版では○○が演じてたなぁ〜』と確認する程度でした。さらに異なるオチですが何故主人公だけ救われるのか意味不明です。最大の見せ場である廃墟となった病院でのシーンが全然怖くなくて盛り上がりません。今までのシリーズを未見の人が見ても楽しめるか疑問です。★☆☆☆☆星1つ

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2009年8月25日 (火)

軽井沢夫人

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『軽井沢夫人』・・・1982年、日本映画。【お姫様女優】として知られた当時35歳の高田美和が大胆なヌードを披露し話題を呼んだ、にっかつ70周年記念のエロス大作です。貧しい青年の野心と挫折を描く日本版『太陽がいっぱい』風です。青年は軽井沢の豪邸の給士、家庭教師、死体遺棄など転々とします。彼は高田美和とエッチがしたいだけなのか?高田美和を旦那から奪って結婚したいのか?それとも誰でも良いので逆玉を狙って社長になりたいのか?何をしたいのか意味不明です。誰が何故殺したのか分からない死体を埋めただけで何故警察から逃げ回り列車に突っ込んで死を選ぶのかも意味不明です。高田美和が主役のはずが影が薄いです。でも軽井沢を舞台に出てくる度にラブシーンなので高田美和ファンだけが楽しめる作品です。高田美和にしてみれば最後の最後にこんな駄作に出てミソをつけましたね。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月23日 (日)

レイクサイド マーダーケース

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『レイクサイド マーダーケース』・・・2004年、日本映画。『ガリレオ』シリーズの人気作家・東野圭吾のベストセラー小説『レイクサイド』を『EUREKA』の青山真治監督が映画化したミステリー・サスペンスです。3組の家族が中学受験の勉強合宿のために集まった湖畔の別荘で殺人事件が発生、それぞれの思惑を秘め協力して隠蔽を図る親たちの姿と意外な真相を緊張感溢れるタッチでミステリアスに綴っています。役所広司、柄本明、豊川悦司ら実力派俳優陣が、それぞれの持ち味を遺憾なく発揮した演技合戦も見どころです。別荘に役所広司演じる主人公の愛人が訪ねてきて何者かに殺されます。別荘にいるのは3組の夫婦と子供、そして講師の合計10名しかいません。主人公の妻が殺したと自供するが私たちと同じように主人公は【何のために?】と混乱しながらもひとまず親同士で協力し死体を処理します。ミステリー映画なので最後には驚愕の真相が明かされますが肝心の【誰が何のために?】という部分は敢えてぼかしてお受験に必死な親バカぶりを強調しています。見終わった後、親バカぶりに呆れますし、吸殻を拾ったのは誰?車のそばを通った人影は誰?、その後の子供たちは?など色々と突っ込みどころや整合性に疑問が残り、見応えはありましたがミステリーとしての爽快感は薄いです。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月22日 (土)

幸せの1ページ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『幸せの1ページ』・・・2008年、アメリカ映画。ウェンディー・オルーのベストセラー児童文学『秘密の島のニム』をオスカー女優ジョディ・フォスターと『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリン主演で映画化したファミリー・アドベンチャーです。ヒーロー冒険小説の作家にして極度の引きこもりの女性が、ひょんなことからメル友となった少女のSOSに促され、彼女が暮らす南の孤島へと思いもよらない大冒険に繰り出すさまをコミカルに綴っています。共演は『300 <スリーハンドレッド>』のジェラルド・バトラーです。孤島にはちゃんとネット環境が整っていて生物学の研究をしている父娘が住んでいますが、父親はプランクトンの研究でボートで沖に出て嵐に遭い遭難します。父親は大海原のど真ん中でボートが破損し、あの手この手で帰ろうとします。一人残された娘は孤島に訪れた観光開発の一団を追い払う為に色々画策します。女性作家は娘を助ける為と新作のネタ探しに飛行機、ボート、ヘリなどを乗り継いで孤島へ向かいます。それぞれがテンポよく同時進行しますがどのパートも目新しい演出や場面がありません。三人が揃って、これからってところで終わります。ジョディ・フォスターが珍しくドタバタした女性を演じているのとアビゲイル・ブレスリンがジャングルを飛び回るくらいが見所です。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月21日 (金)

桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール』・・・1978年、日本映画。作家橋本治の鮮烈なデビュー作の映画化です。当時の風俗を巧みに取り入れ女子高生の本音を軽やかに描いた青春コメディです。主演竹田かほり、共演は亜湖、内田裕也、片桐夕子、岸辺四郎です。春休み、女子高生レナは家出したクラスメートの裕子を探しに安曇野、金沢、京都へ行く羽目になります。冒頭、好きでもない男と初体験を済ませながら完全に奔放にもなれないレナの揺れる心や親友の裕子とどちらが大人かを競うライバル心などが描かれています。主人公であるレナ役の竹田かほりのヌードは冒頭とエンディングにチラッと貧乳が映るだけです。あとの見せ場は親友の裕子役の亜湖がナイスバディで担当しています。せっかく予算を出して観光地を回っているのだからもう少し背景も映して欲しいです。よく見ないと何処か分かりません。ここでの【桃尻】は大きなお尻の形ではなく不安定な年頃のピンクのジーンズを履いたレナのお尻を指しています。大きくて形の良いお尻は期待できませんでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月18日 (火)

決断の3時10分

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『決断の3時10分』・・・1957年、アメリカ映画。逮捕された強盗一味のボスを汽車で護送することになった男が、その発車時刻までの間に繰り広げる一味との熾烈な攻防と駆け引きを緊迫感のあるタッチで描いた西部劇です。まもなく劇場公開される『3時10分、決断のとき』(07年)のオリジナル版です。大勢の手下がホテルで待機しているボスを取り返しに向かっている途中なので街の人達はビビッて誰も助けてくれません。午後3時10分に到着する汽車の時間まで4時間あり、200ドルで雇われた貧しい牧場主の主人公は、こちらに向かっている手下達の恐怖とボスの『10000ドルを出すから逃がしてくれ』という執拗な誘惑と戦います。見せ場は待機していたホテルから駅までに大勢待ち伏せている手下との銃撃戦です。そして意外な結末はとても爽やかでした。スター俳優は出ていないし内容のほとんどが主人公とボスとの会話のやりとりなので展開が地味ですが渋い作品でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月16日 (日)

容疑者Xの献身

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『容疑者Xの献身』・・・2008年、日本映画。東野圭吾の『ガリレオ』シリーズ初の長編にして直木賞受賞の傑作感動ミステリー『容疑者Xの献身』を、大ヒットTVシリーズ『ガリレオ』のスタッフ・キャストで映画化しました。冴えない人生を送る天才数学者が無償の愛に衝き動かされて仕組んだ究極のトリックに天才物理学者・湯川学が挑むスリリングな頭脳戦をドラマ版のテイストを残しつつも原作の持つ人間ドラマに重きを置いた丁寧な筆致で描いてゆきます。出演は福山雅治、柴咲コウらオリジナルキャストに加え、事件の容疑者・花岡靖子役で松雪泰子、天才数学者・石神哲哉役で堤真一が登場。私は原作は未読でTVシリーズも未見です。プロローグの派手な爆発を使ったウンチクと実験から察するに難事件を、福山が演じる湯川教授が物理科学で証明し解決していく話のようです。今回の事件は殺人を犯してしまった母娘を助ける為に数学者の石神が綿密なアリバイ工作を作ってかばう事件です。湯川と石神は大学の元同級生という設定です。興業的なことで豪華なスタッフ、プロローグの無意味に派手な爆発、湯川と石神が会って話をするだけなのにわざわざ吹雪の中の雪山登山に長時間割いたりと無駄が多いのが気になりました。事件解決も数学者の出した問題を物理学者が挑み、分からないので途中でヒントを貰って解いたというお粗末な話で、このシリーズの売りであるはずの物理科学で証明して解決していません。最後に明かされる驚愕の真相も、その前に湯川に出されるヒントで私も分かってしまいました。湯川教授のキャラクターは【実に興味深くて】面白かったですが相棒である柴咲こうは影が薄いし後半は堤真一の独壇場で話は段々地味で尻すぼみな印象の作品でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月15日 (土)

大YAMATO零号

自宅鑑賞映画の感想 5本

 『大YAMATO零号 VOL.1〜5』・・・2008年、日本作品。総製作費10億円、制作年数7年のOVAです。原作・総設定・デザインは『宇宙戦艦ヤマト』巨匠・松本零士。監督は勝間田具治。音楽は『宇宙戦艦ヤマト』も手がけた宮川泰とヒットメーカー後藤次利。声優陣は艦長役にささきいさおが出ています。宇宙暦3199年、銀河系をも壊滅させる巨大な7つの敵がA(アー)銀河(地球を含む銀河系群)に襲い掛かります。A銀河最強の<七千艦隊>がそれを迎え撃つも撃破されてしまい、A銀河に残存する味方艦隊は6艦隊だけとなります。まず大YAMATO零号の主要乗組員が多すぎます。最後まで名前と顔が一致しませんでした。それぞれの持ち場は名前は違いますが『ヤマト』の沖田、古代、島、森、真田、佐渡、アナライザーなどそっくりなキャラクターです。他にもたくさん持ち場やキャラクターが出てきて、それぞれを丁寧に描こうとして結局主役がなくなり焦点が散漫になってしまっています。巨大宇宙戦艦7千艦隊の時代に、何故か大昔のヤマトがベースのデザイン、何故か主要戦艦の3分の1くらいの大きさ、何故か大きな羽根が2個付いている、何故かはみだし者ばかりの寄せ集め、何故か地球の地下で隠れて建造・・・そして何故か中身は空っぽです。艦長いわく『進化する宇宙戦艦』だそうです。大金を投じ大風呂敷を広げて長寿シリーズ化を目論んでいたのでしょうね。でも話がつまらない、見せ場がない、CGはプレステ並みのしょぼさではどうしようもないです。7千隻もの戦艦を瞬殺する敵にたった1隻で渡り合う話はあまりに退屈で途中嫌になりましたが頑張って5本とも見ました。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月14日 (金)

おくりびと

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『おくりびと』・・・2008年、日本映画。アカデミー賞・最優秀外国語映画賞を受賞。本木雅弘が遺体を清め棺に納める【納棺師】を真摯かつ繊細に演じる感動のヒューマン・ドラマです。ひょんなことから納棺師となった主人公が、特殊な仕事に戸惑いながらも次第にその儀式に大きな意義を見出していく姿と、故人を見送る際に繰り広げられる様々な人間ドラマをユーモアを織り交ぜ丁寧な筆致で描き出しています。共演は広末涼子、山崎努。監督は『陰陽師』の滝田洋二郎です。映画の納棺師の仕事は衣裳替え、化粧、納棺までしています。私は身内の衣裳替えと化粧までを経験しました。経験者から言わせてもらうと死後硬直している遺体はあんなに柔らかくて衣裳替えは簡単なものではありません。それ以外は分からないので納棺師の仕事内容は興味深かったです。適度にユーモアを交えながら色々な人の納棺シーンのドラマが見られます。納棺師の仕事内容は毎回同じはずなのに各納棺シーンはそれぞれの家族の演技により毎回ドラマがあり泣かされます。主人公は元オーケストラのチェロ奏者であり、納棺の仕事がない時はチェロを演奏します。時々挿入されるこのシーンの選曲がまた良くて舞台となる山形の綺麗な風景をバックに流れるシーンが素晴らしいです。納棺シーンで泣かされ、チェロ演奏で癒されるとても素晴らしい映画でした。★★★★☆星4つ

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2009年8月10日 (月)

JUNO/ジュノ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『JUNO/ジュノ』・・・2007年、カナダ/アメリカ映画。わずか16歳にして予期せぬ妊娠という事態に直面したヒロインが、中絶や養子縁組といった選択肢に揺れ動きながらも、子供が生まれるまでの9ヵ月間を悩み抜く中で自らの答えを見出していく姿を、ユーモアを織り交ぜ等身大に描いたコメディ・ドラマです。主人公のジュノは男友達と好奇心で初体験したら、たった1回で妊娠してしまいます。ところが日本の作品のように修羅場はなく大事件にはなりません。愛し合った結果ではないので相手の同級生やその親は責任を取る気はないし、ジュノ自身も自分の落ち度なので相手に責任取らせる気はない、ジュノの親も激怒もせずにただ現実を受け入れ彼女の行動を応援するだけです。ジュノ自身は身体の変化に驚くだけで、トラブルや困難はなく順調に描かれています。元々ジュノは派手な性格や生活をしているわけではないところが等身大として共感を得られたと思います。波乱が起こるのは養子縁組する夫婦です。早く子供が欲しくて準備を着々と進める奥さんとまだ受け入れる心の準備ができていない旦那さん。ジュノはこの夫婦が持ち直すように応援します。ストーリーは特に波乱も大感動もなく予定調和で終わります。でもジュノ、その家族、同級生、養子縁組夫婦がそれぞれが以前より少しだけ幸せになるオチが爽やかでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月 8日 (土)

機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート』・・・1998年、日本映画。アムロ達が活躍した『1年戦争』のサイドストーリーを描いたOVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の映画化作品です。劇場版オリジナルの新キャラクター、アリス・ミラーの視点からモビルスーツ部隊第08MS小隊のエピソードを描いています。宇宙世紀0079年、アムロ達とジオン軍が争いを繰り広げるさなか、ジオンの新型モビルスーツ【アプサラス】と接触した第08小隊のシローは戦闘中に消息を絶ちます。その後、彼は無事に帰還するが、その間の行動を不審に思った軍によってスパイ容疑をかけられてしまいます。アリス・ミラーがシローから供述を取ることにより今までのストーリーを振り返る形をとったダイジェスト版です。オリジナル版は11話とエピローグ編を含めた全12話からなっていますが、ダイジェスト版といえどたった51分にまとめるのは無茶です。このシリーズは小隊を率いる新米隊長のシローが最初は反目していた部下と徐々に信頼を深めながら次々とミッションを遂行していく姿を描いており、そして戦略、メカや武器のディテールに凝っているのが特色であり見所です。さらに同時進行で敵ジオン軍の女性兵士を愛してしまったシローの苦悩も描いてありました。ところがこの映画版は女性兵士との恋愛部分を中心に編集されており見所であったミッション部分がほとんどありません。結局え〜とこ取りをしたダイジェスト版にはなっていないし、このシリーズの良さを排除して単なる恋愛映画にしてしまったのは大きな失敗です。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月 7日 (金)

機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光』・・・1992年、日本映画。『機動戦士ガンダム』のアナザーストーリーです。OVAシリーズ『機動戦士ガンダム スターダストメモリー』を再構成し、新作映像も追加しています。ジオンと地球連邦の1年戦争が終結して3年。突如としてデラーズ・フリートと名乗る組織が地球連邦に宣戦布告してきます。目的はジオンの復興、そして連邦の滅亡。彼らは星の屑作戦(スペースコロニー落とし)を敢行するためモビルスーツのテストパイロット、コウ・ウラキの目の前でガンダムの試作機を奪取していきます。いわゆる宇宙世紀0079年の『ファースト・ガンダム』と0087年の『Zガンダム』の中間に位置するストーリーです。もちろん、シャアやアムロもカミーユもホワイトベースのメンバー誰一人出てきません。主人公はニュータイプではなくごく普通のパイロットです。今までのガンダムのように特殊な能力を持った1人のパイロットが大活躍する話ではありません。主人公が生き延びるのもガンダムの装甲が厚いお陰です。パイロットやモビルスーツの魅力を廃し戦闘シーンは戦略的な部分に焦点をあてています。定番だった敵味方多数あった魅力的なキャラクターも主人公、ヒロイン、敵方の元彼に絞ってあります。今までのガンダムとは違うことをしようとしているようです。戦闘シーンは激しくて迫力がありますがガンダム自体があまり活躍しない、機体自体に魅力がありません。さらにクライマックスで取って付けたような三角関係には唖然としました。彼女が元彼に急に寝返ったことからゴタゴタしている間にタイムリミットが過ぎ、コロニーが地球に落下してしまい多数の死者が出ます。この作品は主人公が力不足なので、ことごとく作戦に失敗する作品で感動も爽快感もありません。ただ『Zガンダム』に出てくるティターンズの誕生理由がここで描かれていました。本当に繋ぎだけの作品でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年8月 4日 (火)

大決戦!超ウルトラ8兄弟

自宅鑑賞映画の感想 1本

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』・・・2008年、日本映画。横浜を舞台に昭和の4大ウルトラマンと平成の4大ウルトラマンが夢の共演を果たした特撮ヒーロー・アクションです。長野博、つるの剛士、黒部進、森次晃嗣、団時朗はじめ、新旧ウルトラマン・シリーズを彩ったオリジナル・キャストたちが豪華に大集結しました。昭和ウルトラマンはM78星雲から来た使者ですが、平成ウルトラマンはそうではないので本当は兄弟ではありません。一緒に共演させる為のアイデアとして、この映画の世界はウルトラマンはテレビの中のキャラクターで実在はしていなかったパラレルワールドということになっています。そして各ウルトラマンの主人公とヒロインが付き合っていたり夫婦として生活しております。昭和ウルトラマン世代の私はハヤタとアキコ夫婦、ダンとアンヌ夫婦、北斗と南夫婦達などが当時の俳優が演じているのに感動です。またその子供達もどちらかの実子を使っているのでそっくりです。イデ隊員が出ていたり、その他にも【ウルトラQ】のナレーションの石坂浩二がナレーションをしていたり、万丈目くんの佐原健二が出ていたりなど他のウルトラシリーズに出ていた人達もゲストで多数出ていました。ストーリーはお父さん世代をターゲットにしていて、ウルトラマンがいない世界にウルトラマンを登場させるのに時間を1時間も割いています。1時間引っ張っただけあって後半の30分は見せ場の連続で感動物です。それぞれの変身シーンはカッコいいですし、必殺技や見せ場もそれぞれあります。空中戦は安っぽいCGになりますが、それでも十分に堪能できました。ちなみに今回登場のウルトラマンは、昭和からウルトラマン、セブン、新マン、エース、平成からティガ、ダイナ、ガイア、メビウスです。★★★☆☆星3つ

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2009年8月 1日 (土)

結婚しようよ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『結婚しようよ』・・・2007年、日本映画。吉田拓郎の名曲の数々をバックに、フォークソング全盛の70年代に青春を謳歌した団塊世代の父親と家族の物語を綴るハートフル・ホームドラマです。主演は三宅裕司、監督は『半落ち』『夕凪の街 桜の国』の佐々部清です。いきなりオープニングは『落陽』から始まり一気に引き込まれます。その後、吉田拓郎のベスト版のように全20曲も挿入曲として使われます。主人公である父親のこだわりは【夕食は家族4人揃って食べること】です。でも年頃を迎えた娘達は彼氏のところへ行ったり、バンド活動で帰れなかったりと反発を始めます。でも彼女達は反発しながらも、そんなこだわりを持つ父親を尊敬しています。ありそうでない家族の日常をほのぼのと描いています。ストーリーは特に珍しくもない松竹映画らしい人情ホームドラマですが場面場面に使われる拓郎の曲が非常にマッチしていて盛り上げます。この映画に使われることによりキャンディーズの『やさしい悪魔』や森進一の『襟裳岬』も拓郎の曲だったことを思い出しました。クライマックスは娘の結婚式で参列者達と合唱する『結婚しようよ』は泣かせます。ここで終わりと思ったら・・・まだ泣かせます。拓郎かっこええなぁ~。体調を整えてまたライブをしてください。これだけたくさんの1アーティストの曲を使った映画は記憶にないです。主役は三宅裕司より拓郎の曲です。名曲の数々は劇中で三宅裕司と一緒につい歌を口ずさんでしまいます。拓郎ファンと40歳以上限定作品です。★★★☆☆星3つ

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2009年7月29日 (水)

スピード・レーサー

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『スピード・レーサー』・・・2008年、アメリカ映画。 アメリカ国内でも人気を博した往年の日本製アニメ『マッハGoGoGo』を『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー兄弟が実写映画化したカー・レース・アクションです。若き天才レーサーが陰謀に立ち向かい過酷なレースに挑む姿をCGを駆使した革新的映像で描いています。私はアニメは子供の頃に夢中になり、もちろん【マッハ号】のブリキのおもちゃを持っていました。ストーリーはレースが企業の投資に利用されているという単純な話のはずですがなんかごちゃごちゃしていて分かりにくいです。例えばライバルに反日韓国人のピ(RAIN)が演じるラジョーがいますが、そもそもこの役は日本人の設定がピのごり押しでハングル文字が描いた衣装を着て、無国籍アジア人という感じです。でも妹はハルコ、父親はテツヤと当初の設定のままなので3人が家族だとだいぶ後まで気付きませんでした。どうせストーリーなんてあってないようなものなので単純に『大企業の悪巧みに負けず家族の為にレースに挑む姿』を描いていると整理して鑑賞しました。俳優陣は原作にそっくりで違和感がありません。背景やレースシーンは原色を使ったCGで描かれていてもうほとんどアニメです。レースシーンは導入と中盤と最後の3ヶ所です。導入と最後はサーキットですが中盤のレースはラリーです。このレースは2日間あり結構時間が割いてありますが、私はこのレースが見せ場の連続で一番気に入りました。まず【マッハ号】のデザインはアニメとほぼ同じで、秘密兵器もオート・ジャッキ・アップでジャンプしたり(もちろん効果音はアニメのまま)、丸ノコ2個がボンネット下から出てきたり、タイヤから釘が生えてアイスバーンを走行したりなど他の機能も合わせて完璧に再現しています。迫力のあるバトルとトラブル回避の連続は見ていて歓声を上げっぱなしでした。クライマックスのレースもスピード感と迫力は抜群で、『何のために走る?』という主人公の疑問の答えとレースの行方が交差するゴールの盛り上がりは最高潮に達しました。エンディングも含めてBGMは『風も~震えるヘアピンカーブ~♪』のアニメソングです。いや~見事な映画化でした。★★★☆☆星3つ

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2009年7月27日 (月)

幸せになるための27のドレス

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『幸せになるための27のドレス』・・・2008年、アメリカ映画。『グレイズ・アナトミー』のキャサリン・ハイグル主演のロマンティック・コメディです。27回も花嫁付添い人として友人の幸せを見届けてきたヒロインが、ようやく自分自身の幸せを見つめて一歩を踏み出す姿を描いています。共演は『Xメン』のジェームズ・マースデンです。『ノー』と言えない性格で他人の世話ばかりの主人公。挙げ句の果てに密かに好意を抱いていた上司も積極的な性格の妹に横取りされて、妹の花嫁付き添い人までなってしまう始末です。この手の作品はだいたいオチは決まっているので、あとは展開で観客にどこまで共感させるかです。ところが後半の主人公の行動がいただけないです。ついにぶちギレたのは良いけどおかげで妹は破談で姉妹仲も最悪になります。最後は当然主人公の結婚式となるわけですが最悪状態の姉妹仲のはずがいつの間にか普通に付き合っています。それじゃ〜破談のエピソードは必要ないでしょう。あのエピソードによって観客は主人公に共感できなくなってしまっています。妹の破談エピソードを抜いて今までの好意が報われるという形の結婚式の方がずっと盛り上がれたはずです。その分、結婚相手とのゴールインをもっと盛り上げて欲しかったです。27着のドレスは特に重要ではありませんでしたが最後に歴代の花嫁達が付き添い人として列席するという使われ方はまあまあです、尚更破談エピソードが余計でした。結婚式のコーディネートを知り尽くした主人公の待望の結婚式にしてはショボいのも残念です。★★☆☆☆星2つ

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2009年7月24日 (金)

カンフー・ダンク!

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『カンフー・ダンク!』・・・2008年、台湾/香港/中国映画。カンフーの使い手がバスケットボールで活躍するスポーツ・アクション・コメディです。カンフーで培った超人的運動能力から繰り出されるスーパープレイの数々をVFXを駆使して描き出しています。主演は『頭文字D THE MOVIE』『王妃の紋章』のジェイ・チョウです。主人公のジェイ・チョウは本業は有名な歌手のようですが見た目はイマイチです。でもチームメートはすごくイケメン揃いで女性の集客を狙っているのが見え見えです。前半の飲み屋でのシーンは『ハスラー2』のオープニングのパクりから始まり大乱闘シーンはブルース・リーを意識したようでそこそこ迫力がありました。『少林サッカー』のバスケット版みたいな位置付けで、とんでもないアクションは同じですが笑いの要素はこちらは少ないです。試合のシーンはワイヤーアクションとVFXで次々ダンクをきめまくる派手なシーンもテンポがよく迫力がありますが、普通のプレーの動きも俳優の皆さんはソツなくこなしているのが好感が持てます。普通のプレーの動きが素人ぽいとどうしても見所である試合のシーンはしらけてしまいます。主人公は最初から身体能力が高いのでチームに加入した途端に勝ち進んでいくので、最初にドリブルを練習するくらいで決勝前に備えて厳しいトレーニングを積むこともありません。途中大きなトラブルもなく一本道を走るだけの展開は少し物足りません。でもこの映画はテンポが良い展開、ノリの良い音楽、爽快な試合シーン、イケメン達の活躍とアジア映画らしいベタな演出が見所なのでそれなりに楽しめました。★★★☆☆星3つ

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2009年7月22日 (水)

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』・・・2008年、アメリカ映画。ハリソン・フォード、スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカスの黄金トリオで19年ぶりに復活した人気シリーズ第4弾のアクション・アドベンチャーです。今回は米ソ冷戦下の1950年代を舞台に、インディが宇宙の神秘を解く力を持つ秘宝をめぐって熾烈な争奪戦を繰り広げます。シリーズ物なので復習を兼ねて過去の作品を見てからだと、どうしても過去の作品と比べて見劣りしてしまいます。前回の劇場鑑賞時は復習直後だったので少し物足りなさを感じました。今回、月日を於いてから再鑑賞すると意外に面白かったです。特撮は最新技術を取り入れ迫力があります。トラブルや人間ドラマもアイデアが駆使されていました。アクションシーンも年老いたインディの変わりに息子が激しく動き回りテンポが良いです。謎解きは『ナショナル・トレジャー』並みに観客に考える猶予を与えずサクサクと解いていきます。遺跡もお金は掛かっていますがトラップが少ないです。見所は遺跡関係ではなくアイデア抜群の次々と続く追いかけっこと変な親子の会話です。★★★☆☆星3つ

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2009年7月18日 (土)

告発のとき

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『告発のとき』・・・2007年、アメリカ映画。『クラッシュ』のポール・ハギス監督がイラク戦争から帰還した一人の兵士を巡る衝撃の実話を映画化したミステリー・ドラマです。帰還後間もなく無断離隊したとの連絡を受けた父親が息子の汚名を拭うべく行方を捜す中で次第に浮かび上がる過酷な真実を描き出します。主演は『逃亡者』のトミー・リー・ジョーンズ、共演にシャーリーズ・セロンとスーザン・サランドンです。行方不明になった息子はやがて惨殺死体となって見付かります。前半は息子探し、後半は犯人探しとなります。真面目で堅物な元軍警察の父親が軍や管轄警察の両方を巻き込みながら真相に近付いていきます。息子探しと犯人探しの部分で最後まで飽きずに見られましたが、それは最後まで観客を引っ張る為の道具に過ぎず本当のメインとなって描いているのは現在の腐敗したアメリカです。イラク戦争で何かしらの傷を心に負った兵士達が続々と帰還してきます。そんな彼らが日常生活に紛れている恐ろしさ、犠牲者はタイミング次第では加害者になっていました。力作ではありますが後味が悪く私好みの娯楽作品とは言い難いです。★★☆☆☆星2つ

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2009年7月17日 (金)

ロストボーイ:ニューブラッド

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ロストボーイ:ニューブラッド』・・・2008年、アメリカ映画。半吸血鬼にされてしまった妹を救うため、その兄が助っ人の吸血鬼ハンターと共にヴァンパイア退治に挑みます。1987年製作のアクション・ホラー『ロストボーイ』の続編です。前作から年月が経ちすぎて全然覚えていませんが、あまり関連はないので問題なく見られました。今回のヴァンパイア達は街中のチンピラです。パーティーを開いては女の子をナンパして餌食にしています。あとはバイクで徘徊したりサーフィンをしたりします。主人公の妹がどうしようもないアホで兄の心配をよそに彼等に憧れて近付き犠牲になります。主人公は彼等の棲家を探る目的で信用を得るためにヴァンパイア達と一緒になって夜な夜なバカ騒ぎを繰り返します。ダラダラと付き合わされてやっとのクライマックスは最後の10分でヴァンパイア退治ですが、ヴァンパイア達は弱すぎます。たった10分で手下どもとボスを退治してあっさり終わります。途中ギャグと思えるセリフがいくつかありますがセンス、タイミング共に完全に外していて見ているこちらは呆気にとられます。無駄に女性の裸が出てきますが全く盛り上がりません。★☆☆☆☆星1つ

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2009年7月10日 (金)

ウィンブルドン

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 『ウィンブルドン』・・・2004年、イギリス/アメリカ映画。テニスの聖地【ウィンブルドン】を舞台に、落ち目の男子プレーヤーと売り出し中の若手美人女子プレーヤーの恋を爽やかに描いたロマンティック・コメディです。主演は『ダ・ヴィンチ・コード』のポール・ベタニーと『スパイダーマン』のキルステン・ダンストです。たいしたエピソードも出ていないのに開始早々とても簡単に2人が恋におちるのは早すぎます。主人公は最高成績は10年くらい前で以降は1回戦負け続きです。それが毎試合前夜に一晩中彼女とエッチして足腰フラフラになりながらコートに立っているのにスタンドに見える彼女の姿で奮い立ち勝ち上がっていきます。厳しいシーンは一切なく彼女ができただけでウィンブルドンを優勝していいの?テニスの試合のシーンは主人公の方はカットとCGでそこそこ見られますが優勝候補のはずの彼女の試合シーンは酷いです。運動神経がかなり鈍いのかカットを多用して誤魔化していても素人の私が見ても動きが変です。テニスを題材にしていますが彼女に会うために四苦八苦してるかエッチをしてばかりで試合シーンは少ないです。都合の良い展開ばかりで、さらにラブコメとしてのポイントは抑えてあるので安心して気軽に恋愛ドラマを楽しめました。★★★☆☆星3つ

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2009年7月 9日 (木)

ブラックサイト

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 『ブラックサイト』・・・2008年、アメリカ映画。現代のネット社会を脅かす緊迫のサイコ・サスペンスです。アクセスカウントの上昇によってその対象となった人間を死に至らしめる公開殺人サイトを操る謎の犯人と女性FBI捜査官の息詰まる追跡劇をスリリングに描いています。主演は『運命の女』のダイアン・レインです。被害者は『ソウ』を彷彿させる残酷な仕掛けの中に縛られています。通常はそのままですがネット上で公開することによりアクセスカウントが増えるごとに仕掛けが進行していき被害者を死に至らせます。被害者の命を延ばすのはアクセスをしないことです。人間の好奇心が殺人の手助けをします。冒頭に死亡事故を見て通る渋滞にハマる主人公が描かれています。自分に関係ない惨劇は見世物として成り立つ人間の好奇心の怖さが描いてあります。犯人は早々に姿を見せるので犯人探しの面白さは薄く、上司や警察の無能ぶりにイライラします。『ソウ』ほど残虐なシーンもありませんがテンポよくそこそこハラハラします。そして人間の好奇心怖さは十分味わえました。★★★☆☆星3つ

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2009年7月 7日 (火)

崖の上のポニョ

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 『崖の上のポニョ』・・・2008年、日本映画。宮崎駿監督が、アンデルセン童話の『人魚姫』をモチーフに描くハートフル・ファンタジー・アニメーションです。【人間になりたい】と願ったさかなの子・ポニョと5才の男の子・宗介の愛と冒険を、CGを廃し、手描きアニメーションにこだわった迫力とイマジネーション溢れる映像表現で描き出しています。ストーリーは単純ですが、海がせき止められたり大量に古代魚が出現したり、月が落下したりなど深読みすれば何かを暗示するような謎の表現が多数出てきます。でも何故?どうなる?どうなった?など解答は放置されたまま終わります。相変わらず宮崎駿らしくポニョやその兄弟、宗介達の表情や仕草はとても可愛くて見ていて微笑ましい演出に溢れています。でも以前の作品のように【愛と夢と冒険と感動】のワクワク感を期待していると今回も裏切られます。『もののけ姫』以降、毎回そのワクワク感を期待してもいつも微笑ましい演出だけが見所で終わってしまうのも寂しいかぎりです。でもそれだけでも今回はそこそこ楽しめました。★★★☆☆星3つ

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2009年7月 6日 (月)

スパイダーウィックの謎

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『スパイダーウィックの謎』・・・2008年、アメリカ映画。世界的ベストセラー・シリーズを『チャーリーとチョコレート工場』のフレディ・ハイモア主演映画化したミステリアス・アドベンチャーです。引越ししてきた森の中の古い一軒家の物置で妖精たちの秘密が記録され封印されていた禁断の書【妖精図鑑】を開けたことで悪の妖精までも呼び覚ましてしまった姉弟3人の冒険を最新技術を駆使して描いています。良い妖精は顔出し程度であまり主人公達を助けることはありません。出てくるのは悪の妖精達でゴブリンという人間の幼児くらいの身の丈のモンスターが中心です。他にも良く似たホブゴブリン、グリフィンにトロールなどが出てきます。中には興奮するとモンスターになりますがハチミツを与えて落ち着かせると人間の小人みたいな姿になり助けてくれる妖精も出てきて楽しいです。悪の妖精達の目的は【妖精図鑑】を奪うこと。主人公達は悪の妖精退治、【妖精図鑑】の封印、家と家族を守ることです。武器は普段は見えない妖精が肉眼で見ることのできるメガネ、剣、【妖精図鑑】に載っている弱点を利用することくらいです。舞台を家の中と周りの森という狭い範囲内に留め、武器も大げさなものが無いのが逆にテンポがありました。全体的に風呂敷を広げず荒唐無稽になりすぎないようにしているのが良いです。仲が悪かった姉弟達3人が知恵と勇気と力を合わせて悪の妖精を撃退する様はお約束ですが痛快でした。★★★☆☆星3つ

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2009年7月 5日 (日)

KIDS

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『KIDS』・・・2007年、日本映画。人気作家・乙一の短編『傷 -KIZ/KIDS-』を小池徹平、玉木宏、栗山千明出演で映画化したファンタジー・ピュア・ストーリーです。人の傷を自分の身体に移す特殊な能力を持つ純粋な主人公が、すさんだ生活を送る青年と悲しい過去を持つ女性と出会い、お互いに友情を育んでいきます。それぞれ心や身体に傷を持つ男2人、女1人の3人の奇妙な日常を描いています。この町にはロクな人間がいないようで毎日喧嘩が絶えません。そんな中で特殊な能力を持つ小池徹平が人から傷を取り除き自分に移していき町中を癒そうとします。傷の治癒力は人並みなので徐々に身体がボロボロになっていきます。キリストの受難の真似事でしょうか?各エピソードは突っ込みどころがあり心に響きません。さらにクライマックスでは大惨事が起きます。小さな町の片側1車線の道路なのに車が10台くらい横転しています。高速道路でもないのにみんなどんな運転をしたらこんなに大惨事になるのでしょう。事故シーンはなく、主人公達が助けに行くシーンからです。スローモーションを多用するこのシーンは最大の見せ場なのに最多突っ込みどころ満載シーンでした。共感も感動もなにもない映画でした。★☆☆☆☆星1つ

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2009年6月26日 (金)

約束

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『約束』・・・2006年、韓国映画。南北に分断されている朝鮮半島を舞台に、脱北者カップルの悲しいすれ違いの運命を描いた悲恋ドラマです。主演はチャ・スンウォンとチョ・イジンです。2001年、北朝鮮のピョンヤン、青年ソノはある事情で一家で韓国に逃亡します。そのため、結婚の約束をした恋人ヨナと離ればなれになります。必ず迎えに行くと約束したソノは、ソウルでヨナの脱北費用を稼ぐため懸命に働きますが、そんなとき、ヨナが北朝鮮で結婚したとの報せが届きます。数年後、ソノも韓国の女性と結婚した直後に実は結婚していなかったヨナがソウルに脱北してきます・・・。ソノの辛い立場は分かりますが、その後の行動は共感できません。ヨナが脱北してからの切ない展開やゴタゴタが見所なのに短すぎます。それまでが長すぎて退屈でヨナが脱北して来るのが遅すぎます。南北分断を背景に使っていますが、展開は古臭くて、オチも極めて普通過ぎて拍子抜けで目新しさが全くありませんでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年6月24日 (水)

ヒットマン

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ヒットマン』・・・2007年、フランス/アメリカ映画。洋物人気ゲームソフトを映画化したスタイリッシュ・ガン・アクション・ムービーです。主演は『ダイ・ハード4.0』のティモシー・オリファント、共演は『007/慰めの報酬』のボンドガールで注目株のオルガ・キュリレンコ、監督はフランスの新鋭ザヴィエ・ジャンです。幼少から暗殺者として養成する謎の組織でトップの成績のエージェント47が主人公です。彼は、新たなターゲットであるロシア大物政治家を鮮やかに狙撃します。しかし、ほどなくそれが罠だったことを知り、事件の鍵を握る謎の娼婦ニカと接触します。陰謀の首謀者を突き止めるため、ニカを連れて復讐に乗り出す47の暴れっぷりを描いています。主人公は警察、インターポール、ロシア秘密警察、さらに裏切り者として組織からも追われます。一番手強いのが組織からの暗殺者達です。組織の物は主人公含めて全員スキンヘッドで後頭部にバーコードが描かれています。バーコードは劇中では特に意味はありませんでしたが、その特徴的な頭は何処でも目立ち【暗殺者】として一目瞭然なのはいただけません。厳重な警戒の中から一仕事終えた主人公が逃げ出すシーンの連続です。逆に厳重な警戒の会場へどうやって忍び込むかは描かれていません。万事そんな調子で全編に渡る様々なクールでカッコいいガン・アクションだけが見所で、後は突っ込みどころ満載でした。★★★☆☆星3つ

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2009年6月17日 (水)

今日も僕は殺される

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『今日も僕は殺される』・・・2007年、イギリス/アメリカ映画。理不尽にも毎日殺され続ける青年の恐怖とその謎を描くミステリアス・ホラーです。監督はCM界で活躍するイタリア出身のダリオ・ピアーナです。アイスホッケーのスター選手イアン・ストーンは、帰宅途中に踏切で倒れている人を助けようとして逆に自分が線路に押さえつけられ、無惨にも電車に轢かれて死んでしまいます。続いてイアンが目覚めると、そこはオフィスの中だった・・・。惨殺される度に違う日常生活が始まる展開は名作『バタフライ・エフェクト』のようで前半から中盤まではすごく楽しめました。しかし後半ネタバレしてからは急に失速してしまいました。犯人は人間の姿に変身した不死の怪物の仕業でした。主人公も同じ仲間だったというオチ、ここまでは何とか許せます。最後は仮面ライダーの怪人同士の戦いみたいで一気にお子様映画のようになりました、また敵が弱すぎる。主人公だけが何故か不死であるはずの怪物を殺すことができたり、人間を殺したり生き返らせたりできます。なんの説明もないまま都合が良すぎる能力も失速原因です。アイデアや展開は良かっただけにクライマックスがもったいないです。★★☆☆☆星2つ

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2009年6月15日 (月)

ダイブ!!

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ダイブ!!』・・・2008年、日本映画。直木賞作家・森絵都のベストセラー小説『DIVE!!』を映画化した青春スポーツドラマです。ワケあってオリンピックを目指すことになった若き飛び込み選手たちの奮闘を瑞々しく爽やかに描いています。出演は『バッテリー』の林遣都、『鉄人28号』の池松壮亮、TV『BOSS』の溝端淳平、監督は『ニライカナイからの手紙』の熊沢尚人です。それぞれタイプが違う3人の男の子が同じクラブの仲間であり良きライバルとしてお互い切磋琢磨して成長する姿をテンポ良く描いています。3人が順番に壁にぶち当たり、仲間に励まされ立ち直り、選考会で最高の演技を目指します。主役は3人といっても良いくらい、それぞれに時間を割いているので2時間弱の上映時間では尺が短すぎます。心情を深く踏み込んだドラマはありません。その分、テンポの良さと見せ場の連続で全く退屈なシーンはありません。何より素晴らしいのは競技のシーンの撮影です。詳しい技術は分かりませんがカメラをワイヤーで吊ったようで飛び込み台の真上からとか正面上空とか、見たことのない角度の映像が新鮮です。どこまでも青い空、澄んだプールの水、芸術的な水飛沫、華麗な演技はすごく綺麗です。クライマックスの演技は思わず声が出るくらい素晴らしく最高でした。若い男の子達が青春している姿は見ていて羨ましくもあり、とても爽やかな気持ちになれました。★★★☆☆星3つ

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2009年6月14日 (日)

クローバーフィールド/HAKAISHA

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『クローバーフィールド/HAKAISHA』・・・2008年、アメリカ映画。大ヒットTVドラマ『LOST』を生み出し、『M:i:Ⅲ』『スター・トレック』を監督したJ・J・エイブラムスがプロデュースした異色作です。世界中で大ヒットし、その後に似たような邦題が乱立することになる本家本元です。アメリカ国防省が廃墟となったセントラルパークの瓦礫の下から見付けたホームビデオを再生した中身が本編です。ニューヨークに突如訪れた未曾有の大惨事を、渦中に放り込まれたゆえに全体像を掴めず、理由も分からぬままただ逃げまどうことを余儀なくされる一般市民の視点のみで追う斬新なスタイルで描き出していきます。撮影者は素人なので手振れやカメラの動きが早すぎて見難くて気持ちが悪くなりそうです。でもところどころ(肝心のところ)は手振れせずにきっちり捉えてくれるので気持ち悪さは意外に我慢できました。これはカメラの中の若者達と一緒に【疑似体験】する作品です。真実や真相や正体というものは後から判明することであって一般市民である現場の当事者達は【何か分からないけど、とにかく危険から逃げるだけ】です。だから見ている私達も【あれは何なん?】という疑問が何度も湧きますが、その疑問は振り払いカメラの中の若者達に感情移入して気持ちだけは一緒に逃げるのが、この映画の楽しみ方です。前半の街中での大惨事導入部はなかなか迫力がありリアリティがありました。カメラマンがどんくさいので少しイライラしますがそれが余計緊張感をあおりました。ストーリーはだだ逃げるだけなので見ている最中は次々襲う惨事にハラハラしますが見終わった後は何も残らず、もう一度見る気も起こりません。上映時間も1時間半も満たないのは正解です。★★★☆☆星3つ

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2009年6月13日 (土)

シークレット・サンシャイン

自宅鑑賞映画の感想  1本

 『シークレット・サンシャイン』・・・2007年、韓国映画。『スキャンダル』『マイ・リトル・サンシャイン』のチョン・ドヨンが渾身の演技でカンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いた人生ドラマです。夫と死別した後、人生をやり直そうと夫の故郷【密陽】へ引っ越してきた矢先に最愛の息子を失い、理不尽な運命に打ちのめされたヒロインの魂の彷徨と再生への道のりを、抑えたタッチで丁寧に綴ってゆきます。心の救済を宗教に求めるヒロインを、愚直ながらも温かな優しさで見守り続ける不器用な男を『グエムル -漢江の怪物-』のソン・ガンホが好演しています。私は映画にはエンターテイメントとして単純に『笑った』『興奮した』『恐かった』『泣いた』『共感した』『勉強になった』など面白さを求めています。この作品は役者の演技や監督の演出は素晴らしいかもしれませんが全然面白くなかったです。息子が誘拐殺人に遭いますがサスペンス的な要素で盛り上がるかと思っていたらあっさり捕まります。犯人の動機も計画も幼稚そのものです。心の救済を求めてキリスト教に入信し一生懸命布教活動します。またこの宗教生活部分が長いです。リアルさを求めているというなら主人公は終始まともに仕事している場面がありません。それなのに幼い子供を鍵を掛けずに家に置き去りにして飲み歩くお金はあります。不幸な境遇に遭うのも必然で同情の余地はありません。入信して神を信じたつもりが実は神になったつもりでもいるように人を見下し、思うような結果が出ないとあっさり止めてしまい今度は神を裏切る行為に走る。不幸な思い出もやがて年月が薄めてくれるのも分かり切った当たり前のことで最後の分かりにくい希望を含ませる演出も臭すぎます。共感も得られないヒロインの愚かな行動を盛り上がる場面もないまま延々と2時間半近く見せられて疲れるだけでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年6月12日 (金)

主人公は僕だった

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『主人公は僕だった』・・・2006年、アメリカ映画。ひねりの利いた設定と巧みなストーリー展開の脚本を人気俳優ウィル・フェレル主演で映画化したハートフル・ファンタジー・コメディです。ある日突然、自分の人生が悲劇ばかり書く小説作家が執筆中の新作通りにリンクしていることを知った男が、自分の人生をハッピーエンドにしてもらえるように奮闘するさまをユーモラスかつ寓話的に綴っています。共演にエマ・トンプソンとダスティン・ホフマン。ある日から突然自分が主人公の小説のナレーション部分が聞こえるようになる几帳面な男の戸惑いぶりはウィル・フェレルの得意分野で笑わせてもらいました。でも全体的には彼の作品にしては笑い部分は抑えめでハートウォーミングな部分が強めです。途中までは主人公と小説家は別々に進行して分かりにくくテンポが悪いですが、小説家の居場所を探すあたりからテンポよく進み始め先が全然読めません。少し地味ですが意外に豪華な俳優陣と斬新なストーリー展開は引き込まれました。でもオチがありきたりなのが残念です。★★★☆☆星3つ

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2009年6月11日 (木)

プルミエール 私たちの出産

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『プルミエール 私たちの出産』・・・2007年、フランス映画。世界各地の出産を巡る感動の瞬間を捉えたドキュメンタリーです。文化も人種も異なる10ヵ国の妊婦に密着し出産を控えた彼女たちの不安や決意、喜びといった心情を丁寧に映し出していきます。日本での出産も吉村医院の自然分娩が紹介されます。各国の女性の様子を次々と同時進行で映しています。前半は出産の準備の様子、後半は出産シーンばかりです。世界的に流行りなのか水中での出産もいくつかあります。産み方や人種は違っても基本的に出産を控えた心情や出産シーンはどこも似ているので同じようなシーンの繰り返しで単調ではあります。見終わった後は作品自体の話はしませんでしたが我が家での出産時の思い出話に花が咲き、おかげさまで珍しく夫婦で長時間語り合えました。作品は★★☆☆☆星2つ

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2009年6月10日 (水)

クラーケンフィールド/HAKAISHIN

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『クラーケンフィールド/HAKAISHIN』・・・2006年、アメリカ/カナダ映画。沈没船から伝説の秘宝を見つけ出した考古学者たち。でも、その発見は宝を守護する巨大イカ、クラーケンの怒りを引き起こしてしまいます。おまけに秘宝を横取りする為なら手段を選ばないお金持ち一族がトラブルを増やしてくれます。戦慄の海洋モンスター・パニック映画です。『クローバーフィールド/HAKAISHA』のパッチもんのような邦題はダメダメ映画臭プンプンします。でも私は貴重な時間を割いて時々この手のB級映画を見てしまう悪い癖があります。スタイルだけはイケてる女性陣はほとんどのシーンで無意味に上半身ビキニ姿でいてくれるサービスがあります。残念ながらそれ以上は露出はありません。ストーリーは王道一直線で寄り道なしです。宝を見付けて、悪役に横取りされて揉めている両者をクラーケンが襲ってきて主人公達だけ助かります。見所のアクションシーンですが水中シーンはダイビングが中心で、どうしても動きがスローになってしまうので盛り上がりません、でも次々人を襲うクラーケンのCGはそこそこ頑張っていました。水中では盛り上がらないのでクライマックスは海上でのヨットの上が舞台になります。でも海上のアクションの場合は作り物の触手が中心となるので粗を見えないように夜間にして見にくくする苦労がうかがえます。最後も偶然見付けた機関銃であっさりお陀仏で、大量の火薬を使った大爆発を期待していたのに地味過ぎます。スカッとしない最後は緊張感も達成感もなく終わってしまいました。★★☆☆☆星2つ

★拾いモノふざけた予告編

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2009年6月 8日 (月)

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』・・・2006年、日本映画。監督は神山健治です。西暦2034年、難民蜂起事件(TVシリーズ2ndシーズン)で草薙素子が去ってから2年後が舞台です。組織の変革が余儀なくされ義体化したトグサ隊長の元、新人20名を増強した新生公安9課に新たに空港人質立て篭もり事件が舞い込んできます。犯人は『傀儡廻が来る』と言い残し自ら命を絶ってしまいます。時を同じくして数々の難事件が同時に多発していきます。その影に潜む超ウィザード級ハッカー【傀儡廻】とは?私はTVシリーズは未見です。TVシリーズは映画版『攻殻機動隊』『イノセンス』の【人形使い事件】は存在していなかった世界だったようです。映画版しか見ていない私はそうとは知らずに途中まで微妙に違う設定に違和感を持って見ていました。押井守監督とは違う【攻殻機動隊】の世界観は背景、メカ、乗り物、演出、音楽など少し違いますが、これはこれでカッコ良かったです。相変わらず専門用語を多用したセリフは難しく理解できないので捜査は何をしているのかよくわかりません。でも難しいセリフに騙されず捜査自体を見てみると非常に幼稚でお粗末です。悪質な犯人も捕まった瞬間にその場でベラベラと詳しく供述してくれる協力的な人ばかりです。少子高齢化を題材に扱っていますが取って付けた感じです。クライマックスは先の映画版とそっくりです。【人形使い】と【傀儡廻】とはよく似た役割で今回も最後は草薙素子が前回と同じように融合を試みます。主人公である草薙素子は【人形使い事件】では肉体が消滅してしまい話が閉じてしまいましたが、今回の【傀儡廻事件】により公安9課に復帰するのでまだまだ話が続けられるようになりました。全体的には先の作品とよく似ていて新鮮味はありません。結局、草薙素子を復活させてまだまだ続ける為の作品ということです。★★☆☆☆星2つ

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2009年6月 5日 (金)

最高の人生の見つけ方

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『最高の人生の見つけ方』・・・2007年、アメリカ映画。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという名優2人の共演で贈るハートフル・ストーリーです。自分本位な大富豪の男と実直な自動車整備士が、ともに末期のガンで余命6ヵ月と宣告されたのをきっかけに、死ぬ前にやり残したことを実現しようと2人で病院を抜け出し冒険の旅に出る姿を描いています。監督は『スタンド・バイ・ミー』『恋人たちの予感』のロブ・ライナーです。大富豪なのでお金の心配はいりません、死ぬ前に好きなことをしたいと、自家用ジェットに乗って世界各地で遊び倒す老人2人の話です。スカイダイビング、万里の長城、ピラミッド他、どこも景色が素晴らしいです。結局一番素晴らしい場所は【家族】という普通のオチでした。娘との再会では感動シーンがあるかと期待しましたがあっさり終わりました。世界各地の素晴らしい景色と、性格や生活が正反対の老人2人の楽しい会話だけでも最後まで飽きませんでした。★★★☆☆星3つ

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2009年5月31日 (日)

今、愛する人と暮らしていますか?

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『今、愛する人と暮らしていますか?』・・・2007年、韓国映画。運命のいたずらか、偶然にもそれぞれのパートナー同士で浮気をしてしまう二組の夫婦の行方を描いています。一組は、建築会社の若き副社長(軽い性格)と照明デザイナーの妻(堅い性格)、もう一方は、人当たりの良いホテルマン(真面目)とファッション・アドバイザー(発展的)な夫婦です。イ・ドンゴン主演のラブ・ストーリーで、共演はオム・ジョンファ、パク・ヨンウ、ハン・チェヨン、監督は『僕の、世界の中心は、君だ。』のチョン・ユンスです。副社長とアドバイザーの方がすぐに肉体関係になると思いきや、駆引きのみで中々進展しません。逆に真面目同士のデザイナーとホテルマンの方が一気に燃え上がり深い関係になります。デザイナーなんて夫といる時とは別人のように覚えたての猿のようにところかまわず積極的です。そんなにメールやデートを、ところかまわず頻繁に繰り返したらバレるのも当たり前です。見所のお互い夫婦で家にいる時と不倫相手と会っている時のギャップは楽しめました。なかなか韓国映画には珍しい大人の恋愛映画だと思いましたがラブシーンが幼稚なのがダメです、肌の露出がほとんどありません。女優陣の気合の無さは大減点です。この手の作品なら、もっと官能的で背徳感が欲しいです。そしてオチも中途半端です。お互い離婚しても関係が変わっていません、相変わらず駆引き側と熱々側の2組です。離婚した意味ないです。★★☆☆☆星2つ

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2009年5月30日 (土)

アフタースクール

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『アフタースクール』・・・2008年、日本映画。練り上げられた脚本の完成度で長編デビュー作『運命じゃない人』が高い評価を受けた内田けんじ監督待望の長編2作目です。怪しげな探偵と中学時代からの親友の行方を捜すハメになった大泉洋演じる主人公が辿る予測不能な物語を巧みな構成力で描き出しています。共演に佐々木蔵之介、堺雅人です。親友は何処へ消えたのか?目的は何か?一緒にいた女性は誰か?途中から何故かヤクザが絡んでくるし、先へ進めば進むほど分からないことが雪だるま式に増えていきイライラしました。解けないクイズを次々出されている感じ、問題の意味すら分からないです。一転、後半になると種明かしの連続です。『そ~やったんかぁ~』の連続で、それまでのモヤモヤが徐々に晴れていきます。しかし、これはズルイなぁ。作り手はワザと意味が分からないように物語を進行させて最後に種明かしをしている訳ですが、意味の分からないことを見せられ続けるこちらとしては種明かしまで、なんの話かさっぱり分からず全然面白くありません。確かに種明かしからは意外な真実だったので引き付けられましたが、それまでの話や伏線をもう少し面白かったら良かったと思います。★★☆☆☆星2つ

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2009年5月29日 (金)

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』・・・2007年、日本映画。鬼才・若松孝二監督が改めて連合赤軍と向き合い若者たちが何に突き動かされどのような葛藤を経て【あさま山荘】へと至ったかを視点を内部に置いて描いています。『突入せよ!「あさま山荘」事件』(02年)は混乱極まる現場警察の模様だけを描いていて、犯人側の模様は一切なかったので、犯人像が気になっていました。今回は逆に警察側の模様がありませんので、これで私の中では【あさま山荘事件】が形になります。でも3時間10分という長時間枠で【あさま山荘】へ立て篭もるのは最後の30分でクライマックスです。前半は【赤軍派】と【革命左派】の行動、【連合赤軍】となっての行動を駆け足でドキュメントタッチで描いています。ここら辺は全く知識が無い私にはさっぱり分かりませんでした。この映画のメインは中盤の【山岳ベース事件】です。軍事訓練と称した群馬県山中の合宿を描いています。何故、人間は極限状態に隔離されると仲間同士で殺し合いをするのでしょうか?この事件も【総括せよ】【自己批判せよ】と、いちゃもんを付けて集団で個人をリンチ、暴行し殺します。他の者は反対したり止めたりしたら次は自分がターゲットにされるので一緒になって暴行に加わる様は現代のイジメと同じです。12名の若い男女が一人ひとり【総括】【処刑】によって惨殺される様は、愚かで惨いとしか言い様がありません。高学歴の大学生達がリーダーの妄想に洗脳される様子は【オウム事件】とも酷似しています。クライマックスの【あさま山荘事件】は低予算ながらも水攻めや催涙弾攻撃は迫力がありました。あんな無計画な幼稚な集団に警察が9日間も振り回されていたなんて情けないです。大変重苦しい作品でしたが歴史の勉強になる見応えのある力作でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年5月28日 (木)

セックス・アンド・ザ・シティ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『セックス・アンド・ザ・シティ』・・・2008年、アメリカ映画。4人の独身女性のファッショナブルなニューヨーク・ライフを赤裸々に描き日本でも女性を中心に社会現象をもたらした大ヒットTVドラマの劇場版です。TVシリーズの最終話から4年後を舞台にヒロイン4人の友情とそれぞれ歩み始めた人生の行方を綴っています。監督はTV版で製作総指揮を務めたマイケル・パトリック・キングです。私はたまにテレビをつけてて偶然に見ていた程度でシリーズを通して見ていた訳ではありませんでしたが最終回だけは抑えて見ていました。今回も冒頭にダイジェストの映像とコメントで説明が入るので初心者でも見られるようにはなっていますが、やはりシリーズを知っている人向けの作品です。ニューヨークでの派手な生活とファッションはどうみても現実味がありませんが、完璧そうな女性なのに恋愛は幼稚で庶民的な落差が人気の秘密かな。昔、流行ったトレンディドラマみたいですが、このストーリーはひたすら女性本位に描かれています。男性側の生活や悩みや苦しみはほとんど描かれていません。40歳代に突入した仲良し4人組の女性が結婚したり、妊娠したり、傷付いたり、泣いたり、笑ったりする様子と熱い友情を描いています。今回も一緒に食事をしたり、傷付いた友達を慰める為に仕事や家庭を置いて4人でメキシコリゾート旅行へ豪遊してきます。ドラマ版の映画化ということで中身のないただお金をかけただけの作品とは違いTV版の後日談としてTV版のようにしっかりドラマが展開しています。おかげで2時間半と長くなりましたが派手な生活や少しエッチなシーンで目の保養になり、4人組の可愛い行動には爆笑の連続で、最後は後日談としては納得の着地点でした。40歳代になっても変わらない友情は素晴らしいです。★★★☆☆星3つ

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2009年5月22日 (金)

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

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 『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』・・・1998年、イギリス映画。本作で一躍名を成したイギリスの俊英、ガイ・リッチー監督・脚本によるクライム・ムービーです。一攫千金を狙う4人の若者を軸にギャングやマフィアを入り交じって繰り広げる群像劇を独特のユーモアを交えて描いています。巧妙なストーリー展開やテンポある演出に加え多彩な登場人物が見せる妙な味わいが秀逸です。ガイ・リッチー監督らしく相変わらず登場人物がとても多くて最初は慣れるまで誰が誰やら分かりにくいです。そこで登場人物を5つくらいのグループに分けます。彼らは個人行動はあまりせず各グループ(4〜6人くらい)で行動するからです。グループ単位の行動として追うとだいぶ見やすくなります。取ったり取られたりと大金とマリファナと何故か2挺の火縄銃があちこちのグループに行ったり来たりします。展開がグルグル回って混乱しそうになり気持ちが悪くなりそうですが、そのぶん最後は綺麗にまとまりスッキリ収まる様は爽快です。少し展開が複雑で難しいですが最後の爽快さはすべてを帳消しにしてお釣が出ます、演出と脚本の妙が味わえます。★★★☆☆星3つ

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2009年5月20日 (水)

紀元前1万年

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 『紀元前1万年』…2008年、アメリカ映画。『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒ監督が、先史時代の世界を舞台に、村を襲われて連れ去られ囚われの身となった愛する女性を救うべく壮大な冒険を繰り広げる若者の姿を描いたスペクタクル・アドベンチャーです。見どころはCGによる【紀元前1万年】の世界ですがそれが感じられるのは冒頭のマンモスの大移動のシーンくらいです。あとは砂漠やジャングルが舞台で紀元前1万年でも現代でもあまり差が出ていないです。ストーリーは愛する女性の元へ砂漠とジャングルを歩いて抜けるだけです。内容は『アポカリプト』(終始全力疾走でした)とそっくりです。でもこちらの方がのんびり歩いているので旅路は楽で簡単です。クライマックスの舞台はお金を掛けてピラミッドを背景に壮大です。でも最後の攻防は仲間が数万人にも増え相手は数十人程度で圧勝で緊張感もありません。最後の奇跡も取って付けたようで何の感動もありません。時代考証もおそらく適当だろうし、『アポカリプト』の内容を幼稚にして冒頭にCGによるマンモスを足しただけの劣化作品です。★★☆☆☆星2つ

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2009年5月18日 (月)

酔拳

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 『酔拳』・・・1978年、香港映画。ジャッキー・チェンの日本初お目見え作です。カンフー道場のドラ息子ジャッキーは練習は真面目にしない、町に出れば悪戯ばかりという放蕩ぶり。見兼ねた父親は心を入れ替えさせるために、カンフーの達人である叔父を呼びよせ1年間の修行をさせます。いま見直してみると、とにかくジャッキーが細くて若いです。そしてドラ息子のヤンチャぶりが新鮮です。ストーリーは修行をして父親を殺しに来たカンフーの達人と戦うだけです。あとはひたすらアクションシーンばかりです。そのアクションが凄いです。修行シーンや格闘シーンは当時のジャッキーの身体能力は素晴らしいです。確かにこの作品からスター街道を駆け上がるのは分かります、いま見ても唸りました。酔えば酔うほど強くなる【酔八仙拳】のユニークな動きと、まるで舞踊のような立ち回りは当時ブルース・リーしか知らない私たちには笑撃でした。でも今、見るとベタなストーリー展開と笑いは古すぎます、見所はジャッキーの身体能力の高いアクションだけなので高評価は厳しいです。★★★☆☆星3つ

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2009年5月17日 (日)

レッドクリフ Part I

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 『レッドクリフ Part I』・・・2008年、アメリカ/中国/日本/台湾/韓国映画。『M:I-2』『フェイス/オフ』のジョン・ウー監督が三国志の有名なエピソード【赤壁の戦い】を2部作で描く歴史スペクタクル巨編の前編です。出演は周瑜役にトニー・レオン、諸葛孔明役に金城武、そして周瑜の妻・小喬役にはこれが映画初出演のリン・チーリンです。この日本公開版の作品は私のように【三国志】に疎くても分かるように配慮がなされています。まず開始早々日本語のナレーションでCGを使い世界観を説明した後に本編が始まります。主要人物が出てくるとフリガナ付で所属、名前、役割が表示されます。それも1度っきりではなく時間を置いて登場する場合はその度に何度も表示されます。シーンが変わるとその場所がどこであるか場所の表示が出ます。登場人物が多いのでこれは非常に親切で有難かったです。2時間半近い作品ですが結局、内容は【戦争で劉備が追われる→劉備と孫権が曹操と戦う為に同盟を結ぶ話し合い→同盟軍戦闘準備】と進むだけで、そのエピソードを使い主要人物の紹介が中心です。でも最初と最後にある戦闘シーンは『ロード・オブ・ザ・リング』を彷彿させる大スペクタルで迫力があります。そしてジョン・ウー監督の定番【白いハトが飛び】【スローモーション】があります。さすがに2丁拳銃はないですが刀と楯を振り回します。話自体は全然進まず退屈ですが本編へ向けての序章としてはかなり豪華で次回作へ期待が膨らみました。最近パッとしなかったジョン・ウー監督の久々のヒットです。★★★☆☆星3つ

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2009年5月16日 (土)

リボルバー

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 『リボルバー』・・・2005年、イギリス/フランス映画。『ロック・ストック・アンド・トゥー・スモーキングバレルズ』のガイ・リッチー、『レオン』のリュック・ベッソンの初コンビで放つサスペンス・アクションです。自分を陥れた相手へ復讐を図る凄腕のギャンブラーを軸に様々な思惑が絡み合うさまをスタイリッシュに描いています。主演は『トランスポーター』シリーズのジェイソン・ステイサム、共演はレイ・リオッタです。主人公が刑期を終えて出獄後、敵の家へ行き復讐するだけです。たったそれだけなのに2時間は長すぎます。内容は主人公が自問自答するシーンばかりです。そして場面は同じようシーンを何度も繰り返しどれが現実でシュミレーションで妄想で夢なのか混乱しさっぱり分かりません。しまいには自問自答する相手としてもう1人の自分が現れ喧嘩まで始めます。おまけに後半は敵のボスまで伝染し自問自答始めます。そして呆気ない幕切れ・・・。かなり実験的な作品です。リュック・ベッソンはもう過去の人ですがガイ・リッチーも昔の作品は良かったのにマドンナと結婚してからはさっぱりです。今回も離婚問題を抱えながらの製作だったのが影響出てるのかな?離婚したので次回作が期待です。★☆☆☆☆星1つ

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2009年5月15日 (金)

クライマーズ・ハイ

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 『クライマーズ・ハイ』・・・2008年、日本映画。当時、地元紙記者として御巣鷹山日航機墜落事故を取材した作家・横山秀夫が、自らの体験を基に“世界最大の航空機事故”を最前線で扱うことになった地方新聞社が異常な昂奮状態に置かれ、社内外で壮絶な軋轢と葛藤を繰り広げていく狂騒の一週間を極限の臨場感で描き出した傑作群像小説の映画化です。主演は堤真一、監督は『「突入せよ!「あさま山荘」事件』の原田眞人です。舞台のほとんどは地元で起こった大事件で大騒ぎする新聞社内です。ドラマは様々な人間が色々な形で上司の反対命令を悔しい思いで従う部下の姿を描いています、それはサラリーマンの世界ではよくある風景でとてもリアルで感情移入できました。だから大事件が日航墜落事件ではなくても内容はあまり変わらないと思います。映画は1985年当時の模様に時々23年後の主人公が山登りをしているシーンが挿入されます。山登りのシーンは景色が素晴らしく迫力がありますが説明がほとんど無いのと主人公があまり老けていないので途中まで23年後とは気づきませんでした。この現在のシーンは中途半端な出来で分かりにくく意味もよく分からないので2時間半もあるなら無くても良かったです。クライマックスは上司に押さえつけられてばかりの主人公が最後は説得して社内一丸となってスクープを載せようとしますが、100%確信がないので締切直前で断念し結局他社に抜かれてしまいます。テンポも良く役者達の演技も素晴らしく新聞社内の熱気でグイグイ引き込む力作ではありますが、途中は悔しい思いばかりだし、最後は一発逆転でスカッとしたかったですが尻すぼみな最後で盛り上がりませんでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年5月14日 (木)

ノーカントリー

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 『ノーカントリー』・・・2007年、アメリカ映画。コーマック・マッカーシーの戦慄の犯罪小説『血と暴力の国』を『ファーゴ』のコーエン兄弟が映画化しアカデミ賞主要部門を独占した衝撃のバイオレンス・ドラマです。80年代、メキシコ国境沿いのテキサスを舞台に麻薬取引がらみの大金を偶然通りかかり持ち逃げしたばかりに冷酷な殺し屋の容赦のない追跡に遭う男の運命を描いています。主演にジョシュ・ブローリン、共演はトミー・リー・ジョーンズと今作でアカデミ賞助演男優賞を受賞したハビエル・バルデムです。開始早々からハビエル演じる殺し屋の殺しっぷりがえげつないです。全編BGMを使わない効果と殺し屋が次々と殺して回るので人と出会う度に『この人も惨殺するの?』というで緊張感が全体的に張り詰めています。延々と惨い殺し方を見せたかと思うとあっさりと惨殺したり、殺したと思える仕草だけ見せたりと【殺人の見せ方】がバリエーション豊かで変な意味で飽きません。【静】から突然【動】になる【間】も絶妙です。追う者も追われる者もやり手なので攻防にうなるばかりでした。と、思ったらあっさり終わります。爽快じゃないエンディングを含めて作品を通して【今のアメリカ】が描かれていました。★★★☆☆星3つ

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2009年5月12日 (火)

必殺!Ⅲ 裏か表か

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 『必殺!Ⅲ 裏か表か』・・・1986年、日本映画。今回の仕事人たちは江戸版バブル経済を操る大物両替商の一味と対決します。メガホンを取ったのはTV版も50本以上手がけた時代劇と活劇の名匠、工藤栄一です。TV版を越えた迫真の大立ち回りを含めて切れのいい演出で、駄作が多い映画版【必殺!】シリーズの中では一番の傑作という声に釣られて鑑賞しました。 中村主水に扮する藤田まことはじめTV版でおなじみの面々に加え、松坂慶子、伊武雅刀ら、豪華なゲスト陣も見ものです。今回の仕事人のメンバーは当時のレギュラーの藤田まこと、鮎川いずみ、村上弘明に加えて過去のレギュラー三田村邦彦、京本政樹、柴俊夫、笑福亭鶴瓶がゲスト出演しています。そして数名の仕事人が殉職するところが見どころです。今回は中村主水を中心に描いてあり他の仕事人のメンバーのエピソードは割愛されています。主水がピンチになると彼らが何処からともなく現れ助けてくれます。今回の作品は他の作品とは少し異なるようです。まず、ハード・ボイルドでユーモアがありません。白木万理と菅井きんのお約束の掛け合いも無しです。そしてシリーズの見せ場であるクライマックスの暗殺シーンも無しです。クライマックスは敵組織の大軍と仕事人達の大チャンバラです。雑魚達が刀を持って大勢で追いかけてきます。それに対してまともに相手ができる仕事人は刀を持っている中村主水だけです。他は素手や組紐や簪です。殉職する仕事人達は大した見せ場もなく散っていきます。特に鶴瓶の殺され方は惨いです。雑魚でも刀を持った大群には素手では相手になりません。あっさり殺され首をはねられさらし首です。京本政樹も屋根の上から組紐で一人を捕らえるのは良いがそれで居場所がバレ寄って集って刀を持った雑魚に切られまくり殉職です。柴俊夫も同じく狭い屋敷内で雑魚の首を絞めている最中に周りから切られて殉職です。みんなカッコいい見せ場なくあっさり殺されすぎて感傷的になれません。1人、中村主水だけがバッサバッサと雑魚達を切り捨てていきます。こんなにたくさん人を切る主水は見たことありません。そして追い詰めた敵の大ボスはあっさり敵の仲間に裏切られ殺され美味しいところを奪われ突然終わります。なんかすっきりしない作品でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年5月10日 (日)

団塊ボーイズ

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 『団塊ボーイズ』・・・2007年、アメリカ映画。ジョン・トラヴォルタ、ティム・アレン、マーティン・ローレンス、ウィリアム・H・メイシーの個性派俳優4人の共演で贈る痛快コメディ・ロード・ムービーです。それぞれに中年の危機を迎えた男たちが冴えない日常を逃れハーレーでアメリカ横断の旅へ出発します。気ままなツーリングが思わぬ大冒険に発展してしまう珍道中をコミカルに描いています。壮大なアメリカの大地をハーレーにまたがっての4人のツーリングシーンはカッコ良くて爽快です。道中の4人の会話は少し下ネタですが小ネタ満載でクスクスと笑いっぱなしでした。不器用なオヤジ達の冒険はやることなすことドジの連続でベタですが爆笑しました。そしてハリウッド映画らしく爆発炎上シーンはド派手です。クライマックスは暴走族の大集団との戦いとなりますが、全く勝ち目が無いのに4人の友情の絆の固さだけで挑むシーンは彼らを見直します。感動はありませんが、適度に笑えて爽快な気分にさせてもらえました。★★★☆☆星3つ

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2009年5月 9日 (土)

ザ・マジックアワー

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 『ザ・マジックアワー』…2008年、日本映画。『ラヂオの時間』『THE 有頂天ホテル』の三谷幸喜監督が贈る痛快エンタテインメント・コメディです。とある港町を舞台に、映画撮影と思い込み本物のギャング相手に幻の殺し屋を嬉々として演じる無名の三流役者と彼を騙し通して人生最大のピンチを切り抜けようとするしがないホテル支配人の男が繰り広げる大騒動を実力派キャスト陣の豪華アンサンブルで描き出しています。出演は佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行です。とにかく佐藤浩市の殺し屋になりきった三流演技が最高で爆笑に次ぐ爆笑でオナカが痛かったです、これに尽きます。『ラヂオの時間』の脚本と展開による演出よりも、今回は演出により役者のパフォーマンスを引き出しているのが良いです。今回も三谷ファミリーの多数のカメオ出演で有名人を探すのも楽しいです。★★★★☆星4つ

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2009年5月 8日 (金)

ミスト

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 『ミスト』…2007年、アメリカ映画。原作者スティーヴン・キングとフランク・ダラボン監督が『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』に続いてコンビを組んだ驚愕のホラー・ミステリーです。人々が突然町を包み込んだ濃い霧とその中にうごめく不気味な生物たちの恐怖でパニックに陥っていくさまを描いています。主人公達はスーパーで立ち往生、外へ出ようとした人達はことごとく霧中に蠢く謎の生物達に惨殺されていきます。舞台背景は非現実的ですが、展開の中心はスーパー内に取り残された数十人の人間模様を描いています。最初はお互い協力しあっていても状況は悪化していく一方なので長時間に及ぶ過度の緊張により段々と疑心暗鬼になり人間のエゴがむき出しになっていく様子が一番怖いです。外では怪物がいるのにスーパー内でも人間同士が殺し合いまで始めてしまいます。非常に丁寧に段階的に描いてあるので主人公達に感情移入しやすいです。謎の生物の造形や襲われる人間の惨い殺され方はホラー作品らしくすごく気持ちが悪いです。そして話題の驚愕のエンディングは、これ以上ないくらいの衝撃でした。誰が正しくて誰が悪い選択をしたのか最後までわかりません。見終わった後も長時間余韻が残り後味が悪いです。人間の傲慢さ、怖さや醜さ、人生の皮肉を描いた傑作です。★★★★☆星4つ

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2009年5月 7日 (木)

デイ・ウォッチ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『デイ・ウォッチ』・・・2006年、ロシア映画。ロシア国内で大ヒットとなった話題のダーク・ファンタジー『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』の続編です。現代のロシアを舞台に、均衡が崩れつつある【光】と【闇】の勢力の対立の中で、人類の危機を救うため奔走するナイト・ウォッチ(闇を監視する光側の番人)の主人公アントンの活躍を描いています。監督は本シリーズの活躍でハリウッドに招かれ『ウォンデッド』(08)を大ヒットさせたティムール・ベクマンベトフです。前作鑑賞から年月が経過しているので、ほとんど覚えていません。一応、前作のおさらいが冒頭にあるので(見ても思い出せない)世界観はすぐに入れ込めました。ロシア映画ですが、カーチェイスや超能力対決などのアクションシーンは確かに監督のセンスが良く素晴らしいです。日本映画のレベルを遥かに超えています。でもストーリーは簡単な展開のはずですが、小難しく分かりにくく2時間越えは無駄に長いです。もう少しすっきりまとまっていたら良かったです。★★★☆☆星3つ

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2009年5月 5日 (火)

B型の彼氏

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『B型の彼氏』・・・2005年、韓国映画。再鑑賞です。【血液型性格診断】をテーマにしたハートフル・ラブコメディです。韓国では血液型占いが近年急速に普及し、とくにB型男子がヤリ玉に挙がり大きな論争になるなど一大ブームに発展、本作はそうした背景の中で製作・公開され、本国韓国では150万人を動員する大ヒットとなりました。運命の出会いを信じる女子大生ハミは、間違いメールの相手ヨンビンと偶然出くわし、彼こそ運命の相手と思い込みます。しかしヨンビンは【女性が恋人にしたくない男性No.1】に輝くB型の青年でした。見どころはマイペースを貫き通すB型彼氏に振り回されるA型の彼女が傷つく様子です。酷い目ばかり遭わされ我慢ばかりなのに愛し続ける彼女の気持ちが理解できません。最後は彼氏も少しは相手を思いやるようになりハッパーエンドです。かなり偏ったB型男のの描かれ方だったのでB型の私の奥さんにB型人間の描かれ方の感想を聞いたら『別に…』と全く会話になりませでした。前回見た時は最後は泣かせる韓国映画を期待していたら終始ラブコメだったので拍子抜けでしたが今回は終始ラブコメと分かっていたのでそこそこ楽しめました。★★★☆☆星2つ

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2009年5月 3日 (日)

ジャンパー

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ジャンパー』…2008年、アメリカ映画。テレポート能力を持つ主人公に迫る宿命的な危機を最新のVFXを駆使しサスペンスフルに描いたSFアクション・アドベンチャーです。スティーヴン・グールドの傑作SF小説『ジャンパー 跳ぶ少年』を映画化しました。主演は新スター・ウォーズ・シリーズのヘイデン・クリステンセン、共演はサミュエル・L・ジャクソンです。いじめられっ子の高校生がテレポートの能力があることに気が付き人生が激変します。その後は銀行の金庫へテレポートし、お金を得ることで生活や女性に不自由がなくなり、毎日世界各地で気ままに生活する様を描くので半分を費やしています。後半は中世から『ジャンパー狩り』をしている組織との追いかけっこです。【ジャンパー】達はテレポートができる以外は特別頭が良い訳でも力が強い訳でもなく、ただすばしっこいだけなのでイマイチ展開に広がりがなく内容がほとんどありません。クライマックスは逃げ足が早いジャンパーの敵が考えた作戦は主人公の彼女を人質に取り助けに来るのを待つという簡単な展開です。それでも東京を含む世界各地の観光地の風景は楽しめるしテンポが良いし88分と上映時間も短いので気軽に楽しめました。★★☆☆☆星2つ

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2009年5月 2日 (土)

シューテム・アップ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『シューテム・アップ』・・・2007年、アメリカ映画。クライヴ・オーウェン、モニカ・ベルッチ、ポール・ジアマッティという豪華キャストを揃え、ひたすらクール&スタイリッシュな銃撃戦を追求した痛快ガン・アクション・ムービーです。ストーリーは偶然居合わせて妊婦を助けた男が(妊婦は助けた直後に出産して流れ弾に当たり死亡)赤ん坊と一緒に逃避行するだけです。理屈抜きで撃ちまくる映画ってよくありますが内容がないだけに単調だとすぐに飽きてしまいます。この映画はその点、飽きないように手を変え品を変えて色々な場所や状況で撃ちまくります。アイデアや演出が漫画ちっくで楽しいです。アパートでの銃撃戦ではたった一人の男を相手にする為に50人の殺し屋が階段を駆け上がって襲ってきます。『マトリックス・リローデッド』の100人のエージェント・スミス戦のようです。全編、走りながら、運転しながら、空を飛びながら、エッチをしながらなど撃ちまくり、血や肉片が飛び散り人が次々と虫けらのように死んでいくので残酷描写が多く教育上は良くありませんが、漫画ちっくな展開と演出で思わず笑ってしまうほど痛快でした。上映時間も1時間半にも満たないのでくどくないのも良いです。★★★☆☆星3つ

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2009年4月30日 (木)

NEXT-ネクストー

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『NEXT-ネクストー』・・・2007年、アメリカ映画。ニコラス・ケイジ扮する予知能力を持つ男が最大の危機に立ち向かうSFサスペンスです。人気SF作家フィリップ・K・ディックの短編『ゴールデン・マン』の映画化です。【2分先】の自分に関わる未来だけが見える主人公が核爆弾テロの阻止を託され、その凶行を食い止めるべく奔走します。その能力を見込まれてFBIが捜査協力の為に主人公に近付きますが、無実の罪で逃走中なのでなかなか会うことができずに、その追いかけっこだけでもう半分を費やします。たった1時間半ほどの作品なのに元々原作が短編なのでこういう無駄な引っ張りがでてきます。ファースト・シークエンスのカジノでの警備員との追いかけっこは【2分先】を読んだ逃走経路はバツグンでした。でも話が本格的に動き出した中盤以降は【2分先】を読めるはずの主人公の能力が【未来】を読める能力に勝手にバージョンアップしていて、たった【2分先】しか読めない故の緊張感の面白さが無くなってしまいました。その代わり大金をつぎ込んだCGによる街の壊滅シーンが見所になってしまいました。【2分先ルール】がこの作品の面白さと見どころだったのに違う方向に進んでしまったのが残念です。そして一生懸命最後まで見ていたのに、それまでのすべてが未来予知の夢だったというオチにはがっかりです。★★☆☆☆星2つ

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2009年4月28日 (火)

僕の彼女はサイボーグ

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 『僕の彼女はサイボーグ』・・・2008年、日本映画。『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨンを監督に迎えて贈る綾瀬はるか、小出恵介主演のファンタジック・ラブストーリーです。冴えない人生を送る青年と、未来からやって来たサイボーグの美女が繰り広げる切ない恋の行方を描いています。自分を災難から守る為に未来からロボット(今回はサイボーグですが)が送られてくるというのは『ドラえもん』や『ターミネーター』を彷彿させます。その中でも日常生活で同居するということで『ドラえもん』に近いですが、主人公がサイボーグに恋をする設定は違和感がありました。主人公はサイボーグをダッチワイフとして使いたいのでしょうか?現にブラやスカートの中を覗こうとしたりします。サイボーグ役の綾瀬はるかがとても魅力的に描かれているのと、後半の未曾有の急展開で最後まで目が離せませんでした。クライマックスの迫力は満点でした。伏線回収の種明かしも何とか辻褄が合い納得はできました。170年くらいの時を跨る恋の強引なオチは壊れたら使い捨てでナマ身の方へ戻る、主人公の切り替えの早さに呆れました。クァク・ジェヨン監督作品は『猟奇的な彼女』『ラブストーリー』『僕の彼女を紹介します』と製作順に見ていますが段々とんでもない話になってきて感情移入できなくなってきました。私の評価もそれに応じて落ちているとい思います。★★☆☆☆星2つ

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2009年4月26日 (日)

ドラゴン・キングダム

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ドラゴン・キングダム』・・・2008年、アメリカ映画。『西遊記』をモチーフにジャッキー・チェンとジェット・リーの初競演で放つスペクタクル・アドベンチャーです。現代のアメリカから古代中国へ迷い込んだ気弱でカンフーオタクの青年が悪の呪いに掛かって石化された孫悟空に如意棒届ける大役を担い2人の武術の達人と共に邪悪な敵へ立ち向かいます。中盤にあるジャッキー・チェンとジェット・リーの格闘シーンは最大の見せ場です。2人の激しいバトルにワイヤー効果をうまく取り入れてかなり見応えありました。ハリウッド映画ということでCGも安っぽくなくスペクタルシーンも迫力がありました。旅が進むにつれて青年が2人に鍛えられて徐々に逞しくなり最後の大バトルもそれぞれに見せ場がありました。そして分かりやすいですがただ戦うだけではない、しっかりしたストーリーです。ジャッキーはともかくジェット・リーのハリウッド映画は今までは敵が役不足で相手になりませんでしたが、今回は戦う相手がジャッキーとあって彼にとっては最高の出来のハリウッド映画でした。★★★☆☆星3つ

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2009年4月25日 (土)

ポストマン

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ポストマン』・・・2007年、日本映画。本作の主演を務める長嶋一茂が、郵便局員との交流の中から構想した企画を自ら製作総指揮も務めて映画化したヒューマン・ドラマです。千葉県の美しい風景をバックに、一通の手紙を届けることへの情熱を持ち続ける郵便局員の姿と、手紙を通じて深まる家族の絆を描いています。共演は北乃きいです。公開当時は郵便局にポスターが張ってある程度で全く話題にならず、製作総指揮・主演が長嶋一茂ということで期待しないで見ました。ところが千葉県房総町のキレイな風景をふんだんに取り入れた人々との交流を丁寧に描かれていて意外に良かったです。色々あるエピソードの中でも毎週続いている黄色封筒と青色封筒による2人の文通と息子が天国の母親に宛てる手紙のエピソードが良かったです。長嶋一茂の演技はダメですが実直な性格の役柄と脇を固める演技派俳優陣により気にならずに楽しめました。★★★☆☆星3つ

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2009年4月24日 (金)

みんなのいえ

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 『みんなのいえ』・・・2001年、日本映画。『ラヂオの時間』以降、4年ぶりの新作で三谷幸喜が次の題材に選んだのは【家を建てる】ことをテーマにした【ホームコメディ】です。自らの新居を建築する際に体験した騒動を大きく膨らませて描き下ろしたオリジナル・ストーリーを基にしています。田中直樹と八木亜希子が演じるお酒落なマイホームを夢見る若夫婦が唐沢寿明演じる新進気鋭のインテリア・デザイナーに設計を依頼するまでは良かったが、施工は妻の父親で田中邦衛演じる頑固な大工が行うこととなり、正反対の性格であるふたりは対立を繰り返します。今回は爆笑というのはありませんでした。デザイナーと大工の間に挟まれて調整に四苦八苦する田中直樹を見て感情移入して苦笑いをしながら大変やな~。と奮闘振りを眺めるだけでした。デザイナーと大工の言い分もそれぞれ分かるだけに大変です。でもデザイナーの唐沢寿明の方が妥協をさせられてばかりで可哀想でした。今回も有名人のカメオ出演がたくさんあり誰が出ているのか探すのも楽しかったです。爆笑がなかったので・・・。★★☆☆☆星2つ

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2009年4月19日 (日)

ファースト・ミッション

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ファースト・ミッション』…1985年香港映画。サモ・ハン・キンポー自ら演出の人情コメディです。ジャッキー・チェンとのコンビ作です。両親を早くに亡くし、二人きりで育った兄弟の兄(サモ・ハン)は知的障害児で30歳でも知能は幼児並みで、刑事の弟(ジャッキー)の足を引っ張ってばかりの毎日。ある日、弟が追う密輸組織が兄を人質にとり、ジャッキー拳法が炸裂します。公開当時はジャッキー・チェン出演の映画が乱発しており本人の出番は少なめで後は仲間で繋いだ作品が多く、この作品もそのうちの1本と思って軽い感じで見ました。確かにこの作品もジャッキーの出番は少なく、その分サモ・ハンが出ずっぱりです。でも知的障害のサモ・ハンがいじめられるシーンは当時号泣しましたが、今回見てみると全然涙腺を刺激しませんでした。それだけ私の感情が鈍くなったのかな。ほとんどのシーンはサモ・ハンが起こす騒動ばかりです。クライマックスは仲間の刑事達と一緒にジャッキーが工事現場で大暴れします。でもその他大勢の刑事達にも見せ場があるのでジャッキー大活躍という感じではなく、最後も尻すぼみの中途半端な終わり方で全然盛り上がりませんでした。主題歌、挿入歌、エンディングテーマをジャッキー・チェンが変な日本語で歌っているのはご愛嬌。★★☆☆☆星2つ

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2009年4月10日 (金)

奈緒子

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『奈緒子』・・・2008年、日本映画。ビッグコミックスピリッツに連載された同名駅伝コミックを映画化した青春ストーリーです。長崎の小さな島を舞台に、喘息の療養で少女時代を島で過ごしたヒロイン奈緒子と、高校駅伝の県代表を目指す陸上部の部員たちとの切なくも爽やかな青春模様を描いています。主演は上野樹里と『恋空』の三浦春馬、笑福亭鶴瓶です。監督は『ロボコン』『さよならみどりちゃん』の古厩智之です。原作は未読です。上野樹里が駅伝で走るのかと思いましたが違いました。彼女の役割は陸上部のマネージャーのお手伝いで部員でもありませんでした。前半は陸上部のお手伝いをするまでのエピソード、中盤は夏休み合宿の模様、後半が駅伝のレースです。中盤以降は陸上部の部員達が意見の相違でぶつかり合いながらもキツイ練習をする模様が中心で段々と上野樹里の出番が減っていき、20分くらい時間を割いたクライマックスの駅伝レースでは出番がありません。結局、主人公は陸上部のメンバーで上野樹里は客寄せ用のキャスティングかな?でも鶴瓶が演じる鬼コーチのシゴキを乗り越えて陸上部員達が一回り成長する姿、彼等の思いをタスキに乗せて繋いで行く駅伝レースは爽やかでした。何度も最後尾からトップまでゴボウ抜きするのはご愛嬌。★★☆☆☆星2つ

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2009年4月 8日 (水)

マイ・ブルー・ベリー・ナイツ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『マイ・ブルー・ベリー・ナイツ』・・・2007年、香港/中国/フランス映画。『花様年華』『2046』のウォン・カーウァイ監督が、自身初の英語作品に挑んだラブ・ストーリーです。これが映画デビューとなる歌手のノラ・ジョーンズを主演に迎え、愛に傷ついたヒロインの心の彷徨を優しく見つめています。共演にジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、デヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズです。ジュード・ロウが経営するカフェに失恋したノラ・ジョーンズがやってきます。それから毎夜訪れブルー・ベリーを食べて会話をしていますが突然失恋を忘れる為に旅に出ます。旅先で働きながら色々な人間を見て失恋から立ち直り300日後にひょっこりカフェに帰ってきて終わります。旅先の出来事は元夫婦の死別、父娘の死別の様子を目の当たりにしますがエピソードとしてはあまり面白くありません。ノラ・ジョーンズとジュード・ロウの関係も曖昧のまま終わります。ウォン・カーウェイ監督らしい淡々とした盛り上がりのない作品です。私は緊張も興奮も感動もないこういう雰囲気を楽しむ映画は苦手です。1時間半と短かったのが救いです。ファン限定の作品です。★★☆☆☆星2つ

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2009年4月 6日 (月)

ラヂオの時間

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ラヂオの時間』・・・1997年、日本映画。人気脚本家、三谷幸喜初監督によるコメディ映画です。三谷幸喜がかつて主宰していた劇団『東京サンシャインボーイズ』の同名劇をもとに、ラジオ局内で繰り広げられるドタバタ劇をコミカルに描いています。スピーディなカメラワークやストーリー展開、ツボを突いた笑いなど、才人・三谷幸喜の冴えた手腕が見どころです。出演は唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦、戸田恵子他、三谷ファミリーが多数出ています。初めて見た時は爆笑の連続でした。それ以降の三谷作品を見る時につい『ラヂオの時間』と比べて面白かったかどうかを考えてしまうほどです。でも、いま改めて見返すと最近の作品と違い初監督ということで、やはりまだ舞台的な演出の作品に感じました。絵に奥行きがないこと、カットが少なく長回しを多用、アップが少なくカメラ視点が遠い、脚本(台詞まわし)で笑いを取っているなどです。でもそれが逆に新鮮でした。ストーリーが生放送のラヂオドラマの収録ということで次々起こるトラブル(これが爆笑する)で先が読めないし常に時間との戦いで展開がスピーディーで緊張感がありました。なんとか無事にドラマ収録が終わった時は主人公達と一緒に私もすごい達成感を感じました。★★★★☆星4つ

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2009年4月 3日 (金)

ランボー 最後の戦場

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ランボー 最後の戦場』・・・2008年、アメリカ映画。前作から20年ぶりとなるシリーズ第4弾の戦闘アクションです。主演のスタローンは今作でシリーズ初監督も務めました。ミャンマーを舞台に凄惨な迫害を目の当たりにしたことで再び闘志に火がついたランボーが最後の戦いへ挑む勇姿をハードなバイオレンス描写満載で描いています。殺戮シーンがいくつかあり、どれも首がふっ飛んだり肉片が飛び散ったりと壮絶です。それも人数が半端ではありません、大虐殺です。これは今までになかった演出でした。90分と短いながらボートで目的地の村の近くまで送ったキリスト教の援助隊が政府軍に捕まるまでに半分が経過していてそれまでは特に見所がありません。救援隊として来た傭兵達のガイドとして同行する後半からはエンジンがかかります。政府軍の基地から援助隊の生き残りを助けるところは2作目の『ランボー/怒りの脱出』と似ていました。今回は傭兵達とチームとして行動するところが新鮮でしたが結局はランボーの独壇場で傭兵はその他大勢の扱いだったのが残念です。もう少し傭兵達の見せ場もあれば良かったです。クライマックスは追っ手に追い付かれて捕まった傭兵達と援助隊を楯付機銃座を乗っ取ったランボーが撃ちまくります。仲間には全然当たらずに100人の政府軍にはバンバン当たり次々と肉片となって飛び散り全滅させます。機銃を撃つだけで終わるのはちょっと能が無さすぎてあっけなかったです。でも久々のランボーは見応えはありました。★★★☆☆星3つ

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2009年4月 2日 (木)

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』・・・2008年、アメリカ映画。『スター・ウォーズ』シリーズ初の劇場用長編アニメーションです。『エピソード2』と『エピソード3』の間の時期に当たるクローン戦争を舞台に、アナキンたちジェダイ騎士の活躍をフルCGアニメで描いています。全米では本作に続いて、TVアニメシリーズも放映の予定です。同じく『エピソード2』と『エピソード3』の間の時期を描いたTVムービー『スターウォーズ/クローン大戦』(05年)が『エピソード3』の直前までのストーリーだったので今回のシリーズはそれ以前のストーリーという位置付けです。今回はジャバ・ザ・ハットの息子の誘拐事件をアナキンとパダワン(弟子)として加わったアソーカの活躍を描いています。製作は実写版の20世紀FOXからワーナーブラザーズに変わりオープニングから今までと少し違います。アメリカ産アニメらしい角張った顔のキャラクターは前作のアニメ版とあまり変わりなく相変わらず動きがぎこちないです。今までと違いアクションシーンの音楽はロック調ですが、なかなか盛り上がりました。特に中盤の断崖絶壁を登りながらの攻防戦は迫力があり良かったです。酒場や街並み、ハットの城の住人など細かいシーンでも過去の作品のそのシーンのキャラクターの顔ぶれが出ていて演出の細かさが嬉しかったです。日本語吹き替えも実写版の時の声優陣を使っているので違和感がありません。スペースシップや戦闘機での宇宙戦は最近の実写版でもフルCGだったのでほとんど変わらない出来です。オビワンの活躍シーンもありますし、迫力のライトセイバー戦も健在、適度にユーモアを交えながらお約束ごとのポイントはしっかり押さえているのでスター・ウォーズの世界に浸れました。★★★☆☆星3つ

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2009年4月 1日 (水)

モーテル

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『モーテル』・・・2007年、アメリカ映画。町外れの寂れたモーテルを舞台に、残忍な殺人ビデオ(人間が本当に死ぬシーンを撮ったビデオ)の標的にされてしまった夫婦の恐怖を描いたサスペンス・スリラーです。主演は『アンダーワールド』のケイト・ベッキンセイルと『Gガール 破壊的な彼女』のルーク・ウィルソンです。客は平凡な主人公夫婦だけ、携帯電話は圏外、公衆電話は故障中と孤立無援状態で、ビデオカメラを片手に快楽殺人を繰り返している犯人達を相手にしなければなりません。離婚間近の夫婦が事件を通じて助け合ううちに絆をもう一度深めるというベタな展開です。前半は夫が意外に頼りがいがあり奥さんは後を付いていくだけです。奥さんはケイト・ベッキンセイルなのに、泣きわめくだけかと思ったら後半は彼女が夫に代わって見せ場がありました。夫婦が思い付くアイデアが私の予想の範疇なので感情移入ができ緊張感がすごくありました。次々と追いつ追われつの連続のシンプルなストーリーに徹して変に舞台や展開を広げずに85分という短い時間で収めているのも逆に良かったです。★★★☆☆星3つ

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2009年3月31日 (火)

黒い家

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『黒い家』・・・2007年、韓国映画。 貴志祐介の同名ベストセラーを1999年の森田芳光監督作品に続いて韓国で再映画化した戦慄ホラーです。保険会社の査定員が、ひとつの案件に不審を抱いて保険金を出すことを遅らせたことからサイコパスにつけ狙われ、底なしの恐怖に突き落とされていくさまを描いています。主演は『ユア・マイ・サンシャイン』のファン・ジョンミンです。前半は徐々に迫ってくる怖さがよく出ていて良かったです。ただ相手に個人的な話をしたり相手の家に行って解約を勧めたりなど行動が迂闊すぎて査定員として失格です。さらに後半は命まで狙われることとなり殺し合いになるのですが相手はスレンダーな女性1人に対して主人公はラグビーでもしてそうなくらい体格が良いのに力負けしていて弱すぎます。夜の病院で包丁で切り付けられて襲われて血まみれになってもナースセンターや守衛室に助けも呼ばず叫び声ひとつあげずに静かに行き場の無い屋上に逃げていきます。そして消火器を撒き散らし煙幕をはりますが逆に相手を見失い後ろから襲われたりと行動が間抜けで理解できません。後半の突っ込みどころ満載な間抜けぶりは、すっかり緊張感も無くなくなりホラーじゃなくておバカ映画になってしまいました。基本的にストーリーは同じですが日本版の方が大竹しのぶのエキセントリックな演技の見所があるだけまだマシかな。★★☆☆☆星2つ

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2009年3月30日 (月)

自虐の詩

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『自虐の詩』・・・2007年、日本映画。【日本一泣ける4コマ漫画】とも評される業田良家の伝説的同名コミックを中谷美紀、阿部寛主演で映画化した人情喜劇です。大阪の下町を舞台に、元ヤクザで稼ぎもせずに理不尽な暴力を繰り返すダメ男と、そんな男にひたすら尽くす健気な女が繰り広げる切ない愛の物語を軸に、社会の底辺に生きる個性豊かな登場人物が織りなす人間模様をユーモラスかつ哀愁いっぱいに綴っています。共演は西田敏行、遠藤憲一で監督は『トリック』の堤幸彦です。話題になっていた阿部寛が怒るとちゃぶ台をひっくり返すシーンは確かに見所でした。数回ありますが、少しずつパターンを変えていて何度見ても爆笑でした。ここら辺は堤監督の得意なところでしょう。前半は、奇妙な男女の日常を描いて笑わし、後半は人情話で泣かそうとしています。4コマ漫画のネタ(エピソード)を連続でうまく繋げたような展開でテンポが良いです。全体的には前半のちゃぶ台のインパクトが強すぎて、後半は印象が薄くて失速感がありました。感動シーンも中谷美紀と阿部寛のエピソードじゃなく、中谷美紀と親友の【熊本さん】のエピソードの方が良かったです。主人公2人以外の周りのキャラクターも個性派揃いで楽しかったです。★★★☆☆星3つ

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2009年3月29日 (日)

リアル鬼ごっこ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『リアル鬼ごっこ』・・・2007年、日本映画。若者に絶大な人気を誇る山田悠介の同名ベストセラーをフレッシュな若手キャストで映画化した戦慄のホラー・サスペンス・アクションです。主演は石田卓也、共演に谷村美月、柄本明、吹越満です。ひょんなことからパラレルワールドに迷い込んでしまった主人公の【佐藤翼】が、その世界を仕切っている王様の命令によって【佐藤】姓の人間を次々と捕まえては殺す謎の集団から逃げ延びる決死のサバイバルを描いています。開催期間1週間、佐藤さん限定の捕まったら殺される鬼ごっこです。ありえないストーリーを【パラレルワールド】という、似ているけれど全然違うもう1つの日本を舞台にして展開しております。発想は面白いですが、ルールがいまいち練られていません。結婚して姓を変わった人はどうなる?鬼は武器を持っていますが佐藤さんは逃げるだけ?他の人は何故、助けようとせずに全国の佐藤さん達を見殺しにするの?佐藤さんが捕まる様子をテレビ中継までするありさまです。主人公達は特別な能力があるわけではなく、ただ走って逃げているだけなのに何故か主人公達以外の全国の佐藤さんは1週間でほとんど捕まってしまう情けなさです。原作が子供向けなので、そういう突っ込みは無しで見るべきか。当初は【鬼ごっこ】ですが鬼ごっこ週間が終わった後半は王様と主人公達との喧嘩です。でも王様の正体はただのオヤジなのであっけなく負けて終わりです。主人公がビルから落ちると無限にある別のパラレルワールドに飛ばされるので不死身です。結局、曖昧なルールと、どこまでも都合の良い展開を【パラレルワールド】で何でもありにしてしまっているので全然緊張感がありません。主人公達の演技も酷いもんでした。『バトルロワイヤル』のように最後まで鬼ごっこをすれば良かったのに。★☆☆☆☆星1つ

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2009年3月28日 (土)

ラスト、コーション

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ラスト、コーション』・・・2007年、中国/アメリカ映画。『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督が、一人の女スパイの愛の葛藤を描く官能サスペンスです。日本軍占領下の上海と香港を舞台に、想いを寄せる人のため図らずも抗日運動に身を投じたヒロインが、日本軍と手を組む祖国の裏切り者の男を暗殺すべく、色仕掛けで接近していく中で展開していく男と女のギリギリの心理戦がスリリングに綴られていきます。主演は『インファナル・アフェア』のトニー・レオンと大抜擢となった無名の新人タン・ウェイです。セットや衣装もお金が掛かっており2時間半を超える大作です。香港の大学でカッコいい男性が演劇部にいるということで女友達に誘われ何となく入部、時代的に反日を扱った内容が受けたことから演劇部員達は国民党に利用されていきます。男性達は『祖国の為に!』と鼻息が荒いですが、ヒロインは『好きな人と一緒にいられるから』と目的が違います。トニー・レオン扮する標的の男性に接近する為に愛人になりましたがさまざまなプレイで肉体の快楽を教え込まれたことから目的が揺らいでいきます。話題になった過激な性描写は出し惜しみなのか後半まで出てきません。そしてボカシばかりで時間も少なく期待外れでした。期待した性描写を省いて評価してみると、トニー・レオンが用心深くてなかなか隙を見せないので同じような作戦の繰り返しで時間が長すぎました。でも豪華なセットと俳優陣の演技のおかげで何とか最後まで見られました。心変わりで演劇部員達の末路は可哀想でしたがヒロインは美しかったです。★★☆☆☆2つ

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2009年3月26日 (木)

砂時計

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『砂時計』・・・2008年、日本映画。2007年には昼帯でTVドラマ化もされ好評を博した芦原妃名子原作の同名少女コミックを映画化したラブ・ストーリーです。思春期の切ない初恋とその後の行方を描いています。中高生時代の主人公たちを夏帆と池松壮亮、大人になってからの2人を松下奈緒と井坂俊哉が演じています。島根県の田園風景をふんだんに挿入した中高生時代の日常と恋愛模様を描いた前半は夏帆の演技も素晴らしくまあまあのできでした。オープニングで大人になった松下奈緒が登場し、すぐに回想シーンとして夏帆にバトンタッチし、約半分は中高生時代です。そこから10年の時が流れ現在の松下奈緒の話になりますが、こちらがすごくつまらないです。松下奈緒演じる杏は姿形はすっかり大人になって新しい恋人と婚約までしているのに性格は昔のまんまです。中高生時代ならまだ自分のことしか考えられない幼い恋愛で済まされますが、いい大人がこれでは辛い破局をしてまで生きてきた10年間は何を学んできたのか分かりません。また松下奈緒のパートが弱いと製作側が感じたかどうか分かりませんが後半になっても時折回想シーンを挿んで夏帆がでてきます。それが余計に夏帆と松下奈緒の演技を比べることになり夏帆を引き立ててしまっています。逆に松下奈緒のパートには感情移入できず、いらいらするばかりでした。結局は悲劇の主人公に浸り続ける自己中女に振り回される家族と友人達の10年間の悲劇でした。★★☆☆☆星2つ

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2009年3月25日 (水)

茶々 天涯の貴妃(おんな)

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『茶々 天涯の貴妃(おんな)』・・・2007年、日本映画。織田信長の妹、お市の方の娘、茶々の激動の生涯を、絢爛豪華に描く時代劇ドラマです。主演は元宝塚歌劇団宙組の男役トップスター和央ようかで、これがスクリーン・デビューとなります。共演に寺島しのぶ、富田靖子、織田信長に松方弘樹、豊臣秀吉に渡部篤郎、徳川家康に中村獅童が演じています。私は恥ずかしながら歴史小説もNHK大河ドラマも読んだことも見たこともないので歴史ドラマには疎いです。だからこの映画の中に色々出てくる各エピソードも有名な話がいくつかあると思いますが、事実と違うとか今までのキャラクターや作品と違うとか考えることなく、ほとんど真っ白な気持ちで鑑賞しました。ストーリーはお市の方と、浅井長政との間に生まれた三姉妹、茶々、はつ、小督が天下取り争いの道具にされ翻弄される様を描いています。2時間を越えますが次々とテンポ良く進むので退屈はしませんでした。衣装やセットも豪華で東映京都撮影所の実力が見え素晴らしかったです。ロケ地も京都の何処の場所かな?と考える楽しみもありました。伏見桃山城を塗り替えて撮影したという大坂城も重量感があり、うまくセットと組み合わせた炎上のシーンも迫力がありました。ただいくつかある合戦のシーンは迫力はありますが、いつも馬に乗って突っ込むだけで単調であまり見所がありませんでした。最後はいきなり炎上で大坂冬の陣、夏の陣もありません。世間では問題になっていた和央ようかの宝塚男役口調のセリフ回しは、この映画では【凛とした男勝りの茶々】として描いているので、逆に凄みがあり良しとします。歴史の軽いおさらい程度に楽しめました。★★☆☆☆星2つ

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2009年3月24日 (火)

ライセンス・トゥ・ウェディング

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ライセンス・トゥ・ウェディング』・・・2007年、アメリカ映画。彼女の地元の教会が定める結婚準備講座を受けることになったカップルが、変わり者の牧師が課す奇妙な課題に振り回されるラブ・コメディです。出演は、牧師役にロビン・ウィリアムズ、カップル役にマンディ・ムーアとジョン・クラシンスキーです。監督は『旅するジーンズと16歳の夏』のケン・クワピスです。婚約期間は相手の良いところしか見えずに本音で語り合うこともなかなかないと、牧師は結婚生活の疑似体験のような課題を次々と与えます。ゲームを通して相手や相手の親族に対しての本音を引き出したり、リアルな喧嘩ごっこをしてみたり、中でも爆笑だったのは双子の赤ちゃん人形のお世話です。人形はとてもよくできていて夜泣きや吐いたり、お漏らししたりします。婚約中の2人は毎回大騒ぎで相手に対しての思いやりを失っていきます。2人は無事に結婚式を迎えることができるのでしょうか?ロビン・ウィリアムズは今回は脇役ですが、演技はいつも通りで目立ちまくりで、度を越したおせっかいな牧師役で笑わせてもらいました。最後まで全然捻りもなく予想通りの展開でラブコメの王道ストーリーでした。★★★☆☆星3つ

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2009年3月23日 (月)

ビー・ムービー

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ビー・ムービー』・・・2007年、アメリカ映画。『シュレック』シリーズのドリームワークスが贈るCGアニメーションです。新米の働きバチがハチミツの搾取を食い止めるべく人間界へ飛び出し、大冒険を繰り広げるアドベンチャー・コメディです。アメリカの人気コメディアン、ジェリー・サインフェルドが主人公の声のほか製作と脚本も担当、共演は『シカゴ』のレネー・ゼルウィガーです。虫達は言葉が喋れないのではなく人間と会話をすることが禁止されているということです。人間界に出た主人公のミツバチがそのタブーを破ります。ミツバチの冒険を期待しましたが、内容は人間がハチミツを食べる為に養蜂場で働かされているミツバチの解放を求める裁判が中心です。ミツバチも裁判で証言などをして裁判に勝利します。人間はハチミツを食べるのを禁止されミツバチは仕事から解放されますが、後半はそのことにより生態系のバランスが崩壊する様を描いています。絵は綺麗ですがストーリーは全然面白くないですしキャラクターも可愛くありません。結局ドリームワークス・アニメは『シュレック』だけかな。★★☆☆☆星2つ

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2009年3月22日 (日)

28週後...

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『28週後...』・・・2007年、イギリス/スペイン映画。世界的にスマッシュ・ヒットしたゾンビ・アクション・ホラー『28日後...』の続編です。前作の監督ダニー・ボイルは製作総指揮にまわり、新たに『10億分の1の男』のスペインのフアン・カルロス・フレスナディージョがメガホンをとりました。主演は『フル・モンティ』のロバート・カーライルです。ウイルス感染発生から28週後、事態は沈静化し米軍主導のNATO軍監視の下、復興が始まったばかりのロンドンを再びウイルスの脅威が襲います。前半は感染者が全滅したはずのロンドンで、いかにしてウィルスが再発生するかが見所です。夫婦で隠れていた田舎の廃屋でゾンビに襲われて妻を置き去りにして逃げ去って助かった夫が主人公です。主人公の設定が辛いです。後半は再び爆発的に大量発生したゾンビと米軍の対処が見所です。逃げ惑う住民と追いかけるゾンビの区別が付かないので無差別に殲滅するシーンなどがあります。この作品はテロの鎮圧にイラクへ入った米軍を皮肉に描いているようです。後半は主人公一行がゾンビからと米軍からの逃避行することになります。途中、仲間が次々と犠牲になっていきます。それぞれのアクションシーンは結構ショッキングでした。前作のエンディングは希望がありましたが、今回は絶望的です。でもアメリカ映画と違い悪くはなかったです。次回作は『28ヵ月後...』かな★★★☆☆3つ

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2009年3月20日 (金)

28日後...

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『28日後...』・・・2002年、イギリス映画。 感染すると激しい怒りに満たされ見境なく他の人間を襲うようになる(ゾンビ化する)新種のウィルスが蔓延したロンドンを舞台に、感染を免れた人々の生き残りをかけた戦いを描くSFホラーです。『ザ・ビーチ』の原作者アレックス・ガーランド初のオリジナル脚本を『トレインスポッティング』、そして先日のアカデミー賞で賞を総なめにした『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督が映画化しました。冒頭の住民が国外退去して無人となったロンドンの街並みは衝撃的でした。全編に絶望感が漂う演出や音楽はとても効果的で相変わらず場面を盛り上げます。後半は周りがゾンビだらけに囲まれた屋敷が舞台です。それなのに逃げ延びて生き残った人間同士で屋敷内で争う愚かさは、それまでのゾンビ映画と同じで新鮮さはありませんが、ゾンビが全速力で追いかけてくるのですごく緊張感がありました。爽快感が薄いけれど余韻が残るところはハリウッド映画にはないイギリス映画らしい映画でした。★★★☆☆星3つ

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2009年3月19日 (木)

歓喜の歌

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『歓喜の歌』・・・2007年、日本映画。人気落語家・立川志の輔の同名新作落語を映画化したハートフル音楽コメディです。大晦日の公営文化ホールでママさんコーラスのダブル・ブッキングが発覚したことから巻き起こる一大騒動をユーモラスに綴っています。主演は小林薫、共演に6年ぶりのスクリーン復帰となる安田成美、監督は『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の松岡錠司です。文化ホールの主任とダブルブッキングした両ママさんコーラスとのやりとりで大晦日にどう折り合いをつけるかを描いています、ただそれだけの地味なストーリーです。ストーリーは地味ですがそこに、文化ホールの主任、両ママさんコーラスのリーダー、部員達それぞれの背景を笑いを交えながら描くことで2時間近い時間を飽きることなく繋いでいます。クライマックスの素晴らしい合唱会のシーンは、そこまでに至るそれぞれの苦労がオーバーラップし盛り上がります。この構成『のど自慢』と似ているな~と思ったら同じ映画製作会社【シネカノン】でした。★★★☆☆星3つ

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2009年3月17日 (火)

エクスクロス 魔境伝説

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『エクスクロス 魔境伝説』・・・2007年、日本映画。 第1回<このミステリーがすごい>大賞で“隠し玉”枠に選ばれた上甲宣之の痛快ホラー『そのケータイはXXで』を、『バトル・ロワイアル II~鎮魂歌(レクイエム)~』『スケバン事 コードネーム=麻宮サキ』の深作健太監督で映画化したサスペンス・ホラーです。傷心旅行で人里離れた温泉地を訪れた女子大生が、突如豹変した村人たちに襲われる恐怖を描いています。主演は松下奈緒と鈴木亜美、共演に小沢真珠と中川翔子です。生贄となる女性の切断した左足を供物にする風習がある村が舞台です。全編、夜の山村での追いかけっことバトルの連続です。松下奈緒と鈴木亜美は途中ではぐれてしまい。『松下奈緒が逃げている時、鈴木亜美は・・・』という感じで、時々リンクしながらもそれぞれ別々のストーリーで進んでいきます。次々出てくる追っ手のキャラが立っていて目が離せません。深作健太監督の過去の作品では空回りした演出の駄作ばかりでしたが、今回は色々な演出が奇跡的な相乗効果を生んでマグレ的な面白い作品に仕上がっていました。ハラハラしたり笑ったりオチも最高にずっこけました。★★★☆☆星3つ

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2009年3月13日 (金)

この道は母へとつづく

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『この道は母へとつづく』・・・2005年、ロシア映画。孤児院で育った6歳の少年が実の母を求めて過酷なひとり旅を繰り広げる感動ドラマです。ある出来事を境に実母との再会を希求した末、文字を覚え、ついには孤児院を抜け出し、追っ手をかわしながら母を探す少年の悲壮な旅路を、現代ロシアの社会情勢を背景にリアルなタッチで綴っています。ロシア映画なのでハリウッド映画のような過剰に盛り上げる演出はありません。終始淡々とドキュメンタリー映画のように進んでいきます。文字を覚えて、母親の資料を手に入れ読めるまでにかなりの時間がかかり、旅に出るのは後半になってからです。旅も電車で終点まで行きバスに乗り換えて行くだけなので意外に簡単です。実話をベースにしているので6歳の少年の旅にしてはこんなもんでしょう。『母をたずねて三千里』のような過酷な旅を期待していたら拍子抜けします。最高の見せ場である待望の母親の再会シーンも玄関を開けたところで終わるので、これまたあっさりで泣く映画ではありませんでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年3月11日 (水)

赤ひげ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『赤ひげ』・・・1965年、日本映画。山本周五郎原作の『赤ひげ診療譚』を基に、巨匠・黒澤明監督が三船敏郎、加山雄三主演で映画化したヒューマニズム溢れる人情ドラマです。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描いています。3時間を越える大作で2時間くらいのところで休憩があります。4~5個ある各エピソードは退屈はしません。どれも共通しているのは庶民の貧困です。三船敏郎演じる人情に厚い【赤ひげ先生】の存在感はさすがです。やる気の無い加山雄三演じる若い医者も後半では見違えるように生き生きとしています。白黒作品ならではの陰影を使った演出は見事ですが、古い作品なので音声が聞き取りづらいのと長時間はつらいです。★★★☆☆星3つ

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2009年3月 8日 (日)

サウスバウンド

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『サウスバウンド』・・・2007年、日本映画。人気直木賞作家・奥田英朗の同名痛快家族小説を『家族ゲーム』『間宮兄弟』の森田芳光監督、豊川悦司主演共演に天海祐希で映画化しました。仕事もせず家でゴロゴロしている元過激派の父親の破天荒な言動に振り回される小学生の息子の困惑と、突然家族を引き連れ沖縄の西表島に移住し、そこでもさらなる大騒動を巻き起こす父親の型破りな生き様を描いています。前半は東京編、後半は沖縄編の二部構成になっています。東京編では都会の子供のややこしい人間関係を中心に描き、沖縄編では逆に自由な生活ぶりを描いています。そこそこリアリティーがある前半とリアリティーがあまり無い後半、ジメジメとした灰色の前半と真っ青な後半など対比が鮮明ですが全体的にリアリティーが足りません。そこに破天荒な父親の存在により、『ナンセーンス!』の一言で片付けて納得させられている部分があります。各エピソードは退屈ではありませんが、面白くもありません。最後は両親の国外逃亡で終わりますが残された子供達の生活はどうなるのでしょうか?そんなことを考えるのも『ナンセーンス!』なのでしょう。★★☆☆☆星2つ

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2009年3月 7日 (土)

スーパーサイズ・ミー

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『スーパーサイズ・ミー』・・・2004年、アメリカ映画。マクドナルド(マクド)のメニューだけ(水分含む)を1日3食1ヶ月間食べ続けたら人間の体はどうなるかをユニークかつ危険な形で検証した異色ドキュメンタリーです。監督のモーガン・スパーロック自身が実験台となり、偏食生活が身体にどのような影響を及ぼすのかを身を張って伝えると同時に、ファーストフードや肥満をめぐる社会的背景をも浮き彫りしていきます。まずアメリカのメニューのサイズに驚きます。スーパーサイズのドリンクは1200CCもあり、ダブルクォーターパウンダーてのもあります。20年程前に日本のマクドでもクォーターパウンダーがメニューにありましたがサイズが大きすぎてあまり売れずに廃止になりました。でも最近の【メガ】ブームでクォーターパウンダーが復活し、さらにダブルクォーターパウンダーまで登場するくらい日本人も大食化しています。アメリカコンプレックスが未だに抜けない日本人の生活はアメリカを見習い後を追い続けています。映画は毎日マクドで食べる様子を撮り続けると共に監督兼被験者の内科検診も平行して行っていきます。最初と最後では肝臓や血液の数値が別人のように悪化し全然違うのに驚きます。でも、どんな食事でも偏食をすれば体調を崩すのは当たり前の話で、必ずしも映画が言うようなマクドが悪いとは私は思いません。食べ過ぎなければ良いだけなので、逆に見終わった後にハンバーガーが食べたくなりました。映画で食べるのはほとんどがダブルクォーターパウンダーとポテトとコーラなのでもう少しアメリカのマクドのメニューのバラエティーさも見たかったです。★★★☆☆星3つ

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2009年3月 6日 (金)

ジャスト・マリッジ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ジャスト・マリッジ』・・・2003年、アメリカ映画。アツアツ新婚カップルがハネムーン先のヨーロッパで次々と災難に遭遇、さらに結婚に反対の家族の妨害も加わり破局の危機に陥るラブ・コメディです。出演はアシュトン・カッチャーとブリタニー・マーフィです。貧乏青年とセレブお嬢様が出会って1ヶ月で同棲、9ヶ月で結婚というスピード婚の若者2人のハネムーン珍道中が中心です。やることなすことハチャメチャで若さゆえの行動に爆笑の連続です。だいたい結果は見えていますので最後まで見せるのは演出と主役2人次第です。その点、この作品はどちらも良いです。演出は緩急の差があり笑いのタイミングが絶妙です。主役2人も魅力的でとんでもない展開の連続ですが嫌味がないです。新婚旅行先のロケーションも丁寧に描かれていて綺麗でした。★★★☆☆星3つ

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2009年3月 4日 (水)

ヒトラーの贋札

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ヒトラーの贋札』・・・2007年、ドイツ/オーストリア映画。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツが英米経済の混乱を企図して大量の贋札製造を行った【ベルンハルト作戦】の裏に秘められた実話を、強制的に贋札作りに従事させられたユダヤ系技術者の視点から描いた戦争サスペンス・ドラマです。実際に強制収容所で作戦に関わったユダヤ人生存者アドルフ・ブルガーの自伝『ヒトラーの贋札 悪魔の工房』をベースに、フィクションを織り交ぜスリリングかつドラマティックに綴っています。今までのユダヤ人収容所を扱った作品のように虐殺や酷い扱いを描いたシーンもあります。でもこの作品は、そんなシーンを盛り込みながらもメインはサスペンスです。1つの収容所に集められたユダヤ人の贋札作りのプロ達は壁一枚を隔てた仲間達と違い【結果】を出すことにより毎日生き長らえることができます。ストーリーは次々と敵味方により困難にぶち当たり、ギリギリのところで【死】を回避していく様子を描いています。場所が場所なので常に死と隣り合わせの環境はとてもスリリングでした。時間も、ユダヤ人収容所モノにしては非常に短いので退屈もしませんでした。でもやはり舞台が舞台だけに重いです。★★☆☆☆2つ

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2009年3月 3日 (火)

ターミネーター2/特別編

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ターミネーター2/特別編』・・・1993年、アメリカ映画。世界中で大ヒットを飛ばした『ターミネーター2』(91年)に、最終編集で割愛されたカットを復元した16分長いヴァージョンです。元々のシナリオでは存在していた部分のフォローが大半で、主人公達の行動の意図がより明確になっています。追加されたシーンはだいたいすぐに分かり新鮮に感じました。2時間半を越えますが長さは全然感じません、最後の最後までサービス精神旺盛で見せ場の連続で見終わった後は満腹状態でした。ありとあらゆるアイデアと演出を盛り込み全編様々なアクションシーンの連続で片時も目が離せません。でもあまりにアクションシーン重視の為にドラマ性が少し弱いのが1作目と違います。★★★★☆星4つ

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2009年3月 1日 (日)

全然大丈夫

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『全然大丈夫』・・・2008年、日本映画。大人計画の人気役者・荒川良々を主演に迎え、世間からちょっとズレた大人になりきれない不器用な男女3人の恋の行方を、ユルくて温かなタッチで丁寧に描いた異色コメディ・ドラマです。共演は木村佳乃、岡田義徳です。ホラーが好きで人をむやみに怖がらせることに夢中のオタクな無責任男。彼の幼馴染で八方美人でお人好しのサラリーマン。そこに働きに来た画家志望の手先も生き方もとびきり不器用な女性の3人の日常を描いています。特にストーリーはありません。個性的な3人のズレっぷりの数々をショートコント風にしてエピソードとして繋げているだけです。それぞれのエピソードはいくつか笑わせてもらいました。日常を描いた作品とはこんなものかもしれませんが、色々笑わせてもらって面白かったけれど結局何の話?キャラクターの個性だけで内容はありませんでした。★★☆☆☆星2つ

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2009年2月27日 (金)

40cmの童貞男

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『40cmの童貞男』・・・2006年、アメリカ映画。勝手な邦題はヒット作『40歳の童貞男』とは無関係です。主人公は16歳の少年です。彼には、長く付き合っている彼女がいるもののまだ童貞、ある晩に焦って迫り結局別れる羽目になります。もしもに備えてコンドームを購入したのはいいが、サイズを間違えて超特大サイズを買ってしまっていました。そこから彼が40cmの巨根だという噂が拡がり、思いがけず街中の熟女達にモテはじめます。主人公は中盤で早々と童貞ではなくなりその後はやりまくりです。でもセックスシーンは排除して健全な?青春コメディにしようとしています。結局、貪欲な熟女に嫌気がさし別れ、女性に対して余裕ができた主人公は彼女と元サヤに戻り終わります。ストーリーには見所がないところに、次々出てくる女優は微妙な人ばかりで華がありません。エッチなシーンも爆笑シーンも無いので全く見所無しです。★☆☆☆☆星1つ

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2009年2月26日 (木)

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

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 『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』・・・2007年、アメリカ映画。ニコラス・ケイジ扮するトレジャー・ハンターが新たな謎解きに挑む人気アクション・アドベンチャーのシリーズ第2弾です。歴史学者にして冒険家のベン・ゲイツが、先祖を巻き込んだリンカーン大統領暗殺事件をめぐる真実へ迫っていくさまを豪華キャスト競演で描いています。前作同様に、各観光地に手掛かりがあり、それぞれの場所でライバルと追いかけっこをして、クライマックスは遺跡内での冒険です。今回の舞台はアメリカ観光地だけに留まらずパリ、ロンドンと駆け巡ります。相変わらず次々と出てくる謎解きは、問題が出た途端に主人公は考える間も無く答えを言い始めます。観客としては問題の意味も把握する間もなく答えを提示させられるので謎解きの面白さはありません。この手の映画は何故か観光地に隠された手掛かりを手に入れる為に不法侵入、盗み、誘拐などを駆使する手口と遺跡内に仕掛けられたトラップからの脱出などを深く考えずに楽しむ作品です。そうなると話は単純ですが敵味方無駄に豪華な俳優陣と世界各地の観光地でのロケとお金の掛かった遺跡のセットは見応えがあります。★★★☆☆星3つ

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2009年2月25日 (水)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』・・・2007年、アメリカ映画。おなじみとなったジョニー・デップとティム・バートン監督の名コンビが贈るホラー・ミュージカルです。ブロードウェイの巨匠スティーヴン・ソンドハイムとヒュー・ウィーラーが手掛けたトニー賞受賞の同名舞台の映画化です。無実の罪で投獄させられている間に愛する家族を奪われた理髪師が、名前と容姿を変え復讐に狂奔するさまをミュージカルで描いています。役者が出揃った時点でオチは全部読めてしまいました。見所は19世紀のロンドンの街並み、衣装、そして殺しっぷりです。どれもダークな雰囲気満点です。対称的にミュージカルの楽曲は明るい曲調が多いです。耳にいつまでも残る名曲はありませんが分かりやすいメロディーばかりでした。ダークな雰囲気と明るい音楽のバランスが良かったです。復讐に駆られた主人公は髭をそっている客達の喉をスパッスパッと次々とカミソリで切っていきます。遺体は階下のミートパイ屋さんの食材に使われ大繁盛です。歌を歌いながらなのでグロテスクな場面ですが微妙なバランスがあり、この映画の特長でもあります。ストーリーは復讐に駆られ周りが全く見えなくなった男の救いようがない悲劇でした。テンポもよく次々見せ場があるので2時間近くても長さは感じませんでした。題材がグロいので見る人を選ぶ作品です。★★☆☆☆星2つ

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2009年2月24日 (火)

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』・・・2007年、アメリカ映画。ナタリー・ポートマンとダスティン・ホフマン共演によるファンタジック・コメディです。摩訶不思議なおもちゃ屋のオーナーが突然の引退宣言、若き女性支配人が引き継ぎを任されたことから巻き起こる一大騒動を描いています。おもちゃ屋の中は魔法の力で色々なおもちゃが動き回って子供達と遊んでいます。その風景はとてもカラフルで楽しそうです。オーナーが引退宣言を出した途端におもちゃ達は希望を失い動かなくなり店内も色褪せていきます。ここらへんの表現はハリウッドならではのCGでうまいです。でもストーリーに伏線や説明がなく盛り上がりません。何故急にオーナーは引退宣言を出したのか?何故若き女性支配人を指名したのか?女性支配人は本職の音楽作りに行き詰って希望を失っています。オーナーが亡くなったあと、しばらく落ち込んでいますが何故か急に希望が沸き、何故か魔法が使えるようになり、店が元通りになりハッピーエンドを迎えます。ドラマが盛り上がりそうな伏線みたいなのが張ってありましたが回収もなく展開の説明もないまま勝手に終わります。作り手はドラマは後回しで夢のおもちゃ屋さんの風景を描きたかっただけなのでしょう。★★☆☆☆星2つ

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2009年2月23日 (月)

生きる

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『生きる』・・・1952年、日本映画。癌で余命幾ばくもないと知った初老の男性が、これまでの無意味な人生を悔い、最後に市民のための小公園を建設しようと奔走する姿を描いた黒澤明監督によるヒューマンドラマの傑作です。主演は志村喬です。開始早々に主人公は胃癌と知ります。その後、死の恐怖で今まで皆勤だった市役所勤務を何日も休み、やったことも無かったギャンブル、お酒などに溺れる姿を描いています。それだけで1時間半経過します。残りの約1時間で、生きていた証に何か残そうと思い立った途端、次の場面では主人公のお通夜です。お通夜で用意されたお酒の席に集まった同僚達がそれぞれ故人の思い出話をすることで主人公の最後の数ヶ月を振り返るという演出です。最近の作品に比べると最初の1時間半の堕落した生活ぶり描いた部分が長すぎます。古い作品なのでセリフも聞き取り難いです。ポイントとなる歌も歌詞が聞き取れません。主人公の命を掛けた努力も市役所の体質を変えるまでには至らないオチは古さを感じなくて良かったです。見所は志村喬の素晴らしい演技です。★★☆☆☆星2つ

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2009年2月14日 (土)

ペネロピ

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『ペネロピ』・・・2006年、イギリス/アメリカ映画。先祖を巡る因縁が元で魔女の呪いによって豚の鼻を持って生まれてしまったヒロインの恋と成長をキュートに描いたファンタジー・ラブストーリーです。主演は『モンスター』『ブラック・スネーク・モーン』のクリスティーナ・リッチです。魔女の呪いを解く方法は豚の鼻の彼女を愛する人が現れることです。そして世間に隠されて育てられてきたので家の外のことが全く分かりません。愛する男性探しと初めて家の外で暮らすことによる世間知らずぶりのドタバタぶりが見所です。オチはだいたい読めますがそれまでのプロセスは予測不能で引き付けられました。大爆笑はありませんが終始笑いがありました。ロマンスの部分も男女共に成長する姿が上手く描かれていて爽やかでした。役者陣の演技と監督のセンスが良く予想外に面白かった作品でした。★★★☆☆星3つ

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2009年2月12日 (木)

AVP2 エイリアンズVS.プレデター

自宅鑑賞映画の感想 1本

 『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』・・・2007年、アメリカ映画。進化した究極の2大モンスターが最凶バトルを繰り広げるSFホラー・アクションの続編です。今回はアメリカの片田舎の町を舞台に、プレデターに寄生した新種のエイリアン(プレデリアン)と、エイリアンたちを殲滅すべくニュー・プレデターが、住民も巻き込みながら壮絶な戦いを展開していきます。監督はこれまで多くの大作でVFXを手掛けてきたコリンとグレッグのストラウス兄弟です。ストーリーは町に逃げ込んだエイリアンが住人を片っ端から襲い寄生させてエイリア